愉しい自転車&生活

27

Category: [第二次・欧州アフリカ持ち物]自転車

Tags: ---

Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

Response: Comment 0  Trackback 0

キャリア tubus ロゴ


アメリカ大陸縦断前にもまとめた旅の装備一覧ですが、次の旅で使う装備に関しては、「後半戦の装備」として新たなカテゴリーをつくったので全てゼロから書こうと思います。

キャリアは前半に引き続き、tubus(チューブス)でいく。

DSC00492.jpg

まず、キャリアは性質的に大きく2つに分けられる、と僕は考えています。
一つは「荷台」としてのキャリア。そしてもう一つはサイドバッグを装着するための「骨組み」としてのキャリア。チューブスは明らかに後者。

荷台としてのキャリアというのはママチャリのがまさにそれ。
横にバッグを下げるのではなく、キャリアの上に荷物をのせて使うためのものなので、当然荷台部分の幅が広くとられている。サイドバッグを付けると車体の幅が広くなり、まち乗りなどでは邪魔くさいから、ママチャリの場合はそれで正解だろうと思う(前カゴも付いているし)。ただ旅行だと、とてもじゃないが積載力が足りないのでサイドバッグは前提となる。


チューブスのキャリアは「サイドバッグをとりつけるためのキャリア」と言うとリアの場合は少し語弊があるかもしれないが、しかし明らかにバッグを付けた時の安定性の高さに比重をおいた設計だというのは、その形状が物語っている。後ろから見るとよく分かるが、形状が「ハの字」になっていて、荷台部分が狭くなっている。それによって重心が車体の中央に寄り、安定した走りになる。当然、比較するキャリアにもよるけど、チューブスより数センチ広いキャリアなどザラにあり、自転車のジオメトリーがミリ単位、サドルの調整などもミリ単位、ステムなども1センチ刻みで調整することを考えれば、その数センチはかなり大きい数字だと分かる。

また、サイドバッグのフックを掛ける位置も低くとられているため重心も低くなり、これも安定性に繋がる。重いものはなるべく中心に、そして低く、というのは当たり前の事だけど、世にあるキャリアが必ずしもそうはなっていないのは、荷台としてのキャリアを考えているのか、それともサイドバッグを付けるためのキャリアとして考えているのかの違い、またそのどちらに比重があるかの違い、これらの要素が大きく関係あると思う。もちろんそれだけじゃないが。


それと、もう一点。上に向かって狭くなっていくという事はそのぶん剛性も上がるということだ。

こういう形と
| ̄| 

こういう形
/\

左右に揺らした時に三角形に近いほど剛性が高いのは明らかである。重心、剛性、パニアの掛けやすさ、破断しにくい構造、色々考えて作っているのは確かだろうが、こうした設計が果たしてどこまで計算づくなのだろうか。興味はあるが、消費者には永遠に分からないことで考えるだけ無駄だけど。で、この剛性も安定性に寄与するのは言うまでもないことで、特に耐荷重40kgを謳うtubusはその辺のキャリアと比べ物にならないくらい堅い。 これは実物を装着してちょっと抉ってみたりするとよく分かる。ママチャリのキャリアなどフニャフニャだからね。


で、今度はフロントキャリアの方に目を転じてみる。

チューブスのフロントキャリア
50c95dab8aa40.jpg

このようにチューブスの場合、まさにバッグを付ける、ただそれだけの為のキャリアになっている。ここに「キャリア」をどのようなパーツとして見ているのかがよく表れているように思う。逆にサーリーのキャリアは、荷台にもそれなりに荷物を積むことを考えているキャリアだけれど、その分、形状や構造としてはチューブスよりも安定性に劣る。実際に比べるとキャリアの剛性感などには結構な開きがあるのだが、それも比べたらの話で、そんなものは乗ってる内に慣れる範囲であり、そんなこまけぇこと気にすんな!!荷物がいっぱい積める方が良いだろ!というアメリカ人らしい単純な発想が垣間見えるような気がしないでもない。


DSC00494.jpg


折り紙つきの性能を誇るチューブスだけど、値段が高いと言われれいる。確かに高い。でも絶対的な値段は高いのだが、実力からしたら僕はむしろ安いと思っている。アメリカ大陸縦断で27000㎞走って一切のトラブルが無かった。数十キロの荷物を積んで、かつオフロードも走っていたにも関わらずだ。チューブスが破断したという話は聞いたことがないのだけど、普通に使用するなかで壊れた人はいるのだろうか。通常使用であれば一生使えるレベルの耐久性じゃなかろうか。それほどハイクオリティの逸品だと考えれば安いものじゃないかと思う。

とは言っても、本当にちょい乗り程度でしか使わない人にとってはオーバースペックも甚だしく、人生を3周位しないと元がとれそうにないので、高いには違いないのだけど。 あとデザインがいかにもドイツというか、ちょっとお堅い感じであまり愛想がないように思う。

しかし考えてもみればチューブスというのはキャリア一筋で作っている一途なメーカーなんだよな。片手間でキャリア"も"作っているメーカーとは製品にかける情熱と労力が違うのは考えるまでもないことだ。他に売るものが何もないのだから、キャリアで認められる以外に道はない。専売特許で負けるわけにはいかないじゃないか。半端なものを作らないのではなく、作れない。耐荷重40㎏を公称するキャリアなんて普通は作らないが、作ってしまうのはそういう事じゃないだろうか。保証期間も30年だったっけ? その圧倒的な自信。それを裏付けるものがあるんだろうなあ。凄いんだが、ドイツのちょっと怖い所でもある気がする。やるときゃ徹底してやっちまうという感じね。

というわけで、選ぶも何もこれしかないという感じなので、キャリアは引き続きtubusのロゴでいきます。
関連記事
comments
leave a comment





プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

カテゴリ
検索フォーム
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ


1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
05, 2017 < >
Archive   RSS