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ペルーまとめ



期間2013年7月17日~11月9日

日数 115日

走行距離 3886km(積算21168km)

通貨 ヌエボ・ソレス (1ソル=36円) 
   





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治安
これはハッキリ悪いと言える。
まず、まちが雑然としている。コロンビア、エクアドルと走ってきて、明らかにペルーが一番汚い。最初、中米に来たのかと思ったほど。建物も土壁のものや粗末なつくりのものが増え、貧富の差も大きいことがよく分かる。何か起きた時により大事になりそうなのはコロンビアだけど、より身近に軽犯罪のにおいがするのはペルー。
沿岸部のほうが悪いと聞くけど、ほとんど沿岸部は走っていないので何とも言えない。「良い」ということはないけど。大抵、中心部はそれなりに綺麗で特に問題はない。周辺はやはり雑然とする。結果として何事もなかったけど、十分注意は必要な国だと思います。






食事
美味いです。アメリカ大陸ではメキシコに次ぐ美味さ。
ペルー入国前、日本人のバックパッカーの人とかに米が日本のものに近いと聞いていたけど、それは主に沿岸部の話だと思います。山岳地帯はそういった米を使っていることもあるし、これまで通りのパラパラの米を使っているところもある。割合としてはパラパラの方が多かったように思う。あと標高が高いと米は美味しくは炊けない。高地でもちゃんと炊けば芯も残らないし、かたくもならないけど、低地で炊いたものと比べると不味い。
ペルーといえばセビッチェが有名だけど、個人的には特に絶賛したいと思うほどではなかった。山岳部で食べただけなので、沿岸部のセビッチェはまた違うのかもしれないけど。

それよりもよく食べていたのはロモ・サルタード。簡単に言うと肉野菜炒めなんだけど、これは味付け的にも日本人の口に合うと思う。ペルーで一番好きな料理。

あとはスイーツが美味かった。ケーキも美味かったし、クスコのカフェで食ったアップルパイ、パインパイが特に美味かったな。クスコ滞在中毎日食っていた。クスコにあれほど滞在したのは冗談抜きであのアップルパイが食べたいためでもあった。あとコーヒーも美味かった。

ただ、メキシコ料理に比べると、いまひとつパンチに欠ける印象ではあった。何というか、これだけペルーいたのにペルー料理の色が分からない。メキシコでいうタコス!みたいな、象徴的なものが見当たらない。美味いんだけどね。なんか個性は薄い気がする。






そのまま飲めない、と言う人もいる(現地人で)し、そのまま飲んでいる人もたまにいる。微妙なので沸かしたほうが無難だと思います。





物価
安い。これは驚いたけど、若干だけどエクアドルよも安いと思う。
安宿に泊まって3食レストランで食べても一日1000~1500円で足りる。野宿、自炊なら500円あれば余裕。南部の方が僅かに安い気がする。といってもほとんど変わらないけど。




宿
400~1500円ほど。安宿が豊富なので、大抵は500~800円くらいで見つかる。特にセロ・デ・パスコを過ぎたあたりから宿のレベルが上がりはじめたように思う。ワンカベリカ、ワンカヨ、アバンカイ、アヤクチョでは600~700円くらいでホットシャワーのワイファイ付きが見つかったし。ただ、当然それなりの大きさの街の話であって、小さい町や村にはそんな宿は存在しません。
ワイファイは北部山岳はあまり良くない(海側は知らん)。中部、南部と南に行くと良くなる。エクアドルよりは普及率落ちるかな。

あと、野宿は思っていたよりやり難いと思った。場所はあるにはあるんだけど、意外に民家あるんですよね。あと畑だったり放牧地だったり。無人の荒野ってのは少ないと感じた。





ペルーの傾斜は緩いとよく言われるけど、そんなんは太い道に限った話であって、細い道は普通です。というかキツイです。そういう細い道は必ず未舗装、それも相当に酷い未舗装なので、なおさらキツイし。特にきつかった区間はカハマルカ~ワラスまで。カハマルカからショーレイまでは舗装だけど、その先から未舗装になり、カチカダンという町を過ぎたあたりからかなり道路状態が悪くなる。下り坂でも時速7~10kmほどしか出せない。キレそうになりながら下ってました。

山岳でも太い道に出てしまえば問題はない。セロ・デ・パスコからアバンカイまではワラスまでの道に比べたら、てんで大したことはありません。

一応、今のところ最もキツかった国がペルー。これを超えるとしたら、それはボリビアしか考えられない。




気候
沿岸部はかなり涼しい。太陽が出ないと肌寒いくらい。
山岳部は標高次第。ペルーの山岳はかなり暖かくて、標高2000mくらいあってもまるで寒くない。というより、かなり暑い。驚くことに3000mを超えても夜もさほど冷え込まない。エクアドルのキロトア湖とかクソ寒かったのに、同じ標高でも全然ペルーのほうが暖かい。何ででしょうね。雨は乾季に走れば大丈夫。最後の方、雨季が始まっていたけど、一応大丈夫だった。ただクスコはかなり雨が多かったな。クスコからアルティプラーノ高原まで出ると天候は安定した。といっても保障しないけど。





明るい。エクアドルがおとなしめだったので、余計にそう感じたかもしれないけど、基本的に人懐っこく、気さくで明るいです。感じとしてはメキシコ人に近いかな。ペルー人と話すのは簡単で、ジロジロ見られたらそれはこっちに興味があるってことなので、挨拶すると向こうが勝手に喋ってくれます。特に山岳の田舎は良かったな。
ただ観光地、クスコとプーノはあまり良い印象はない。特にプーノね。中指たてられたし。中南米走ってきて初めてぼったくってくる奴に出会ったのはクスコ。確かにペルー人からしたら金持ってるけどさ、外国人だからふんだくって良いって思ってるのは腹が立つ。あとはワラスで宿代を1泊分余計に払わされたりとか、そういうのもあったので、ちょっと気をつける必要はあると思います。。



見所

「クエラップ遺跡」
チャチャポヤス周辺はこれ以外にも沢山遺跡があるけど、最も有名なのがクエラップ。まぁ好みは分かれるかもしれないけど、僕は好きです。遺跡から見渡す周りの景色が素晴らしかった。行くなら是非トレイルを歩いていったほうが良いと思います。クスコやプーノみたいな一大観光地にはない空気が気持ち良かった。


「カハマルカ~ワラス」
特にカチカダン以降の未舗装路。これがキッツイんだけど、でも楽しかった。田舎だけど町は全く困らない程度の間隔であるし、田舎の人は素朴で優しい。まさしく「旅」という感じで、ペルーの道の中でも印象に残っている区間。


「ワスカラン国立公園」
僕は結局ラグーナ69しか行かなかったけど、The自然です。日帰りトレッキングじゃなくて、数泊かけて歩く方がいいと思います。そうしないと本当にはワスカランの魅力は分からないように感じました。


「ワンカベリカ」
ペルーで一番好きな街。程よい大きさで、街の人は優しかった。外国人のツーリストなんかほとんどいないので、ゆっくりのんびり、飾らないそのまんまのペルーに浸れた。


「5000mの峠越え」
5000mというのは別にどうでもいいんだけど、景色がよく、気持ちよい道。夕焼けも凄かったし。途中までは舗装されてるので、5000mと言ってもそこまで苦労する道ではないです。


「クスコ」
やはり何だかんだで見応えはあるし面白かった。石組みは凄かったし、路地裏も面白かった。アップルパイとコーヒーは毎日食ったし、タマレスも美味かった。ただレストランはあまり印象に残ってない。高いところもさして美味くない(本当に高い所は違うんだろうけど)し、安いところも安いなりだった。何だかんだ一番美味かったのはメルカドの飯だった。



「標高4000mの温泉」
ペルーはいたる所に温泉がある。ただ海外の温泉は日本のように入浴する場所じゃなくて、遊ぶ場所という感じの所が多い。それに湯もヌルイ場所が多い(らしい)。今の所、温泉はグアテマラのシェラ、エクアドルのバニョス、ペルーのアグアスカリエンテスの3つに入ったけど、この3つはどこも湯加減は良かった。標高4000mといってもペルーの場合はそこまで冷えないし、温泉でしっかり温まれば夜でも余裕で入れる。なにより夜は誰も入らない。暗いし、すっぽんぽんで入ってもバレないし。




国境越え


入国
ラバルサから入国。ペルーは大きい国なので、「150日ください」といって150日の滞在許可をもらいました。たぶん何も言わないと基本的には90日しかくれないと思います。90日以上くれるかどうかは審査する人の裁量なので必ずもらえるとは限りません。


出国
まず警察に行って、そのあとイミグレに。ツーリストカード回収してスタンプ押すだけ。






毎回まとめの最後に感想を書くのがお決まりになっているけど、今回はあまり書く気が起きない。これ程長い間滞在した国だから思い入れがないわけじゃない。色々思うこともある。ただ、書く気にならない。今書いても文句ばかり出てくるような気がする。

たぶんね、ふてくされてるんだと思います。思った通りに旅ができなくて。
クエラップ、ワラスまでの道のり、ワスカラン国立公園、ワンカベリカ、5000mの峠、クスコ・・・随所に面白い所はあった。ただ、もっとバリバリと、色んなところを走るつもりでいた。結局、それはつもりのまま終わってしまった。そう走るには、ペルーは大きく、厳しかった。たぶん時間が十分にあったとしても、走れなかっただろう。そう走るには力が足らなかった。

誤解のないように言っておくとペルーは悪い国じゃない。観光旅行的にも見所は多いし、自転車旅をするにも、人、風景、道など旅情があって面白い。旅の目的は人それぞれだけど、皆を楽しませることができる懐の広い国だと思う。でも、一回の、それも自転車の旅で楽しみ切るには、ペルーは大きすぎた。そして、山多すぎた。不完全燃焼だったんだと思う。

思い返せば、エクアドルを終えた時のあの走りきった感。あれが尾を引いたな。というか、もう一つ前のコロンビアからしても個性が強すぎた。コロンビア、エクアドルと、ずっと「すげー!!すげー!!」という感じで旅をしていたからペルーで息が切れたな。空気も薄かったし。

もう絶対に来ない。特に自転車では絶対に来ない。とペルーが終わった今、思うけれど、案外こういう国のほうがまた行きたくなったりするものなんですよね。

というわけで、さよならペルー。


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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