愉しい自転車&生活

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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旅には革サドル


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自転車の世界旅行というと、革サドルを使う人も多い。
逆に通常の趣味としての自転車だと、革サドルを選ぶ人はかなり少ない。手入れが必要だし雨にも弱く、ロードバイクを中心に現代的なデザインの自転車が流行ってる今、革を選べる自転車に乗っている人が少ないのだろうと思う。なにより重いし。

僕はほとんど見た目で革サドルを選んだのだけど、実際使ってみて思った。
革サドルの一番の利点は「探さなくてもいい」ということだった。

自転車乗りの世界には「サドル探しの旅」というものがある。
自分のお尻にジャストフィットする理想の相手を求め、数多のサドルに手を出し、こいつじゃない、こいつでもない、と乗り換えてゆく途方もない旅だ。なんだか世界一周より大変そうだ。お金もかかる。それが革であれば、時間はかかっても最終的には自分専用のサドルに仕上がるのだから、探す必要は全くなくなる。その代わり、大事に扱ってやらねばならないけど。

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幾多のサドルメーカーが、様々なモデルを販売し、またそれぞれ説得力があるような無いような理論を展開して「こんな人にはこんなサドル」という提案をしている。最新の技術や研究、素材、プロの誰それが使っている、このサドルを使うレーサーが金メダルをとった等々・・・。売るのも大変なら、買うのも大変だ。

そんな中、最新からは程遠い位置にいる革サドル。
僕がサーリーにつけたブルックスなんかは19世紀から革サドルを作り続けている。革サドルというと「古き良き」とか「ノスタルジー」とか「骨董的なもの」みたいなイメージもあるかもしれない。でも、実際に使ってみて、決してそんな懐古趣味的な物ではないと思った。耐久性に優れ、使えば使うほど使用者のお尻に馴染んでゆく。最大公約数的な「自分に合う」じゃなく、完全にフィットしてしまう。確かに趣味性は高いパーツかもしれないけど、同時に実用的でもある。自転車を日常の足として、生活の道具として大切に使うなら革サドルというのはとても良い選択だと思う(足でも安物のママチャリで良いと思うなら革は選ぶべきではないけど。まあそういう人はそもそも革など眼中にないだろうけど)。


1年9ヶ月で大分形がついた。
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こちらは出発前のサドル
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この旅で、僕の中での自転車の位置づけは確実に変わった。
僕にとって軽さや剛性などは、もはやどうでもいい事だ。だからカーボンの自転車も最新機材も、もう興味がない。「最新」を追いかけると、どんどん情報が変わり、流行が変わり、モデルチェンジが繰り返され、新製品が出る。きりがない世界だ。その世界を追いかければ、お金も時間も欲も沢山必要になる。プロが使うような高級機材は普段使いには向かない。日常生活の中で使えない自転車は必要ない。




これからの時代に必要なのはネギが積める自転車だ。
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っていうのは半分冗談。でも半分は本気。
最後話がそれたけど、
末永く使いたいなら革サドルは大変良いものでございます。


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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