愉しい自転車&生活

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Category: [その他]雑記

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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数字に一喜一憂してないか


最近はもっぱらクランパス。
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「JUST RIDE(ジャストライド)」という自転車の本があるのをご存知でしょうか。著者はリヴェンデール(Rivendell)という非競技系自転車メーカーのオーナーであるグラント・ピーターセンという人。僕も本の存在自体は知っていて興味はあったけど、英語だったので到底読む気にはなれず、日本語版でないかな~と思いつつそのままだったら、先日その日本語訳を書店で発見。これは!と思い早速立ち読みをした(立ち読みだけで買わないというね)。

立ち読みだったので斜め読みしかしてませんが、一つ、本の中で「マイルを数えるな」という章があった。ざっくりと言えば、走行距離なんか計ってないで、もっとモチベーションとなるもの、「標高」や「自転車に乗った日」などを数えたらどうか、といった内容。

ちょっと野球の話になりますが、イチローはずっとシーズン200安打にはこだわっていましたが、イチローが打率よりも安打数にこだわったわけは、数字が増減してしまう「打率」ではなくて、一本一本の積み重ねで減ることがない「安打数」を意識すれば、数字に一喜一憂することがないからだった。

打率とは自転車で言うならスピードや距離だと思う(最近ならパワーも?)。
自転車にメーターを付けたことのある人なら、頑張っているのに全然スピードが出ていない、という時の苛立ちは一度くらい経験があるかもしれない。速度や距離によって自身のライドを評価するというのは、当たり前のようにやられるけど、長く、速く乗れたら嬉しいし楽しいかもしれないが、もしそうではなかった場合は?満足できるほどの距離や速さは、毎度毎度簡単に出せるものだろうか?

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僕は、数字というのは楽しく乗った結果に過ぎないし、そうであるべきだと思う。数字によって満足を得るということは、逆に、数字によって不満足も得るということである。僕がスピードメーターを外して、その方が気分が良いと感じた訳はそこにある。

自分の身体と自転車とのやりとりや、流れる風景、刻一刻と変化する状況にこそ自転車ライドの本当の楽しみがあるのであり、目的は楽しんで乗ることであって、数字はその結果に過ぎないのだ。それを主客転倒、逆立ちして数字を先立てれば、「つまらない」とか「退屈」、「辛い」と感じる時間が必ずできる。競争好き、機材好き、流行好きではなく、本当の「自転車好き」ならば、本当に乗りたくて、乗る前はワクワクしている、という気持ちでいつも自転車に跨っているはずだと思う。

簡単に言うと、数字を計ることに問題があるというより、それによって楽しい自転車ライドにケチがついたり(つけるのは自分だが)、興をそがれることに問題があるのだ。

最初のジャストライドの話に戻るけど、だったらどうせ計るならモチベーションになるようなものを計ったら、というグラントさんの提案は本当そうだなと思う。「自転車に乗った日」は良いよなと思う。まあ、僕は面倒くさいから数えませんが。でも「標高」は楽しい。自分の経験から言ってもこれはおススメ。まあ僕は関東平野に住んでるから計りませんが。

じゃあ、何を計るか?う~ん、結局面倒くさいから何も計らない笑(誰か良い案あったら教えてください)。 でも、それでも十分面白いのです。一生懸命数字と睨めっこしている皆さん、一度、数字から離れてみませんか。余計な「情報」を排除して、自分と自転車、二人だけで出かけてみると、また新鮮な楽しみが感じられるのではないかと思います。


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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