愉しい自転車&生活

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Category: [アフリカ]ウガンダ

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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混沌のカンパラ


カンパラは混沌だった。
エジプトに戻ったのかと錯覚するほどの人間の数とエネルギー。車の多さ、排気ガス。とりわけ人が多い通りは毎日がお祭り騒ぎだった。
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オールドタクシーパーク
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カンパラで驚いたのはストリートチルドレンの多さと、その幼さだった。これまでも東アフリカの都市部には少なからずそういう子どもがいたが、カンパラは多すぎる。そして何であんなに幼いんだ。路上にいる子ども達を見ていて複雑だった。

近代的なショッピングモールのカフェのテラス席には、一杯、何百円もするコーヒーを飲んでいる人間が白人黒人問わず大勢いたが、そこから数十メートル歩いた路上には、一本がコーヒーの価格の1割にも遥かに満たない価格のバナナを売る子どもがいた。その子は、いたずらっぽく笑いながら僕にバナナをすすめてきた。複雑だった。すぐそこにある彼我の差を見て、この子らは何を感じているのか、と思った。 その子らは珍しいほうで、大抵は売るものもなく物乞いをするだけの子どもたちだった。身なりの綺麗な人間が、自分たちに見向きもせずに歩き去っていくのを、その子たちはどう感じていたのか。 眩暈がしそうなほどの、あまりにも強いコントラストに、同情や憤りや怒りなどの感情が噴き出して震えたが、そういう自分も日本という経済的勝ち組の国に生まれ住んでいる、カフェでコーヒーを飲む側の人間でもあった。


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何度かアフリカでは経験した。どんなに貧乏旅行ですと言っても、日本にだって問題はあると言っても、こちらとあちらの間に横たわる格差は、こちらの言い分全てを言い訳に変えるほど有無を言わさぬ重さだった。

このどうしようもない人間社会の理不尽さは自分がどうこうして解決できる問題ではないけれど、同じ地球上で何が起きているのか、いまの自分の生活がどういうことの上に成り立っているのかを、少なくとも知っておく必要があると思う。


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面白い形のシートポスト。こちらで乗られている実用車はシートアングルが寝ているので、サドルを前に出さなければ適性ポジションが出ないことがあるから、こういう風にしていると思われる。
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飲みかけのコーラを「くれ」と言われ、あげて一杯飲んだ時の顔。
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空港はカンパラから30㎞か40㎞くらい離れた場所にあるエンテベにあるので、前々日にエンテベに移動。エンテベバックパッカーズというキャンプが出来る場所に宿泊。
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そして、エンテベからトルコのイスタンブール経由で成田へと戻ったのでした。
今回初めてトルコ航空を使ったけど、自転車もタダだし、手続きもスムーズで素晴らしかった。

一時帰国は2度目だし、今回は1年もたっていないので特に感慨もなく、普通に海外旅行から帰ってくるようなものだった。というか、帰ってくるというより、スペインからカイロに飛ぶ、とかそういった感じに近かった。母国というより、数ある国の一つに行くような感じだった。

日本に戻って、反芻して、そしてもう一度白紙に戻して考え直す。回数を重ねることで、色々と分かったり、逆に自分が分かっていないことが分かったり。僕の自転車道の探求は、いま、また新たに始まっていく。って感じで一旦アフリカの日記は終わり。

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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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