fc2ブログ

愉しい自転車&生活

12

Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: ---

Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

Response: Comment 10  Trackback 0

もしいま自転車世界一周にいくならどんな装備にするか 前編


自転車世界旅行を終えて早三年。
そろそろ書かねばならないでしょう。自転車世界旅行経験者が選ぶ厳選装備品という、殆どの旅行修了者が手を出さない宿題。以前、放置状態のブログなのにありがたくリクエストを頂いた(だいぶ時間経ってしまって申し訳ない・・・)ので、いまだに見てるかどうかは分かりませんが、これまで培った経験を全て余すことなく使って書いておきたいと思います。

本題に行く前に、前提として出発前と同じ構想で世界を走るという基準です。超短期間での旅行とか、超軽装備での旅行だと、そもそもの前提が変わってしまい比較が出来ないので、年単位で様々な大陸を走る海外長距離ツーリングに行くなら、という基準で選んでいきます。

ということでまず一番大事な自転車について。僕が選ぶ自転車の条件を結論から先に書くと
1、タイヤが太い
2、ディスクブレーキ
3、クロモリのツーリングバイク

です。

一つずつ見ていきます。まずタイヤが太いについて。20㎏も30㎏も荷物を積むなら、太い方がいいのは自転車旅行なんぞ経験がなくても想像は出来ると思います。問題は太いと言ってもどのくらいなのかということですが、個人的な意見としては1.75以上だと思います。ある程度軽量化してスピードを求めるのであれば1.5程度でもいいと思いますが、さほど速くもならないと思うので、基本は太い方の方が良いと思います。ハッキリ言って多少太くなってタイヤが重くなっても、荷物積んでいたら分かりません。僕は旅行中に26×1.75のマラソンを26×2.0のマラソンプラスツアーに交換しましたが、重さの違いはまっっったく分かりませんでした。それよりも太くなったことによる安定感の向上のほうがハッキリと感じ取れた。

次にディスクブレーキ。もう少しいうと長期旅行であればメカニカルディスクです。もはやリムブレーキにするメリットなど見た目と僅かな軽量化以外にない。制動力、耐候性、耐久性、ブレーキとしての基本性能は殆どすべてディスクが上ですし、リムの選択肢も大幅に広がります(ここもかなり大きなメリット)。最強はもちろん油圧ですが、長期旅行の場合はトラブルも考えてメカディスクが妥当だと思います。メカディスクだと選択肢が少ないですが、無難にシマノか、引きの軽さで言えばBB7が抜群なので、僕ならこの二つのどちらかにします。メカニカルでも対向ピストンのディスクブレーキがありますが、いうてもワイヤー引きなので、そこに拘るなら素直に油圧を使いたい。

3つ目。クロモリのツーリングバイクという点。もうこれはクロモリが最高です。僕は基本シンプルなものが好きなので、細身の無駄がないクロモリフレームが単純に好みなのです。耐久性があり、カーボンと違って流行り廃りがないので陳腐化しません。クロモリは永遠です。アルミは乗り心地の面で好きになれないのと、アルミのクロモリに対する優位性として軽量というのがあげられますが、海外自転車旅行においては軽さは全く正義ではありませんし、そもそも世界旅行に耐えうるアルミフレームというのはかなり重いので、フレーム重量的にはクロモリと大差ないはずです。つまりメリットなし。ただ、気に入った自転車がアルミだった、というのであればそれはそれでいいと思います。最終的にはその自転車に惚れたかどうかです。

以上を考慮して僕がもし、いまから自転車世界一周に行くならどの自転車を選ぶのか。
それはサーリーのブリッジクラブです。

ブリッジクラブ
bridgeclub.jpg
シンプルで美しい。

少し補足しておくと、27.5インチというサイズを選んだのは単純に乗ったことがなくて興味があるというのもありますが、基本的にタイヤは大きいほど走破性が高く、乗り心地もよく、速いです。26と29では圧倒的に推進力が異なります。26は機敏でバイクをコントロールする楽しみがありますが、パッキングした自転車ではどう頑張ってもそういう楽しみ方はできませんから、ホイールサイズが大きいことで得られる走行性能の向上の方が明らかにメリットがあります。がしかし、29は正直言ってデカいです。乗ってる時はいいですが、降りた時、持ち運ぶ時、他の乗り物に載せる時、そのデカさは猛烈に邪魔になってきます。ということで27.5は丁度良いのではないかというわけです。あとは身長などによっても変わってくるでしょう。背が高いなら29インチも十分にありだと思います。

ちなみにタイヤの入手性は全く考える必要はありません。確かに全地域的にもっとも入手できる可能性が高いのは26インチですが、それはどうとでもなるので、そんなことよりも自分に合っているかどうかと走行性能で選ぶべきです。


ということで自転車はブリッジクラブにすると仮定して次に自転車の仕様ですが

ドライブトレインはシマノかスラムの8sでフロントダブルにします。昨今フロントシングルが主流になってきてますが、荷物が少ないならまだしも、フルパッキングで欲しいギアレシオをカバーできるほどではない。またコストと耐久性の面からも8sを使いたいので、フロントダブルの8sがツーリングでの最適解というのが僕の答えです。

ハンドルはライザーバーにバーエンドで。本当に色んなハンドルを使ってきましたが、結局ロングツーリングで絶対に必要なポジションは二つです。手を横にして握るポジションと、縦にして握るポジションです。欲を言えば、より近いポジション、遠いポジションなどもあればいいですが、基本は縦と横があれば十分。

サドルはWTBのピュア。めちゃ良いサドルです。もうサドルはこれ以外使うことはないでしょう(たぶん)。革のような馴染む時間がないし、手入れも要らない。旅に革サドルはロマンがありますが、サドル選びにおいて最も重要なのはロマンでも見た目でもありません。ただ一つ尻にあっているかどうか。それだけです。

タイヤは27.5インチは選択肢が多く悩ましいですが、折角のブリッジクラブなので2.5インチ以上の太めのタイヤを入れるかな。耐久性が欲しい地域を走る場合はちょっと細くなりますがシュワルベのマラソンシリーズを選ぶかもしれない。また選択肢としてはチューブレスレディもありです。足回りの軽量化にもなりますし、ちょっとした穴であればパンク修理が必要なくなる。ただチューブの運用のしやすさも魅力なので考え所ではある。

ブレーキは前述の通り、BB7かシマノのメカディスク。

ペダルはビンディング要らない派なので、デカいフラットペダルで。

こんな所でしょうか。ステムやらシートポストやらヘッドセットやらは安すぎない適当なものを入れればオッケーでしょう。キャリアとバッグは信頼と実績のチューブス&オルトリーブのコンビ。あるいはキャリアはサーリーのナイスラックもあり。特にフロントは上のラック部分に荷物が載るのでチューブスより積載力に優れます。あとはフレームバッグですね。超便利でおすすめ。

小物類では、ライトはUSB充電で500ルーメン程度のもの。スタンドはあったら便利なのは確かだけど無くても何とかなるので無し。泥除けは付けたいですが、タイヤサイズとの兼ね合いもあるのでいいものがあれば。サイクルコンピュータはなし。スマホホルダーも無し。

以上。自転車についてはこんな感じです。キャリアやサイドバッグが超高耐久コンビなことを除けば、いたって普通というか、ハッキリ言ってただの街乗りバイクにしか見えない。つまり街乗りバイクで世界一周はできるということなのか。後編はその他の持ち物について書いていこうと思います。

関連記事
comments
 
過去記事含め楽しく拝見しています。本ブログの影響を受けSurly Cross CheckとDisc Truckerを買いましたが最高ですね。早くこのインチキ・インフォデミックが終わり、旅が再開されることを楽しみにしております。
Re: タイトルなし 
ありがとうございます。サーリーいいですよね。このブログの影響でというのは大変うれしいです。日本のみならず世界中で騙しが行われていますからね。旅は終了しているので再開予定はないですが、もししたら書きます(笑)
ブリッジクラブ? 
こんにちは。有用な情報ありがとうございます。非常にお世話になっています。
以前、ディスクトラッカーの、ホイールベースの長さ・低重心からくる低速安定性を絶賛されていました。よろしければ、その点も含めた、ディスクトラッカー・ブリッジクラブ比較考論をお聞かせください。
Re: ブリッジクラブ? 
コメントありがとうございます。
ブリッジクラブ自体は乗ったことがないので、あくまでも想像の範囲でしか書けませんが、トロールよりはまったりした乗り心地で、ロングホールトラッカーよりは機敏といった所であろうと思います。サーリーはオン、オフの混在するツーリングでの使用を想定していますが、まさにそんな自転車だなという印象です。27.5インチという規格も乗ったことがないため、現状記事に書けるほどのものは持っていませんが、書ければ記事にしたいと思います。
 
以前、DTとTrollについてご教示頂いた者です。
その後、いろいろ調査・検討してようやくTrollに決めて自転車屋に行ったところ、既に廃番…。で、DTを注文しようとしたら、パンデミックで入荷未定…。そこで、何とか入荷出来そうなのが何とBridge Clubとのこと。現在、入荷予定日より2カ月程遅れていますが、そろそろ届きそうで楽しみです。
因みにSurlyと電話で話したところ、Bridge Clubは26インチから700Cまで対応できるような設計になっているとのこと。自分はWTBのToughの27.5のリムとDeore XTのハブを購入済みで、手組みする予定でいます。
ありがとうございます 
ご返答ありがとうございます。
ブリッジクラブなんとなくイメージできました。カタログ見てる限り余り魅力を感じなかったのですが、サーリーの意図がなんとなく理解できました。
ありがとうございました。
 
Ryuichiさん
ブリッジクラブですか!サーリーの自転車は「楽しさ」という点では外れがないと思いますので楽しみですね。

俊樹さん
ブリッジクラブはオンロード、オフロードどちらにも極端に振ってないので、中途半端と言えば中途半端ですからね。しかしそうであるが故に日常からツーリング、ちょっとしたオフロードまで、一台で全部楽しめるのではないかと思います。
 
ブリッヂクラブ届きました~。まずはホイールの手組からですが・・・。ところでチューブレスタイヤに関して、自転車旅行向けの向き不向きなどご意見いただければ幸いです。あと、後編も楽しみにしています。(知識のタダ飯喰わしてもらっているみたいで申し訳ないですが・・・。)
Re: タイトルなし 
おお!届きましたか!楽しみですね!
チューブレスに関しては、チューブレスレディは十分検討する価値があると思います。足回りが軽くなりますし、多少の穴はシーラントでふさがるので、それほど耐パンク性の高くないタイヤでも使いやすくなると思います。
ただ運用の面で、パンクした時に手動ポンプではビートが上がらない恐れがあるので、何だかんだ扱いやすいのはチューブドでしょう。走行面だけ考えるならチューブレスですが、運用面も考えるとチューブ式が扱いやすいので悩みどころですね。とりあえずリムに関してはどっちでも使えるようにチューブレスレディ対応にしておくのがよいと思います。
 
早速のご教示ありがとうございます。とりあえず旅行に出る具体的な予定が立つまでは、チューブレスで行ってみようかと思っています。WTB、シュワルベ、パナレーサーから選ぶことになると思いますが、タイヤは規格が乱立していてなかなか大変・・・ETRTOに従えば間違いないんだろうとか思いながら勉強中です。ホイールに関して、WTBのリムとXTの6孔ハブは1ヵ月以上前に届いているのですが、日本の家族からアメリカに送ってもらった星のスポークがまだ届かず、進められない状態です。おとなしくDTかSapimにしておけばよかったものの、海外生活が長いと無駄に望郷心が出てしまい、星を頼んでしまいました・・・。他にもタンゲのヘッドセットも。送料とか考えたら、こっちでクリスキング買っとけよって話なのですが。
leave a comment





プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

カテゴリ
検索フォーム
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ


1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
05, 2024 < >
Archive   RSS