愉しい自転車&生活

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Category: [欧州]ドイツ

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ケルン


ボンからケルンまでは30㎞程度だったと思うけど、相変わらず追い風で楽な道。
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ドイツは街路樹がとても良い。ドイツのこの感じに比べると、オランダ、イギリスはイマイチ。
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ケルンは掘れば古代ローマの遺跡が出てくるほど古い歴史をもつ街。空前の大帝国を築いた古代ローマ人だが、彼らの北方への侵略はライン川に阻まれライン川左岸までに留まった。その時に左岸に出来たローマ人のコロニア(植民都市)がそのまま街の名前となりKöln(ケルン)と呼ばれるようになった。だからケルン左岸はローマに起源をもつ街で、ゆえに遺跡も出てくる。

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これは写真のAxelさんに教わったケルンの名前の由来。
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歴史解説をさせ、街案内をさせた上に、さらにはソーセージとビール、ポテトまで奢らせるという、本来こちらがお金を払ってしてもらうようなことを、タダ、というかむしろアクセルさんからしたら赤字だけど、やらせてしまったわけである。しかも野宿できる場所まで教えていただいた。そして振り返ればドイツでビールを飲んだのはこれが唯一だった。ケルンでしか飲めないビールだったのだけど、あれは良いビールですよ。良い味。といってもアルコールがあまり好みでない僕が飲んでの感想ですが。

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アクセルさんからは色々な話を聞いたけど、ケルンの人々はドイツの他の地域よりも、オープンな性格なんだそう。確かに、街の賑わいにはそれまでにない活気があり、ドイツの他の街とは少々異なる。古くはローマ時代に遡るのでラテン系の気質が少し入るのだろう。ちなみに同じケルンでもライン左岸と右岸で違うらしい。左、つまりローマが征服したほうのがオープンらしいが、さすがにそこまでは分からん。少し滞在しないと見えてこないと思う。

あと左側、右側通行のことでイギリスが話題になったので、ちょいと理由を聞いてみた。なんでイギリスは左で、ユーロも使わず、インチ、マイルを使うのかと。僕もこうだろうという答えは持っていたけど、ヨーロッパ人がどう捉えているのかを聞きたかった。
で、理由としては、まず「島国」であること。それと、かつて7つの海を制し世界の覇者となったから未だに「我々がチャンピオンだ」と思ってるんだろう、とのことだった。僕もその見解に同意。そしてこれは後にイギリスに入って確信に変わる。

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あとは、原発について、一番大事なものはネイチャーだということなど話してくれたが、環境に対するドイツの高い意識、おそらくこれが一般的なドイツ人の意識なのだろうと感じながら聞いていた。
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そして、それが確実に現実の社会に反映されるところがドイツ人の勤勉たるゆえんだな。
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話は変わりますが、これはかの有名なケルン大聖堂。
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ドイツ中盤からだけど、はっきり言って教会には飽きてきていた。いまフランスだが、教会などもはやどうでもよいと感じているので写真も撮っていない。パリのノートルダムも近くを通って、「ノートルダムみたいな教会があるな」と思っていたら、ノートルダムそのものだったというくらい関心が無くなってしまった。ただノートルダムだけを撮っても「パリ」が写ると思えないし。

一応ケルン大聖堂の時はまだ少し見る気があった。でも、確かに相当デカく、迫力はあるが、よいとは思わなかった。惹きつけられるような魅力はない。
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まだキリスト教社会とはいえ、ヨーロッパも宗教が世俗化して、若い世代になるほど関心も薄くなっている。こうした大きな教会は信仰の場ではなく、まるっきり観光資源である。現代の街並み、今を生きる人々の暮らしと、ゴツイ教会を見比べると、もはや時代遅れの建造物としか思えず、キリスト教の世界観も受け入れがたい僕にとっては「もう分かったから十分」だ。
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教会ではなく、ツウィッカウのマーケットのように、普通の街中で見えるようなドイツこそ面白いし、アクセルさんとの出会いのように、今を生きるドイツ人を見る方がよほどリアルにドイツを感じる。神は死んだとニーチェは言ったが、本当にそうなってきているのだと思う。
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ただ、ドイツはまだ教会の存在感が強い国の一つであると思う。逆に次のオランダは教会がもはや無いと思ってしまうくらい影が薄いのだけど、この話はオランダ編になってから。いよいよドイツも佳境。


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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