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愉しい自転車&生活

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Category: [南米]ボリビア

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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ラパスのとある一日


ラパスに滞在中のある日、私は中心地からそれほど遠くない場所にラパスの街を展望できる場所があるというので、その展望台へ向かうことにした。

場所の名前はミラドール・キリキリというらしい。
準備の良い私は、事前に展望台の場所を非常にざっくりと北の方にあるという事を調べ上げ、ついでにグーグルマップで非常にいい加減に地図を一瞥してから展望台へと向かった。

とりあえず、「北」という情報とグーグルマップで見た記憶を頼りに歩き出した。展望台というのだから、それなりに高いのだろう、と思い、街中にある階段を使いグングンと標高を上げていくことにした。



40分ほど歩いたところで、私はこんな場所に出た。・・・ここは何処なのだ。
JMGP6397.jpg





想定外だった。事前のリサーチには全くなかった場所である。




展望台の気配が全くしない。
JMGP6405.jpg




しかしこんな想定外も想定内である。
JMGP6437.jpg




簡単に到達できるほどラパスは甘くないのだ。
引き続き標高を上げることにした。




一般的には迷子と言われる状態であろうが、私は断じて違うと思っている。この道は必ず回りまわってミラドールへ続いてるはずだし、第一、いまどの辺にいるのか分かっている。ただ、ミラドールの場所が分からないだけだ。
JMGP6439.jpg



しかしこれではキリがないので、露店でサルテーニャを売る老婆に道を尋ねた。「老婆、ミラドールは何処ですか?」と。老婆は答えた「あっちだヨ」と。私はその指示に従い、再び歩き始めた。
JMGP6447.jpg



このまま進んでいれば、きっとそれらしいものが見えてくるだろう。
JMGP6457.jpg




そう思っていたのは間違いだった。

標高を上げるため、再び階段を使い始めた私に突如、放し飼いの猛犬が襲い掛かる。丸腰のうえ、相手は複数いた。突如の威嚇に驚き思わず後ずさりをした。こ、ここは階段だぞ!
幸い、落ちる事はなかったが、何かが縮み上がる思いだった。



猛犬の攻撃をかわし、私は遂に辿り着いた。




天辺だ!・・・しかし、ここはミラドールではなかった。これは後に分かったことだが、写真の赤い丸で囲った場所、そこがミラドールだったのだ。
JMGP6467.jpg


それと、あの時、道を尋ねた老婆は恐らくキリキリではなく、別のミラドールを頭に浮かべそこを案内していた。なぜなら老婆に道を聞いた地点よりもキリキリは低いからである。老婆が指し示したのは「上る道」だった。


ここで私は引き返すのだが、同じように階段を使えば先ほどの猛犬が再び襲い掛かってくることは目に見えていた。咬まれる事は恐らくないと思うのだが、その保証もない。




そこで、雑木林の中を歩いて麓まで降りることにした。ミラドールキリキリへ行くだけなのに、こんな探検をしている人間は私をおいて他にいないだろう。何故ならばほとんど多くの人は私よりも賢明で、地図をもったり、もっとちゃんと道を尋ねたり、知っている人と行くからである。
JMGP6474.jpg





そんな時、不測の事態が襲い掛かる。



そう、「腹痛」だ。



ホテルからここまでかなり歩いてきている。正直、ホテルまでは持ちそうもない。しかしここは雑木林。誰もいない。しようと思えばできる。ただ紙がない。


どうする?葉っぱで拭くか?それともその辺に落ちているゴミの中で使えそうな紙を探すか?


そんなことを考えながら歩いていた。


そんな私の目の前に神が舞い降りた。



紙である。トイレットペーパーだ。それも綺麗だった。しかもピンク。
JMGP6481.jpg



なんたるタイミング!今まで未使用トイレットペーパーの落し物は見たことがない。人生で初だ。それがこのタイミングで現れるのか!落とし主が、未来から来た私なのではないかと思ったほどだ。

私は感謝し、この紙を頂いた。





さぁ、もうすぐ雑木林を抜ける。この冒険も終わりが近い。
JMGP6483.jpg






その後、私は一旦宿へ戻り頭を冷やし、疲れを癒し、あらためて場所を調べなおし、無事キリキリへと辿り着いたのであった。



これがキリキリからの眺めである。
JMGP6510.jpg



奥に見える山は、名前は忘れた。しかし、確かオニギリ山みたいな名前だったと思う。もちろん全然違うのだが、韻は踏んでいる。
JMGP6512.jpg




こうして、大都市ラパスでの、とある旅行者の、とある一日は静かに幕を閉じた。






って感じの一日があったんですが、いつも通り書こうと思ったけど、今回ちょっとふざけて書いてみました。たまには違う文体で書いてみると楽しい。ちなみに話の流れ上カットしたけど、天辺に着いた時にウンコ踏みました。ミラドールと全然違う場所に辿り着き、誰もいないところで一人、サンダルの裏にめり込んだウンコを木の棒でかき出す。なんか、惨めだったな・・・。下の話が多くてスイマセン。お食事中のかた失礼しました。


ラパス滞在記、あと1つか2つ書く予定。


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comments
ウンと運 
自転車で走行中に踏んずけて、タイヤの溝に犬の「アレ」がこびりつくと、臭いだけでなくなかなか拭い取れないので堪りませんが、アレを足で踏んだってことは、今後の旅はきっと、「運が良くなる 拓けてくる」と思いますよ。どんな「幸運」が待ち受けているか、とても楽しみですね!染谷さん。
Re: ウンと運 
今回は踏んだ上にめり込みましたからね。その後早速トイレットペーパー発見しましたし。運気上昇ですかね(笑)


> 自転車で走行中に踏んずけて、タイヤの溝に犬の「アレ」がこびりつくと、臭いだけでなくなかなか拭い取れないので堪りませんが、アレを足で踏んだってことは、今後の旅はきっと、「運が良くなる 拓けてくる」と思いますよ。どんな「幸運」が待ち受けているか、とても楽しみですね!染谷さん。
 
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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