愉しい自転車&生活

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Category: [南米]コロンビア

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雲隠れのアンデス山脈 出発291日目 


2013年4月13日


朝も標高1000mまでくると暑いの「あ」の字すら出てこない。最高。
今日はさらに標高を上げて2000mを超える。2000までいけば相当涼しくなるだろうな。
めちゃくちゃ嬉しいわ。


ちなみに朝、準備していたらおばちゃんがコーヒー奢ってくれた。
IMGP1179.jpg


8時半頃宿を出る。
少し走ればもっと町っぽくなるだろ、と思って朝食は適当な所で食うことにしたが、
少し走ったら、町を抜けてしまった。というか正確に言えば、町にすら入っていなかった。
Valdiviaは幹線から外れた所に町がある。

さすがに朝食抜きで今日の上りを上りきる自信はない。
自信云々というより、絶対上れないしね。エネルギーが切れてから食っても遅いのだ。

まぁでもちょっと走ればなんかしらあるだろ、
と思って走ると1km走ったところにレストランあった。
IMGP1181.jpg


豚肉。朝っぱらから重い。肉が柔らかくて美味しかったけど。
IMGP1189.jpg


朝食を食べていたらすっかり時間も10時前。


猫ひろし
IMGP1190.jpg


にしてもこの道、傾斜は普通の所は普通だけど、急な所はかなりエグイ。
IMGP1195.jpg


そして走り始めてしばらくして、一つ気になることがあった。
思ったより暑い。気温自体は流石に低地よりも低いけど、湿度が高く、風もない。
その所為で汗の量が半端じゃない。涼しくなるからと、朝、飲み物は補充せずに出発した。
しかし、飲み物は予想を遥かに超えるペースでガンガン無くなっていく。
2本ある2Lのペットボトルは全て空。これまた2本ある600mlのペットも全て空。
残っているのは水筒のコーラおよそ600mlのみ。

ちょっと、まずい。このペースで飲んでいたら完全に足りない。
というより既に足りていないようなもんだ。
次の商店で補充だな。早めにあるといいけど。


という所でまた傾斜のきつい所が現れた。飲み物、大丈夫かこれ。
IMGP1200.jpg


歩いて汗かかないようにしたほうがいいか、と思ったけど、
歩くのも面倒だから普通に走るか。
IMGP1203.jpg


しかし凄い斜度。止まるかどうか迷ったけど、
どのくらいかを写真に収めたかったので降りて撮影。

こんな感じです。
IMGP1206.jpg


この辺は最大傾斜で言えばパレンケ~サンクリ間に匹敵するか、もしくは超えているかもしれない。上りのみの平均を出せば同じか、もしかしたら超えるくらいかもしれない。ただ、どっちがキツイっていったら、延々と激しくアップダウンが続いたパレンケの方がキツかった。ずっと上りなら一度ペースを掴めばあとはそれに任せるだけだし。下りが入るとペース作り直さなきゃいけないのがしんどい。



で、その急な所を越えた所に商店があった。思ったより早く現れて助かった。
しかし水不足の反動からついつい4.3リットルも買ってしまった。いかん買いすぎた。
一瞬にして4.3kgも重くなってしまった。ロードバイク乗りがグラム単位の軽量化に心血を注ぐかと思えば、自転車旅する人間は一瞬にしてキロ単位で荷物を増やす。しかもこれからガッツリ上るというのに・・・。なんだか痛快だ。


商店からの眺め。トラックが唸りながら上ってくる。ガンバレー。
IMGP1207.jpg



そして、これまでの写真でもう天気が良くないのは分かると思いますが、
補給をした商店を過ぎると、いよいよ雲が濃くなってきた。
IMGP1214.jpg



もうね。真っ白ですよ。何も見えん。
IMGP1216.jpg


そして雲の中だから当たり前だけど、湿気が凄い。どのくらい凄いかというと空気中の水分が腕毛に付着し水滴になるくらい。まつ毛も同じ。なんかキラキラするな、と思ったらまつ毛に水滴がたまっていた。瞬きをすると肌にべちゃっと水がつくくらい・・・。何%だ・・・湿度何%だこれ!というかもはや湿度云々のレベルじゃないだろ。霧雨1歩手前くらいだろ。


そんな天気なので、当然、汗なんか乾かない。汗が気化する余地など1mmもないのだから。
汗がたまり、それが滴りTシャツを濡らし、果てはパンツの方までつたっていき、パンツもびしょ濡れだ。これじゃお漏らししたみたいじゃん。どうせ見えないからいいけどさ。


視界は10mくらい先まで。当然アンデスの雄大な景色など見えない。
晴れていたらさぞ雄大なアンデスの姿が見れたのでしょう。
でも仕方ない。これもまたアンデスなのだから。
IMGP1219_20130417113350.jpg




そしてしばらく走って、街の名前と距離が書いてある看板が現れた。
一応紙の地図でさっき確認したところによると目的地のヤルマルまでは、
あと10kmくらいのはずだ。





えーと、なになに、
ヤルマルが・・・21km・・・ん? 21?
IMGP1248.jpg




なにいぃぃぃぃ!!!
21!?なんで!

なんかおかしいとは思っていた。紙地図には地図上に街~街の距離が記載されている。それのValdivia~Yarumalu間の距離は13と書いてあった。しかしどう見ても13kmにしては距離が長い。山道で曲がりくねっているはずなのに、平地部分の25kmと同じくらいの長さがある。なんかおかしいというより、明らかにおかしかった。

ただ、流石に13はないだろうと思って、勝手に自分でValdivia~Yarumaluの中間にある別の街へ続く分岐点からの距離だろうと解釈していた。そして丁度この看板の2kmほど手前でその分岐を発見していた。だからそこからあと13kmだと思っていたわけだ。

しかし実際はこの看板から21kmだった。ここが平地ならいいけど、山の10kmは痛い。道にもよるけど、このままの傾斜であれば確実に1時間以上はかかる。へたすりゃ2時間近く違ってくる可能性すらある。

くそ。やられた。
おそらく地図の方は誤植だったんだろうと思う。たぶん「13」でなく「33」と入れる予定だったんだろう。そうすれば、Valdiviaの下の入り口と上の入り口の間の3kmを足して合計36kmで計算はほぼピタリと合う。


しかし叫ぼうが喚こうが行くしかないから行くか。
どっちにしろ日没に間に合わないということは有り得ないし。




天気は相変わらず雲の中だけど、それはそれで良い。
IMGP1246.jpg


でも、少しは晴れて欲しいわ。
IMGP1249.jpg


と思ったら、雲が切れた。
IMGP1252.jpg


いいね!このまま!と思ったけど、
IMGP1253.jpg


アンデスそんなに甘くない。また雲の中。
IMGP1260.jpg


でも所々見せてくれる景色がまた良いんだ。
IMGP1265.jpg


しばらく走るとついに青空が!
IMGP1270_20130417121123.jpg


もうちょいで抜ける。
IMGP1272.jpg


抜けたー!雲ぶち抜いたー! 向こう側の山からやってきました。遥々と。
IMGP1276.jpg


いやいや涼しい。そして気がついたら汗でグッショリだったTシャツが凄い勢いで乾き始めていた。
IMGP1281.jpg


そのあともしばらく上り、最終的には2380mまで。涼しくて嬉しい。この気温なら全然いける。
消耗度合いでいえば低地の10分の1くらい、と思うほどに疲れは少なかった。
IMGP1282.jpg


その後は余裕の下り坂。


ようやく姿を現したアンデス。
IMGP1294.jpg



IMGP1298.jpg



というわけでヤルマル到着。やっと涼しい所に来たのでここで少しゆっくりしよう。
IMGP1300.jpg


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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