愉しい自転車&生活

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Category: [北米]カナダ

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事件当日詳細(後編) 出発3日目


ついに!パソコンが手に入ったので再開したいと思います。
盗難事件当日のその後です。
ちなみに・・・文章だけです。写真は一切ありません。



とりあえず盗まれた。
もうこれは認めざるを得ない。「どうしよう」という言葉が頭を駆け巡るが
もはや「どうしよう」とも言ってられない。
まずは保険。幸い保険に加入していたので必要書類を確認。
ついでに困ったときの英会話帳的なページもあるので
それを見て宿の親父にしゃべる内容を考えて盗難にあったことを報告。

普段ほとんど聞き取れない英語がこの時ばかりは聞こえる聞こえる。
すげー人間必死になると違うもんだなーと思いながら宿の親父と話していた。
とりあえず保険の申請には警察のレポートが必要になるので
警察署の場所を聞いて、そこを目指す。
どうやら宿からだとメインストリートにある所が一番近いらしい。
こんなことがあったので宿の中も安心できないけど、
自転車で行って、もし自転車も盗まれたら
もうこの旅は終ー了ーになってしまう。
鍵かけて、部屋の中において徒歩で警察署に向かう。

しかし途中曲がるところを間違えて通りを逆走。
30分くらい歩いておかしい、こんな遠いはずないと思って
カフェのお姉さんに道聞いて方向転換。
盗難にあい気持ちに余裕がない上に往復1時間無駄に歩き
ため息しかでないそんな時、
向かいから中学生くらいの白人の女の子が満面の笑みで走ってきて
「ハロ~!!」と言いながらハイタッチを求めてきた。
「そんなきぶんじゃねぇぇぇぇ」かなり思ったけど
ご要望にお応えしてハイタッチ!パチン!

普通の時だったら嬉しくなっちゃう出来事だけど
この時ばかりは嬉しくもない。悲しくも悔しくもない。
そんなことよりオレを警察署に連れて行け、という感じ。
そして警察署のあるあたりに着いたけど、それらしいものが見当たらない。

いやいやいや、どういうことですか。

もう分からないので道行く人に聞きまくるが人によって言うことが違う。
しっかりした格好のしっかりした感じの人を捉まえて
「警察署ってどこですか?」と聞くと
「こっちだよ。案内してあげる」と。
よし!これで行ける!と思って着いたのは、さっきまで何度も通り過ぎていた建物。

「いや・・・これ!?」

普通のでかいアパート的な建物の奥まったところに扉があるけど明らかに誰もいないし。
つぶれてもぬけの殻になったオフィスという感じ。
扉に張り紙が貼ってあって、よく読んでみると

「ここの交番はやってません。
用のある人はキャンビー通りの所まで来てね」



はっはー・・・なるほどー。
ハァ・・・

もうこの日はあきらめて宿に戻る。
宿に戻ると宿の親父が何やら催し物をやるのか準備をしていた。
忙しそうだったけど、こっちも忙しい。心の中が。

「メインロードの警察署しまってたんだけど」

「おお、そうだったのか」

「他の警察署の場所知らない?」

「あー、他のところは遠いよ。(一緒に準備をしている人に向かって)あ!それそこに並べといて!」

「それで、他の警察署の場所どこ?」

「あー、(面倒臭そうに)ちょっと分からないなぁ」


もともと宿の人間が協力してくれるとは思っていなかったし
期待も全くしていなかったけど、この態度は憤りを感じた。
もはやたかが日本人一人が盗難にあったことなどどうでもいい
よくあることだという感じ。
むかついたのでパソコンでキャンビーブリッジを越えてすぐの所に
あるらしいということを調べた。
もういい。幸い日本には両親がいて力になってくれるしスマートフォンはあるから
フリーのWifiとんでる所いけばメールでのやり取りはできる。
現地では頼れる人などいないから一人で何とかするしかない。


もうこの日は疲れたので早々に部屋に戻った。
そして寝る準備をしていたら、同室に泊まっていたベネズエラ人のルイスが戻ってきた。

「やあ、アミーゴ。元気かい?」

言おうかどうか一瞬迷ったんだけど、言うことにした。
ルイスとはそれまであまり多く言葉を交わしていなかったけど
会えば「やぁ、元気かい?」と声をかけてくれ、
「もちろん元気だよ。」というと
「そうかい。それはよかった。アミーゴ、じゃあ、またな」と
決して突っ込んで会話はしなかった(というか英語じゃ無理)けど
その距離感がなんだか心地よかった。


「やあ、アミーゴ。元気かい?」

ルイスに打ち明けた。

「実は今日、カメラとかパソコンとか盗まれちゃったんだよ」

「ええ!?一体どこで?」

どこで、どんな風に、何を、拙い英語でいろいろと説明した。
ひとしきり説明を終えると。

「そんなに悲しまないで」
励ましてくれるルイス。

「今日この部屋を出てったやついたろ?たぶんそいつがやったんだぜ。
居場所調べて、会ったらぶっ飛ばしちゃえ!」

ここで普通に、いやあいつすげーガタイ良いから逆にぶっ飛ばされると返したら

「鉄パイプでも使ってぶっ飛ばせばいいんだよ!」

「それもそうだな(笑)」糞真面目に返事してなんだか申し訳なくなった(笑)

続けてルイスは励ましてくれる。

「盗まれたけど、装備か軽くなったじゃないか!これでガンガンスピード出るぜ!」

「君は賢いから、もう同じことは絶対しないよ。大丈夫。」

この日、彼と今までで一番言葉を交わした。
励ましてくれるのが本当にありがたくて。
なみだ・・・はでないけど、
気持ちは確実に前に向いていくのが分かった。




文章だけですいません。
カメラ全部盗られて、スマホはあるけど
そんな余裕はなかったので、この日の写真は一切ないです。

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comments
 
ソメック
もうガンガン旅満喫してんじゃん!
トラブルは旅に付き物だから、そのトラブルが命に関わることじゃなくて良かったじゃんか!
もう良い出合いしてるし。
先は心配もあるけど、普通に日本に居てもそれは同じ。
楽しみだね♪

また日記読ませてね♪

いってらっしゃい!
 
岡さん
いずれトラブルがおきるのは決まってますからね。
遅いか早いかの違いだと思います。
今回はとても早かった、そしていきなりそこそこ重いトラブル(笑)
でもそのおかげでといったらアレですが
バンクーバーに長く留まったからこその出会いもあったわけですし。
良いも悪いも全部ひっくるめて旅ですね。
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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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