愉しい自転車&生活

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Category: [北米]アメリカ

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最高時速120kmでソルトレイクへ 出発71~73日目


2012年9月3日
国立公園を走り、キャンプ場でゆっくりし、いざソルトレイクへ。

一日でユタ州に入れると思ってたら、思いのほか遠く一日じゃ行けなかった。
地図をよく見ろという感じだ。
IMGP3490.jpg

アルパインからはフラットかびみょ~な上りとも分からないような上り。
それなりにスピードは出るけど、やはり平坦よりも遅い。
そして長いのでうざったい。

80kmほど走ったところからガツン上らされた。
アメリカはカナダに比べて傾斜がキツイ所が多い(といっても7%とか8%だけど)ので、しんどい。
しかも手前の80kmで結構踏んできたので足はパンパン。限界。
もう無理、もう無理、と思いながら上り、
ついには「もう無理」の手前に「本当に」がつき始める。
「もうこれは本当に無理」と。
しかし「無理」と思ってから、さらに50km進み、この旅最長の一日126km。
何故わざわざ上る日に限って頑張るのか。意味不明である。

翌日、ようやくユタ州in
IMGP3495.jpg


そしてユタ州、最初の街、ガーデンシティを走っていたとき、声をかけられた。

いつの間にか家に上がってピザ(冷凍)をご馳走になった後

英語力の無さからくるコミュニケーションのすれ違いで
ソルトレイク手前にある街まで送ってもらうという展開に。
DSCN0245.jpg

断ることもできたけど、コレもまた面白!と思ってご厚意に甘える。
この後には上りが控えているので、「よっしゃー!楽にいける!」なんてこの時は思っていた。

ちなみに、特に完全自走するとかルールを設けてません。
そもそもルール的なものは決めてないし。危ない所はバス等を使うけど、
それはルールというより至極当然の「判断」と思う。
唯一挙げるとしたら「一時帰国はしない(したくない)」ということくらいかな。
日本に戻る時は旅が終わる時。自分の中での旅は、ぶっ通し以外にありえない。

話しがそれたけど、そんな感じで送ってもらうことに。
ガーデンシティを出ると速攻で上り。
車はグングンと高度を上げていく。
天気もよく、気温も高い、車だとよく感じ取れないけど斜度も所々きついようにみえた。
さっきまでいた街が、あっという間に遥か下に見え、青く綺麗なベア・レイクも見下ろす。
送ってくれたDonさんが、峠のてっぺんの展望台で車を止めてくれ、「写真を撮ってきな」と。


車から出て、景色を見た瞬間、激しく後悔した。
IMGP3496.jpg

いつもなら、しんどい思いをし、汗をボタボタたらし、時にムカついたり
時に絶好調だったりしながら、ゆっくりと景色を積み重ねていく。
でも今は車でブ~ンだ。汗一滴も流していない。
感じていたのは自然の風じゃなくクーラーの風だ。

自転車で走った先に見える景色と車に乗って見た景色は、あまりに違っていた。
自転車で上っていれば、強烈な手ごたえを感じてこの景色を見ていたのだと思うと、
とんでもなく損をした気分になった。
車で峠を越えて見た景色に感じたのは感動じゃなく、喪失感だった。

自転車の旅がこれほどまでに手ごたえのあるものだったとは、
何度も自転車旅行をしているけど知らなかった。
今までは自転車の旅良いよな~という程度で、実のところ自転車である動機が頼りなかったが
この日をもって「やはり自転車だ」という確信に変わった。








そしてここで、「やっぱオレ走ります!」


























何て言うはずがありません。



じゃ、引き続きお願いしま~す、と車に乗り込みます。
ここで走りなおしたら漢と書いて「おとこ」と読むような男ですが、
無理無理。だってすんごい上ってきたもん。
心が立ち向かうことを拒絶している(笑)

まぁ、自転車の旅の良さを確信できただけでも物凄い収穫なんで。
このまま送っていただきました。

そしてその日はDONさん宅に泊めていただくことに。


ついてビックリ。

いや、どこのホテルですかというほどの洗面所。
DSCN0250.jpg

でっかいテレビ
IMGP3499.jpg


それもそのはずで、40年前に自ら会社を起こしたとこのこと。
名刺をいただくとそこにはチーフ・エグゼクティブ・オフィサーと書いてあった。
何じゃそれ?と思って後でパソコンで調べるといわゆる「CEO」という役職。
日本語にすると最高経営責任者。どうりで、という感じだ。

結局、ソルトレイクシティまで送っていただいた。
なのでガーデンシティ-ソルトレイク間の200kmは車。
Donさん本当にありがとうございました。
IMGP3500.jpg
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comments
Donさんの家? 
ベア・レイクの景色の写真、確かにすごく綺麗ですね。青がとても涼しそうに見えます。
車で来てしまったとはいえ、少しは感動したりしなかったのかなー、とも思いましたが、推理小説の結末を先に知ってしまった時とか、ビデオ録画していた海外スポーツの試合結果を家に帰る前に知ってしまった瞬間…、と同じ心境かなーと思ったら、その感覚がわかる気がしてきました。
一つ謎があるのですが、最初にDonさんに声をかけられて『家に上がってピザ(冷凍)をご馳走になった』後、送ってもらってベア・レイクを見て『その日はDonさん宅に泊めていただく』とあるのですが、Donさんの家が2軒あるってこと?なんでしょうか。
 
ベアレイクはまるで感動はなかったです。
綺麗だなとは思ったんですが、景色と自分が切り離された感覚で全然心に入ってきませんでした。

たぶん最初の家は息子さんの家か、もしくは屋根の修理をしていたので、他の人の家を修理していたのかもしれません。Donさんの自宅はソルトレイクの近くの一軒だけだと思います。
 
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
 
学歴さん
どうもありがとうございます!
ぜひまたお越しください。
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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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