12 2013
ポトシが呼んでいる 出発520日目
2013年11月29日
昨日の野営地。幹線から500mほど離れた場所です。
ボリビアは町以外の場所は基本何もないので野宿が最高にしやすい。
この先の進路だけれど、このまま南下していくとワリという町があり、そこから進路を西にとるとウユニ塩湖へと通ずる。ワリからそのまま南下するとウユニの町に行く。もちろん先に町に行ってからでも塩湖に行けるけど、順番的には塩湖から町の方が素直でしょう。
ただ、昨日の夜、というか昨日の走行中からずっと考えていたんだけど、まだウユニ塩湖行きたくない。ウユニが終われば、後は宝石の道を残すのみになり、あっという間にボリビアが終わってしまう。ボリビアの次はチリに入る。それはつまり南アメリカに住むネイティブの人達の文化圏から抜けるということを意味する。鮮やかな民族衣装とアンデスの山並みのコントラストがもう見れなくなるという事でもある。
出そうになると出たくなくなる。終わりそうになると終わりなくなくなる。無くしてはじめて大切なものに気付く、みたなね。そういう事ってよくありますよね。
というわけでポトシへ行くことにした。
ポトシであれば、片道200km。スクレの半分。まぁアップダウンはあるだろうけど、舗装だと思われるし、ペルーほど厳しくはないだろうから2日あれば行けるはず。
20kmほど走って、遠くに見えたのがチャジェパタの町。あそこにポトシへと向かう道への分岐がある。
分岐を曲がると緩い上りと平坦の繰り返し。
腹減ったので補給。これはオルロで買ったクッキーなんだけど、一口食ってビックリした。美味すぎ。マンテキージャ味というのが何か分からなかったけど、よく見たら英語でバターって書いてあったわ。こんなに美味いなら5個くらい買っておくんだった。
先に書いておくと、この日の写真は道の写真ばっかりです。
と書きつつリャマ。もう珍しくは思わないけど一応撮るよね。
竜巻発生してる。
というわけでここから道の写真。
撮りたくなる気持ち、分かってもらえますでしょうか。
昔の地球もこんな感じだったんじゃないかな、と思いながら走ってました。
ところで、この区間、度々道路脇に石が積み上げられていたんだけど、ついに黄色く着色されたものも発見した。キモいんですけど。というかこんな事するヒマあるなら普通に標識立てれば良いじゃんとか思うんだけど、もしかしたら標識を買うお金もないのかもしれない、と思って黙っていることにした。
カーブ曲がったら向こう側にも沢山あるし。なに。一体なに。
凄い風景なんだけど、それが伝わるだけの写真を撮れていない。自転車旅やったことある人なら分かると思うけど、走る事と写真撮影の両立って結構難しいものがある。どっちかを本気になれば、どっちかはないがしろになる。2つの事を同時に本気には出来ない。
分岐から100km弱の町で補給。100km走ってようやくまともな補給地点。
ボリビアがいかに田舎かってのが分かる。
ここまででポトシまであと105km。走行距離は115km。これまで走った感じだと100kmくらいなら明日走りきれるだろうけど、2日の行程だったら初日に頑張って2日目に楽をしたい。楽をするために今日頑張り、今日頑張れば明日楽になり、今日楽をすれば明日キツくなる。楽しないことが楽に繋がるというのが何か面白い。
ってことで明日のために先へ進む。
下りになった。
そして上りになった。もとより平地があるとは思ってなかったけど、あらためてアップダウンが鬱陶しい事をここに宣言したい。
上りきったと思ったらまた上り。もう、ドちくしょうですわ。
上りきった!という事は、つまりまた上るということでもあります。
下ってら。そして上ってら。
ここから赤茶けた大地へと世界が一変した。地層が剝きだし。
夕暮れの赤と相まって一層赤く見える。
下って、上って
夕焼けの写真撮って
適当な所で野宿。
一応ポトシまであと80kmという所まで削った。
これで明日は幾分楽になった。はず。
昨日の野営地。幹線から500mほど離れた場所です。
ボリビアは町以外の場所は基本何もないので野宿が最高にしやすい。
この先の進路だけれど、このまま南下していくとワリという町があり、そこから進路を西にとるとウユニ塩湖へと通ずる。ワリからそのまま南下するとウユニの町に行く。もちろん先に町に行ってからでも塩湖に行けるけど、順番的には塩湖から町の方が素直でしょう。
ただ、昨日の夜、というか昨日の走行中からずっと考えていたんだけど、まだウユニ塩湖行きたくない。ウユニが終われば、後は宝石の道を残すのみになり、あっという間にボリビアが終わってしまう。ボリビアの次はチリに入る。それはつまり南アメリカに住むネイティブの人達の文化圏から抜けるということを意味する。鮮やかな民族衣装とアンデスの山並みのコントラストがもう見れなくなるという事でもある。
出そうになると出たくなくなる。終わりそうになると終わりなくなくなる。無くしてはじめて大切なものに気付く、みたなね。そういう事ってよくありますよね。
というわけでポトシへ行くことにした。
ポトシであれば、片道200km。スクレの半分。まぁアップダウンはあるだろうけど、舗装だと思われるし、ペルーほど厳しくはないだろうから2日あれば行けるはず。
20kmほど走って、遠くに見えたのがチャジェパタの町。あそこにポトシへと向かう道への分岐がある。
分岐を曲がると緩い上りと平坦の繰り返し。
腹減ったので補給。これはオルロで買ったクッキーなんだけど、一口食ってビックリした。美味すぎ。マンテキージャ味というのが何か分からなかったけど、よく見たら英語でバターって書いてあったわ。こんなに美味いなら5個くらい買っておくんだった。
先に書いておくと、この日の写真は道の写真ばっかりです。
と書きつつリャマ。もう珍しくは思わないけど一応撮るよね。
竜巻発生してる。
というわけでここから道の写真。
撮りたくなる気持ち、分かってもらえますでしょうか。
昔の地球もこんな感じだったんじゃないかな、と思いながら走ってました。
ところで、この区間、度々道路脇に石が積み上げられていたんだけど、ついに黄色く着色されたものも発見した。キモいんですけど。というかこんな事するヒマあるなら普通に標識立てれば良いじゃんとか思うんだけど、もしかしたら標識を買うお金もないのかもしれない、と思って黙っていることにした。
カーブ曲がったら向こう側にも沢山あるし。なに。一体なに。
凄い風景なんだけど、それが伝わるだけの写真を撮れていない。自転車旅やったことある人なら分かると思うけど、走る事と写真撮影の両立って結構難しいものがある。どっちかを本気になれば、どっちかはないがしろになる。2つの事を同時に本気には出来ない。
分岐から100km弱の町で補給。100km走ってようやくまともな補給地点。
ボリビアがいかに田舎かってのが分かる。
ここまででポトシまであと105km。走行距離は115km。これまで走った感じだと100kmくらいなら明日走りきれるだろうけど、2日の行程だったら初日に頑張って2日目に楽をしたい。楽をするために今日頑張り、今日頑張れば明日楽になり、今日楽をすれば明日キツくなる。楽しないことが楽に繋がるというのが何か面白い。
ってことで明日のために先へ進む。
下りになった。
そして上りになった。もとより平地があるとは思ってなかったけど、あらためてアップダウンが鬱陶しい事をここに宣言したい。
上りきったと思ったらまた上り。もう、ドちくしょうですわ。
上りきった!という事は、つまりまた上るということでもあります。
下ってら。そして上ってら。
ここから赤茶けた大地へと世界が一変した。地層が剝きだし。
夕暮れの赤と相まって一層赤く見える。
下って、上って
夕焼けの写真撮って
適当な所で野宿。
一応ポトシまであと80kmという所まで削った。
これで明日は幾分楽になった。はず。