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愉しい自転車&生活

[欧州・アフリカ後一時帰国]日記 の記事一覧

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Category: [欧州・アフリカ後一時帰国]日記

Tags: サーリー  ロングホールトラッカー  

Community: テーマ-自転車  ジャンル-趣味・実用

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ロングホールトラッカーお買い物エディション(暫定)


いま、ロングホールトラッカーを日常の足として使いやすくするために、改造している。
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フルパッキングの海外走行向けに組んだ自転車というのは、明らかに普段使いではオーバースペックで重すぎて全然乗る気がしないし、使いやすくもない。ってことでロングホールトラッカーは買い物用として最適化することに。


まずタイヤ。マラソンは耐久性はありますが、あんなもん重すぎて普段使いでは履いてられないので、パナレーサーのハイロードに交換。
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ハイロードを選んだ最大の理由は「安い」ことと「軽い」ことですが、それともう一つブラックの他にオープンサイドがあったのも理由。買い物で市内を走り回るだけで、オフロードも走らないので、高耐久、高性能は必要ない。
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これは前からだけど、Wレバー。しかも今どきフリクション。一長一短ありますが、ワイヤー調整などが全く必要ないので、乗りっぱなしにする車体の場合は僕は楽だと思っている。ワイヤー伸びても関係ないし、8段のスプロケを9段に換えても関係ない。あと、ハンドル周りが非常にスッキリするので、それはWレバーの最大の利点だと思う。
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かご。これは手作りです。ライトの位置は考え中。このままだとかごが邪魔で路面を照らせないので。
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手を入れる穴もつくったけど、普段はかごを固定しているので絶対に使わない。
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段差での荷物飛び出しを防ぐためにネットも完備しております。
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スタンドもやはりあると止める場所を選ばないので便利。
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サドルはブルックスのB67。バネ入りで乗り心地は最高。ただ、後退幅が足りないのでもっとオフセットの大きなシートポストが必要。
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こちらは、でぇこん(大根)袋。別に大根だけでなく、ある程度の太さと長さのものなら何でも入る。普段はワイヤー錠を放り込んでいます。普段使いではオルトリーブバッグより有用。
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以上ですが、まだ完成形ではありません。
まずリアキャリアはシルバーにする。これはもしかしたら自分でロウ付けして作るかもしれない。あとブレーキレバーはオポジットレバーにし、バーテープを巻いて使う予定。そうすればプロムナードバーの持つ場所が少ない点と、トップチューブ長足りないという点をある程度解消できる。それに伴ってブレーキはカンチブレーキにするかもしれない。
クランクやハブ、コンポも、クランクはシングル。リアはワイドにしたい。いま9段だけど、10段で11-40くらいにしてもいいかな。あとホイールもリムが寿命来たらもう少し軽量な組み合わせで組みたい。
そして、ゆくゆくはトレーラーだな。まあそれはトレーラーが必要な生活をすることになったらの話ですが。



やっぱり自転車は面白い。改めてそう思います。
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クランパス


新たにSURLYのKRAMPUS(クランパス)が、マイバイクに加わりました。
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2012年に2013モデルとして登場したクランパスも今年で2017。
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2017モデルでついに大幅モデルチェンジをしましたね。買う前の時点で(フレームを買ったのは結構前)、サーリーのHPで過去モデルとして扱い始めたのでモデルチェンジするんだろうなと思ったら、思った通りしてきた。

もしモデルチェンジがあるなら、間違いなくフレームカラーも変えてくるはずなので、新モデルを待たずに買ってしまった(グリーンが気に入っていたので)。17モデルでは赤になりましたが、あの赤なら絶対にグリーンだなと思うので買っておいて正解だったな。ジオメトリ―が改良されているのと、スルーアクスル化したのはちょっと羨ましいですが、色のが重要。スルーアクスル化に関しては一応やろうと思えば出来るし。

でも、17モデルでダボ穴を増やしたのは無いでしょう。クランパスにはECRという兄弟がいますが、両方とも29×3インチのタイヤをはく自転車だけど、クランパスの生息域はツーリングではなく完全に山。それをツーリング向けにしたのがECR。 ダボ穴沢山でフルキャリアのツーリングにも対応します、というのはECRのやることであって、クランパスのやることではない。要らんものつけやがって、と思った。ECRは元々そういうコンセプトだからついているのが格好良いんだけど、クランパスの場合は無い方がスッキリしていて格好良い。ピュアなレース用ロードバイクに、キャリア取り付け用、ボトルケージ取り付け用の穴があちこちにぼこぼこ開いていたらダサいのと同じ事だと思う。ペーサーとかスチームローラーはボコボコ穴だらけにしてないんだから、クランパスだってそっち側だと思うんだけど。


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太いタイヤを入れるための苦労が分かる。
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ヘッドはゼロスタック。通常のオーバーサイズのヘッドだとワンとベアリングがヘッドチューブの外に位置しますが、ゼロスタックの場合、ベアリングとワンがヘッドチューブ内部に入る。剛性のアップと、ハンドルを低く出来るという利点があります。特に29インチの場合はハンドルが高くなってしまうので重要。
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あと、ゼロスタックが良いのは下ワンを変えれば上下異径のフォークにも対応できるという点。まあ、それで性能が十分に出るのかは分かりませんが。しかも、下ワンとベアリングがヘッドチューブの外にでるのでジオメトリ―が変わるし。



ロングホールトラッカーとトロールはそれほどでもなかったのだけど、このクランパスはネジ穴にまで塗装がモリモリで全くネジが入らなかった。ということで、タップをかける。
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あと、BBも特に左が全く入っていかなかったので、仕方なく高いBB用のタップを買ってタップがけ。ハンドルは無くても問題なかった。タッピングオイルが無かったので、ごま油で代用したらゴマ油臭くなりました。もちろん掃除したけど。
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シェル内部。
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一応、防錆スプレーを吹いて下処理。サーリー的には「やった方がいいぜ」とのこと。特にサーリーは行儀よく使う人ばかりじゃないと思うので(雨でも雪でも泥でも乗るでしょう?)、やっといた方がいいと思います。
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で、実は、とうの昔に組んで乗ってますが、長くなるのでその辺のことはまた今度。



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How to use the Long Haul Trucker


現代自転車旅行界のスタンダード、ロングホールトラッカー。先日、振れとり台製作のための資材を買いにホームセンターへ行きましたが、世界中のサイクル野郎を運んでいるこの自転車は、180㎝程度の木材ごとき、実に簡単に運んでくれます。固定にはキャリアも必要ありません。ヒモで縛るだけです。
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こうして長物を苦も無く運べるのは、古くて新しい永遠のスタンダード、ホリゾンタルフレームだからこそです。
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そして、やたら隙間の空いた後輪とシートチューブの間にはM16のボルトが非常に余裕をもって縛り付けられるのです。長いチェーンステイはこの為だったのか!(違います)
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さらに、曲がりに曲がった異形のハンドル、マルチポジションバーはお買い物袋を沢山ぶら下げるのに最適。ぶらぶらしてハンドリングが悪くなるのはご愛敬。
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低重心でホイールベースが長く、重い荷物も何のそので淡々と一定ペースを刻み続けて走るその様は、まさに動かざること山のごとし(動くけど)。抜群の安定感であなたと資材をホームセンターから自宅まで運んでくれるでしょう。一家に一台。長距離トラック野郎(ロングホールトラッカー)いかがでしょう。





ちなみに・・・




世界は広いのです。
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Photo credit: Alain Delorme


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オフロードツーリングの世界へ


これまで、北米~南米、そしてアフリカとヨーロッパを少し走りましたが、次回、第三次の旅はオフロードを中心に走ろうと思います。

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僕も色々な場所を走ってきましたが、やはりオフロードが面白いなと思った。
何度走ってみても、オフロードから見える風景の方が良いし、オフロード走行の方が楽しい。確かに、舗装路にはない大変さはあるが、それを突破していくのが一つの面白さであるし、なにより見えてくる世界が違う。ウガンダでほとんど同じ場所を舗装、未舗装と走り比べたけど、舗装路の移動はバス移動のようだと思った。見えはしないが、まるでガラス越しに景色を見ているようだと感じた。


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以前、エクアドルの未舗装路を走った時の記事で、未舗装路のデコボコはその土地の風景を感じるために必要な要素だ、というようなことを書いていたのだけど、全くもってその気持ちだ。自分と風景との間に壁がなく、自然とダイレクトに接している感覚、そして、地球をフィールドにしているという感覚と、自分の力で走っているという実感の強さ。これが舗装路にはない(と言ったら言い過ぎかもしれないが、殆どないと感じる)。




ペルーで走った峠の頂上付近からの眺望。もちろんオフロードだった。
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だったらもう舗装路なんか走らないで、完全にオフロードを中心にしたオフロードツーリングにしよう、いや、そうしたいと思ったわけです。



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そして、それに伴って、家財一式を積み込んだ所謂「自転車世界一周」というスタイルのツーリングは、もう僕の中では終了かなと思います。自分の中で最も未知の世界だったアフリカに少ないながらも触れることが出来たことで、今さら世界中満遍なく見たいとも思わなくなった。逆に、これからやってみたいツーリングにとって、大陸横断とか世界一周とかいった目的があると不自由ですらある。



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僕がこれからやりたいのは、オンロードのサイクリングではなくて、最初に述べたようにオフロード。それもツーリングと言うよりはMountain Biking



「Mountain Biking」でグーグルの画像検索かけるとこんなイメージ
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さすがに僕は跳びません(というか跳べません)が、イメージは上のような感じ。走っているフィールドがという意味で。

フルパッキングの冒険ツーリングは、旅ということで言えば、僕は最も旅らしいと思う。しかし、積載量が多すぎて自転車本来の走りの軽快感、操縦感は全くない。自転車のライディングを楽しむための旅行スタイルではなく、背後に大陸の縦断や横断、世界一周という目的をもった走行のため、どうしても「移動」という側面が強く出てくる。

もちろん、それが悪いわけではない。大陸をまたにかけて日々移動を続けるというのはロマンあることだと、今も思う。でも、日々の走行時間は一日の3分の1にも及ぶ。その走っている時間そのものを、もっと面白く充実させたいと僕は思った。移動であることは確かだけど、もっと、スポーツとか、アクティビティ、純粋な楽しみとしての走りを、自転車の持つそういった側面=世界を引き出したい

やはり、僕にとって自転車は趣味なのだろうと思う。自転車旅行をしているからといって、必ずしも自転車が趣味であるとは限らないものですが、僕にとって自転車はやっぱり趣味だ。もはや趣味を超えたような部分もあるけれど、趣味でもある。旅の足としてだけではなく、その部分だってもっと追求したいと思った。自転車の走りそのものを最大限に楽しむ。そしてキャンプしながら走れば、それは必然的に旅になる。そういう感じで走れたらなと思っている。


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てなると、ブログのタイトルが微妙な感じですが、まあ、まだ希望を書いただけで何もしていないので、とりあえずはそのままでいこうと思います。自転車地球一周という限定した感じじゃなくて、もう少し包括的な方が良いかもな。



特に走りたいのはこういう道
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いわゆるシングルトラックというやつ
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シングルトラック走って旅出来たら、そんなもの絶対楽しいでしょう。
道自体の難度も上がるし、補給とかその他色々と、安パイの幹線道路にはないスリルがあってスゲー面白そう。 この走り方の変更によって、自転車や装備があらゆる面で変わってきますが、そういうのはまた改めて書いていく事にします。


プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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