愉しい自転車&生活

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Category: [南米]コロンビア

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ホテルはあるのだろうか。経験とは時に・・・  出発289日目


2013年4月11日

この日はTarazaという少し大きめの街はスルーして
その先に3つある小さい町のうちのどこかにホテルがあるだろうと睨んで
適当な所に泊まる予定。そして翌日にはいよいよアンデス山脈に突入する。
今日、入ろうと思えば入れるけど、嫌だから行かない。


牛。アメリカも一杯いたけど、ヤシの木に牛のコラボは熱帯ならでは。
IMGP1027.jpg



山ですね。川ですね。暑いですね。
IMGP1031.jpg



このTarazaまでの道は、時間が引き延ばされたようにやたら長く感じた。
暑いところで長く感じるとか・・・。
IMGP1042.jpg




Tarazaの町に入る手前。
一台のトラックが前方に止まっていた。
そしておっちゃんが手招きで止まれと合図をしている。
面倒臭いなと思いながら止まって話を聞くと、
「メデジンまで乗っていけ」という話だった。
いやいやいや!それはない!絶対ない。
今まで3回逆ヒッチされて2回乗ってるけど(高確率だ)、
そう簡単に何度も乗ってたまるかっての。
だいたいここまで我慢して我慢して暑い地域を走ってきて、
ようやく明日から標高を上げ始めるというのに、
今更「はいそうですか」って乗れるかよ、それじゃ配送じゃねぇか。

というわけで断る。が、おっちゃんも「ポルケ(何で)?」とか言って食い下がる。
英語にしろスペイン語にしろこの「何故?」という質問が一番やっかいだ。
理由を説明するには相当なボキャブラリーと表現力がいる。
特に、こういった何で自転車で行きたいか、とか心情に関することを、
外国語で説明するなんて不可能。日本語でもかなり考えて喋る必要がある。
とりあえず「自転車が好きだからだ」とか言ったけど、どうも納得していない様子だった。
でも、それも無理ないかもしれない。なんといってもここからアンデスに入れば
50km以上ずっと上り。標高は一気に2000m以上も上げる。
それを重い自転車で走ろうというのだから、納得しかねるのも分からなくはない。

だからといってこっちも「はい」とは言えない。
これは譲り難し。断固たる決意。動かざること山の如し。
もう「ノー」連発でとにかく断る。
数分話した後、おっちゃんは諦めた。






・・・。






ちくしょう!
もっと早くカルタヘナ出て2日後くらいに聞いてくれれば暑い地域飛ばしたのに!








・・・ってあれ?違うか(笑)






Tarazaを過ぎてからはピタリと川沿いに道路がはしりはじめた。
お陰で上りだけどめちゃくちゃ勾配が緩い。ほぼ平地。




そしてその区間は水が豊富で道の至る場所で、写真の様にホースから水が噴き出していた。
IMGP1049.jpg




「これかぶったら気持ち良いだろうなぁ」と思いながらも、止まるの面倒なのでスルーしようとした。
いや、正確に言えばスルーした。でも、そこから5mほどの所にいた、
おっちゃんとおばちゃんの集団に止められる。そしておっちゃんが言った。

「水浴びたら気持ち良いぞ~」

で、ですよね~。ということで誘惑にのり、水を頭からかぶる。気温は30度を超えている。


き、気持ちいい~


でも、水の勢いが凄すぎて鼻に入ったけど。





水で汗を流し再出発。


少し走り、写真を撮ろうと思って手すりのところに自転車を立てかけた。
IMGP1054.jpg


立てかけた時から、「あ、これちょっと危ないな」とは思った。
イマイチ安定感に欠ける。ブレーキをかけておこうかと迷ったが、かけなかった。
どうせ直ぐに撮り終わるし大丈夫だろうと思ったからだ。

でも、こんな時に限って間の悪い奴が来る。
この狭い道を1台のトラックが猛スピードで走り抜けた。
その風圧で自転車が倒れる!
油断してフロントバックが開けっ放しだったので、中のものが道路に散乱。
しかも!ああ!泥除けが!泥除けが割れている!
あの野郎!なんでったってこんな狭い道をあんなスピードでブッ飛ばすんだ!


ちくしょう。こんな汚い滝を撮ったために泥除けが割れてしまった。
IMGP1059.jpg



でも、幸い、止め具の部分を付け直すと、それが丁度割れ目をガッチリ抑えてくれて
問題はなさそうだ。良かった。丈夫で壊れにくいから地味に気に入っていたんだ。
IMGP1063.jpg



にしてもTarazaを過ぎてからというもの、よく声援を受けるようになった。
沢山の人が手を振ったりして合図を送ってきてくれる。
中でも印象深かったのは、対向から自転車に乗って走ってきたコロンビア人。
この人が凄く美人だった。そんな美人が向かいから自転車に乗って走ってきて
すれ違いざまにニッコリ笑って「オラ!」と言ってくる。
・・・一体、何なんだこの国は。





そしてホテル探し。
3つある小さい町のうち、真ん中がある程度賑やかだろうと予想していた。
今までのコロンビア走行の経験と勘から言うとそこにホテルはある。
実際、真ん中のエルドセという町はそれなりに賑やかだった。
予想は当たった。しかし、通りを走った限りホテルは無かった。
・・・まぁ大丈夫だろう。このクラスの町ならガソリンスタンドがあるはずだし、
実際さっき看板あったし。コロンビアではよくガソリンスタンドにホテルが併設されている。
勘が言っている「そこにある」と。
で、GSに着いた。ホテルは・・・
無かったーー!マジかー。ないかー。

近くのおっちゃんに聞くとValdiviaまでホテルはないらしい。
Valdiviaつったら上るじゃねぇか!アンデス山中の町だぞ!
だが、おっちゃんはさも分かった振りして
「そうだな。自転車なら・・・1時間・・・半。うん。1時間半ってところだ」と言った。
1時間半とか、普通にムリだから。
麓の町にいくまでにそのくらいかかるわ。自転車の遅さ舐めんな。
経験とは時に裏目に出る。


どうする、行くか、引くか。一応エルドセの手前にしょぼそうなホテルはあった。
が、どうせ先にあるだろうと思ってスルーした。正直、戻ってまで泊まるような感じの場所ではない。
IMGP1064.jpg



と考えたけど、実はこの時点でまだ12時くらいなんだよね。
正直、Valdiviaも射程圏内だ。普通ならGOだ。でも渋っているのは、
今日は上りたくないという、ただそれだけの理由だ。

行くか。先の町になかったらValdiviaまで行こう。嫌だけど。


と、走り出して、はたと気がついた。
そういえばアンデス手前の麓の町の名前は「Pto Valdivia」だ。
そしてそこから20km先の山中の町の名前は「Valdivia」だ。
もしかしておっちゃんは麓の方を言っていたのか。
そうであれば、1時間半という時間もほぼ正確に自転車の速度を読んでいる妥当な時間だ。
と、いう考えが浮かぶと同時に、おっちゃんが「上りだ」と言っていたのを思い出した。
あえて「上り」と言うからには、それなりの上りのはず。
そして麓までは川沿いに走るので上りという上りはないはず。
そう思うと急速に「麓の町の事を言っていた説」は萎んでいった。


諦めて前進。
するとちょっと走って看板が現れた。「GS1km」と書いてあり、
なかなか小洒落た綺麗な看板だ。これは・・・期待できる。


GSに着いたが、ホテルという文字やそれに相当する単語は見当たらなかった。
IMGP1066.jpg


くそ。無かったか。と思って通り過ぎようとしたら、ある建物が目に入った。
それは一見、事務所のようにも見えた。が、部屋がいくつかある。
その部屋のつくりは一様だ。これは・・・におう。

GSの人に聞いてみた。
「この辺にホテルはありますか?」

GSの人は言った。
「あるよ。あれ」


うおー!やっぱり!?だと思ったよ!
経験が活きたな。経験が。


しかも部屋がめちゃくちゃ綺麗だった。床で寝れる。
IMGP1070.jpg



まだ12時半だったけど、カルタヘナ出てから一日の走行距離が短いとはいえ、
一度も連泊せずに走りっぱなしだったから疲れ気味だし、
もともとこの辺で泊まる予定だったし。部屋綺麗だし。
泊まる要素しか見当たらない。



ちなみに建物はこんな感じの。
IMGP1083.jpg



さて、これで明日からはいよいよアンデス山脈に突入する。
ようやく暑さから解放される。
でも、解放されるまでの上りが大変そうだけど。
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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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