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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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もしいま自転車世界一周にいくならどんな装備にするか 後編


前編で自転車について書いたので、後編は自転車以外の装備について。無駄に細々と書いてもあれなので主要なものだけ書こう思います。


まずはキャンプ道具でテント

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僕が旅行中に使ったテントは四つ。アライのドマドームライト、ヒルバーグのアクト、シックスムーンデザインズのルナソロ。最後にトルコ・ギリシャ旅行の途中で買った安いドームテント。ごくふつうのドーム型からダブルウォールの非自立式、シェルターまで自転車旅行者としては比較的色んな種類のものを使ってきたと思いますが、結局なにがよいのかというと、やっぱりなんだかんだドーム型テントです。ただ、これはサイドバッグに荷物満載のフルパッキングスタイルを想定して書いているので、旅行スタイルが変われば違うものを選びたくなる可能性もありますが、その場合においても基準はドーム型とするのがよいと思います。そこから更に軽量に、コンパクトに、と求めれば他のものが選択肢に入ってくる。

で、そのドーム型を選ぶ上でポイント。まず2ドアであること。ここがクリアできないテントは選外。脱落です。なぜ二つ必要なのか。それはどっちからでも出られて便利とか、両面に前室がつくから便利、という理由ではなく(それはそれで利点ですが)、最大の理由は換気。入り口が一つだと行き止まり状態で空気の入れ替わりが遅いですが、2ドアで空気が右から左へ抜けると瞬く間に入れ替わり、熱のこもりを少なくしてくれる。寒い地域であれば、入り口のメッシュを閉じればよいだけ。あとテントで一番壊れる部分が入り口のチャックですが、入り口が二つある事で片方壊れても、反対側が使えるというのも長期旅行では地味に嬉しいポイント。2ドアにしない理由がないですよね。

あと他にチェックする点はフライシートがあること、ポールがアルミであることなど。よく安いテントだとグラスファイバーのポールを使っていたりしますが、そのクラスのテントは避けるのが無難かと思います。耐久性に不安がある。大きさに関しては、これは完全に好みでしょう。広い方が当然居住性はよいですが、寒い地域では無駄に広いとテント内は寒くなり、逆に暑い地域では熱のこもりが少なくなる。狭ければその逆で、加えてより軽くコンパクトになる。一長一短です。僕は狭くていい派なので、常にソロテントを使ってました。

では具体的にどんなメーカーのものがよいのか。僕が旅を始めた当時であればコスパに優れたモンベルとか、より軽いものとか見た目の格好良さで選ぶなら海外アウトドアメーカーのもので良かったと思いますが、今選ぶなら、高額なアウトドアメーカーのテントは間違いなく選びません。アマゾンなんかで見ると、中国製の安いテントでもかなり質が上がっていて、正直十分満足できるので、1万から2万円くらいの間で探すと思います。

実際3、4人用のテントが欲しくてギアトップというメーカーのテントを買いましたが、まったく問題はないどころか、この値段でこんなによく出来ているのかと思って、もはや山岳メーカーの高いテントを買う気にはなれない。長期の自転車旅行において、テントは凄くハードに使うので、旅行が終わるまで持たないかもしれないし、もったとしてもボロボロになること間違いなしなので、程々の物でよいと思います。







寝袋 これは絶対にダウンです。3シーズンがよい。モンベルのダウンハガ―650だと#5あたりかと思います。寒い地域が多いのであれば#3でいいかもしれない。#3と#5だとかなり体積と重量が違ってくるので、よく検討した方が良いと思いますが、寒さに弱いとか少しでも寒いのが嫌なら迷わず3でしょう。恐らく多くの地域で#5で十分ですが、アンデスの高地や高緯度地域で夏を逃すと厳しいと思います。僕なら多分すごく悩んで、寒いのが嫌だから#3にすると思います。3でも足りない場合は衣類で補うか、それでも足りない場所に行くなら素直にランク上げるのがよいと思います。

マット これはもうサーマレスト一択です。一度もパンクせず未だに使えるので、サーマレストのマットは信用している。僕はプロライトプラスを使っていますが、どうもエアマットの進歩が著しいので、これから選ぶならエアマットもありかもしれない。嵩張ってもよいなら銀マットのようにクルクル巻いて(あるいは折りたたんで)収納するタイプのものもありますが、寝心地的には空気を入れるタイプの方がよいし、断熱性も耐久性もあるので長期ならこっちかなと思います。

ストーブも自分の中ではベストアンサーがあります。MSRウィスパーライトインターナショナルです。SOTOのMUKAストーブも使っている人がいますが、プレヒート不要とかホースの柔軟性が高いとか細かい所で工夫はあるものの、ハッキリってそんなものはどうでもよい部分であって、重要なのは壊れにくいことと、調子が悪くなっても自分で直せるということです。その点で考えれば、ガソリンストーブの分野ではほぼMSR製品の一択でしょう。MSRにはもう一つ、火力調整可能な人気モデルのドラゴンフライがありますが、ウィスパーライトでも火力調整が全くできないわけではないですし、僕は野宿の時にお米炊かないので、ウィスパーライトで十分。
ガスやアルコールなどもありますが、最も手に入り易く、そして安い燃料は間違いなくガソリンです。ただ、日本国内ではガソリンを手に入れる難易度が逆に高い(専用の容器が必要で、フルサービスのスタンドに行かないといけない)ので、日本ではガスがよい。

あとはなんといっても焚火。「旅行」と「旅」。どちらも同じような意味ではあるけれど、この微妙に異なるニュアンスの差。もし旅行ではなく旅をしたいと思うなら、焚火というのは間違いなく旅人のやることだ。単純に楽しいのもありますが、味も変わるので是非。

DSC05957-001.jpg



クッカーは、カナダから使っていて未だにずーーっと愛用しているMSRのアルミのセラミックコーティングクッカー (1.3L)を使います。通常のキャンプで使うのとは比較にならないくらい酷使してるのに未だ使えるというね。ふつうに焚火に突っ込んだりとかしているので汚いですが、壊れる気配はまだない。

大きさ、軽さ、扱いやすさ、僕にっては全てがちょうどよいクッカー



その他の調理器具はナイフとかスプーンとか箸など基本的な物を。まな板はなくてもなんとかなるのでなし。折り畳みの多機能ナイフは便利と言えば便利で、あると地味に使ったりしますが、調理の使い勝手としては専用のナイフのほうがもちろんよくて、多機能ナイフで実際使う機能ってナイフと精々缶切りくらいなので、持っていかない。



次にデジタル機器。カメラはソニーのRX1Rで決まり。α7Ⅲもいいと思いますが、RX1が圧倒的にコンパクトなので扱いやすいし相手にも威圧感を与えないので良い。アフリカの子ども達を撮った写真の中で気にっているものは全てRX1Rで撮っていますし。後継機のmarkⅡは値段高いし無駄にスペック過剰なのでパス。

たださすがに初代RX1Rは古さが否めなくなってきているので、同じ程度の画素数でmarkⅢ作ってくれないかなと思う。上げてもせいぜい3000万画素クラスで、ファインダーは要らないので値段を下げて、レンズと焦点距離はそのまま継続。背面液晶とAF性能の向上とWIFIで画像を転送できたらそれでいいのに。圧倒的な解像度とか要らないので、最も気軽なフルサイズ機として真っ当に進化してほしいと。そう思います。

ちなみに綺麗な写真を撮りたいのであれば、絶対にフルサイズが良いです。逆にこだわりがないなら、もはやカメラ機能が良いスマホで十分。


RX1Rで撮影(エチオピア)
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あとパソコンは詳しくないので適当に安いものを。スマホは旅情を奪うので持っていかない。いつでもどこでも気軽にネットにアクセスできるというのは間違いなくデメリットだと思います。普段は目の前の現実しかないという状況に身を置いて、たまの宿でネットの恩恵を享受する程度がよいバランスだったなと思います。インターネットは確かに全世界に繋がってはいますが、閉じた世界でもあるので、二度とない旅の瞬間。ネットではなく現実の目の前に広がる風景に接続する時間を増やす意味でも、持たない方がいいかなと思う。


衣類は普段着とフリース、ダウン、ウインドブレーカー、雨具あたりがあればオッケー。アウトドアメーカーが出してる高額なものは全く必要ありません。着心地が良ければ何でもよいと思います。常に身につけるものなので一番大事なのは着心地。履物は靴は当然として、サンダルはあった方がよい。ビーチサンダルみないなタイプよりは便所サンダルみたいなタイプの方が良いと思います。

自転車関連の工具については、自分でどこまでやるか(できるか)で変わると思いますが、僕は全部できるので一通りできるくらいの工具は持っていました。本当に最低限であれば、携帯工具(六角とプラスドライバーは必須)とパンク修理セット、空気入れでしょうか。参考までに、僕が旅行中に自分でやっていたメンテは、全体の点検調整と、パンク修理、チェーン交換、BB交換、ハブグリスアップ、ブレーキシュー交換、ホイールの振れとりなどです。交換はしていないですがスプロケットを外す工具、ワイヤーカッターも持っていたので、その辺の交換も可能ではありました。自分でできれば楽ですが、できなくても全く問題なく旅はできるので大丈夫です。

最後にスペアパーツについて。
備えあれば患いなしで、スペアパーツを山ほど持っていけば確かに安心です。が、今の自分なら持っていくのはスペアチューブ一本とブレーキパッド前後分くらいかなと思います。予備のタイヤは基本的には要らない。もし持っていくなら例えばアフリカ縦断のように、質の良いタイヤが手に入りにくい状況が長期的に続くと思われる時に持つかもしれない程度。北米でも南米でも、もちろんヨーロッパでもスペアタイヤは必要ないと思った。基本はブレーキシューとチューブを持っていればよく、走る場所に応じて多少増やしたり、タイヤを持ったりという感じかなと思います。

とまぁ、こんな所でしょうか。まだ書こうと思えば色々書き出せますが、結構持ち物は個人差も大きくでるので、自分が必要だと思うものをとりあえず持っていってみるのが良いと思います。そうして旅を重ねるうちに段々と要らないものが削ぎ落とされていきます。稀に増えていく人もいるみたいですが。


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comments
 
数多くの経験に裏打ちされた含蓄あふれる装備チョイス、参考になります。本ブログの影響でSurlyクロスチェックとディスクトラッカーを購入したものですが、更に廃盤になったTrollも購入してしまいましたw
Re: タイトルなし 
コメントありがとうございます。
なんと!サーリー3台は熱いですね(笑)
しかも廃盤になった方のトロールまで。トロールは乗る楽しさをすごく感じられる自転車で、僕もお気に入りの一台です。

> 数多くの経験に裏打ちされた含蓄あふれる装備チョイス、参考になります。本ブログの影響でSurlyクロスチェックとディスクトラッカーを購入したものですが、更に廃盤になったTrollも購入してしまいましたw
 
後編、ありがとうございます。衣類のフリースやダウンは実際には何をお使いになられましたか?特にダウンジャケット?を持っていかれたというのは意外でした。あと、パック等はやはりオルトリーブ一択でしょうか。
Re: タイトルなし 
もはや、やってるのか辞めたのか分からないような状態なのに(笑)見ていただいてありがとうございます。

フリースはパタゴニアのR2ジャケットを持っていましたが、高いのでユニクロとかワークマンでも十分です。アウトドアメーカーが良ければモンベルは安いですね。

ダウンは走行中は一度も使いませんでしたし、それ以外の時もほとんど使いませんでしたが、標高4000メートルを超えた場所の夜とかに着ることがありました。あとは冬のヨーロッパで寝袋だけで寒いときに中に入れて使ったりですね。

バックなどはそうですね。よほど他に使いたいものがない限り、防水性や耐久性、着脱の簡単さ等を考えてオルトリーブが良いですね。類似品はやめておいたほうがよいと思います。ほぼ完璧な防水性能と大荷物でも耐えられる耐久力が、形を模倣しただけのものに備わっているとは思えませんので。



> 後編、ありがとうございます。衣類のフリースやダウンは実際には何をお使いになられましたか?特にダウンジャケット?を持っていかれたというのは意外でした。あと、パック等はやはりオルトリーブ一択でしょうか。
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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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