愉しい自転車&生活

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Category: [南米]コロンビア

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一日に2000m上る  出発309日目


2013年5月1日


山岳に入ったらアップダウンを繰り返しつつも順調にボゴタまで標高を上げていくのかと思った。しかし、前日は出発したGuaduasという町が標高950。そして到着した場所が標高780m。
・・・下がった。しかも、あいだで一度標高1700mまで上げたのに出発点より下がった。
何のために上ったのか分からない。まぁ進むためなんだけど。
間違いなくボゴタに近づいてはいるけど、何なのこの無駄な努力感。


まぁそれはいいとして、今日だ。
標高2500mのボゴタ市街まで60kmとかそのくらいの時点で標高が800を切る。
ということは恐らくここからはずっと上りだろう。
素直に2500mまで上げて終わりということはないから、ここから2000mは上ると思われる。


一日ではしんどいから刻んでいこうと思ったんだけど、結果から言うと、
刻もうと思った町にホテルらしきものが見当たらなかったのと、
思ったより早い時間で上れていたので一気に上った。

というわけで道中を振り返っていこうと思います。


朝8時出発。今日は早く出発。これが学習能力。
とか偉そうに言っても、そんなんサルでも持ってるからね。
IMGP2122.jpg


最初のLa Vegaという町。本当は昨日ここまで来るつもりだったけど、
また暗くなったら嫌だから10kmくらい手前にあったホテルに泊まった。
IMGP2124.jpg


町を出てすぐに現れた看板。持ってる紙地図の距離とズレがあるんだが・・・。
IMGP2126.jpg


今日は曇りで大分助かる。調子良いってほど脚が回るわけでもないけど、こんなもんか。
いつも絶好調!でありたいけどね。そうもいかない。
IMGP2128.jpg


先ほどの看板から5km。1時間で5kmか。
なんというか・・・微妙な気持ちになるな。
IMGP2131.jpg


上ってて思ったけど、同じ上りの中でも得手不得手があるらしい。
どうやら自分の場合、緩い上りは苦手で、ある程度の傾斜があった方がよく走れる。
まぁ別に全体としてみれば上り得意でないけど。というか得意な地形とかないし。
下りもまだガテでこけた時の恐怖心ぬけきらないし。平地番長ってわけでもないし。
ちなみにコロンビアってスポーツとして自転車が盛んな国で、この道を走っている時も
何人ものロード乗りに抜かされた。プロのロードレースの世界でも、コロンビア選手は上りに強い、と言われている。そりゃこんなアンデスで走りまくったら上り強いでしょうよ。
ヨーロッパ行ったらアンデス仕込みの脚で欧州のアマチュアレーサーどもを抜いてやろう。
フルパッキンのチャリで。



とか思いながら標高1600mくらいの所で一旦腰を据えて休憩。
IMGP2132.jpg



コーラを買ったら袋水とオレンジを3つサービスでくれた。
毎日毎日この手の話が書ける国ってそうそう無いですよ。
IMGP2133.jpg


おっちゃんからパワーをもらい、そのあと30分で標高200mも上げてしまったぜ。
ちなみに自分の場合だと1時間あたり300m上れば良いペース。350m上ればかなり良いペース。
400mは速い!という感じ。まぁ400mは相当全開に近いペースで走らないと無理だけど。


出発点から大体1300mちょい上った。
IMGP2134.jpg


雨降ってきやがった。面倒くせぇ。合羽着ると暑いんだよ。暑いといっても2000mを超えるこの高さで身体を濡らすことは出来ない。幸い雨は弱いし、とりあえず上だけ着とくか。
IMGP2135.jpg


今度は雲の中に入ってしまった。いつものことだけど。
とりあえず雨は大丈夫そうなので合羽は脱ぐ。
IMGP2136.jpg


いや、これバケツ要るか?
IMGP2139.jpg


2時頃、途中のel vinoという町に到着。
予定ではここで刻む予定だった。が、ホテルらしきものは見当たらず、しかも標高は2300mくらい。後もう一息だ。この時間ならここで刻むこともあるまい。刻んで明日も上るほうが面倒臭い。上り切るか。


でもその前に飯食おう。
IMGP2140.jpg


野菜たっぷりで美味い。
DSCN0828.jpg


ふと気付いたけど、コロンビア走行中で昼飯食ったの初めてだった。何故か知らないけど、特に最近燃費が良くなったのか、頑張ってないから大してエネルギー使わないのか、昼無しで走れる。食うと逆に腹膨れて走れなくなる。だた、この日は腹の減り具合と力の入り具合から考えて食わないと支障が出そうな気がした。食ったところで直ぐにエネルギーにはならないけど、最後の一押しのところでエネルギー切れを起こしそうだ。



再出発。飯食ったら晴れてきた。
IMGP2141.jpg


ボゴタの高さは超えたな。でも当然、まだ上り。
IMGP2143.jpg


今日の目的地まであと5km。
IMGP2144.jpg


ここまで来ると全く汗かかないで上れる。風が吹くと肌寒いくらい。
IMGP2146.jpg


天辺!思ったより近かった。
IMGP2148.jpg


標高は2730m。出発点が780mで途中少し下った分を考えれば、獲得標高は2000m丁度くらい。
IMGP2149.jpg


先人の方のブログを見て、1日2000m以上のぼったとか書いてあるのをみて「すげぇなぁ。一日で2000mってどんな感じなんだろう」と思っていたけど、今日、まさに自分がそれを体験した。
今まで、自転車で峠を上りきっても特に達成感を感じたことはなかった。上ればいつか上りが終わるのは、そんなもん当たり前で、進むために上るのであって、上るために進んでるわけではない。ただの道中、それ以上でもそれ以下でもなかった。でも一つ、この旅で唯一かもしれない数字の目標をクリアしたこの時ばかりは、自転車で初めて達成感というものを味わった。


とりあえず自分でも十分2000m上れることが分かったからいいや。満足。
もう狙って2000m上ることはあるまい。といっても今回も別に狙ったわけじゃないけど。



そして、当然、今度は下り坂。


山を越え、谷を越えたその先には大きな平原が広がっていた。
IMGP2151.jpg



ここまでずっと深い山のなかを走ってきたから、
突然眼下に広大な平野が出現したことが驚きだった。
この平野を見た時が、この日のハイライト。何気ない景色かもしれないけど、この風景を見た瞬間、眩しく感じた。もちろん、太陽を直接見たとか、暗い所から明るい所にでたとか、そういうことではなく、感覚的にという話。目の前を覆っていた白い霧が、バッと晴れわたって光が射し込んだ様な、そんな感覚だった。気持ち良さと驚きと、感動。


IMGP2159.jpg



ダウンヒルもめちゃくちゃ気持ち良くて飛んでるみたいだった。本当に。
バスとかクルマ止めて、みんな自転車乗ったらいいですよ。


浮遊感が凄い。
IMGP2163.jpg


そして目的地のエル・ロサルに到着して衝撃の事実を知った。
この町にはホテルがない。今まで、紙の地図で、赤丸のついた町には必ず宿があったが、ここは無いらしい。延長戦決定。結局、ボゴタへ向かうもう一つの道、南側を通る道沿いの町まで行く。距離的には10kmくらいだったけど、昼飯食っておいて良かった。まさにこの最後の一押しのために食ったようなもんだ。


着いた先のFacatativaという町の自転車屋さん。
IMGP2167.jpg


夜は昼間休憩した時にもらったオレンジでビタミン補給。
IMGP2174.jpg



最後はちょっと予想外だったけど、一日に標高を2000mほども上げると、どんどん景色が変化して、空気の冷たさや空の色や、湿気、とか自分のいる場所がどんどん変わっていく。だからなのか色々詰まったように感じる一日だった。

ボゴタは目と鼻の先だけど、ここからちょっと北上してシパキラと言う街に行く。
そのあとようやくボゴタin。コロンビアの旅もそろそろ折り返し地点だ。

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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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