愉しい自転車&生活

2017年05月 の記事一覧

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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走ってる時に音楽は聴かない主義


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本当に旅の初期に少し聴いたのを除いて、僕は自転車で走っている時に音楽は聴かない。

それは、周りの音が聴こえないと危ない、という理由ではなく、自転車で走っている時に聴く音楽プレーヤーの音に強い違和感を感じるからです。走っている時に聴こえていいのは、風や水や動植物が出す音、自転車の静かな走行音(五月蠅いフリーハブなど論外)、またその空間にいなければ分からない音ならぬ音。そういう生のものだけだ。そうでないもの、音楽プレーヤーから出される音などは、それがたとえどんな名曲でもあっても、その場においては雑音に過ぎないと感じる。自然から出る生の音の前では、機械から出る音のなんと野暮なことか。

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五感で感じとれる全てを体験してこそ自転車である意義がある、と僕は思う。風を切るだけならバイクでもできる。しかし小さな音でもよく拾えるのは、エンジンがあり速度が速すぎるバイクにはないものだ。徒歩ならば自転車以上に聴こえますが、風を切る爽快感がない。逆にクルマの場合は、最初から閉ざされた空間なので音楽をかけながらというのはアリだと思う。むしろエンジン音や走行音を聴いているよりも、よっぽど良い気がする。


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そして、自転車に乗っている時だけでなく、キャンプ(野宿)の時も同じだと思っている。何度か音楽をかけたこともあるが、やはりしっくりこなかった。人里離れた場所での野営。焚火をし、食事を作り、見上げれば満点の星空。そういう時の夜の静寂もまた音でしょう。虫が鳴くかもしれないし、風が木を揺らし、テントを叩くかもしれない。視覚から得られる情報が減る分、夜の音は昼間よりも強く印象に残る。


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自然の中にいる時は、そのままがいい。そのままであることが価値であって、何かをつけ足す必要はないのだと思う。というわけなので、次回の持ち物は、そういう観点からも考えて選ぼうと思っています。



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Category: [その他]自転車いじり

Tags: ロングホールトラッカー  サーリー  

Community: テーマ-自転車  ジャンル-趣味・実用

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ロングホールトラッカーハンドル狂想曲


世の中のロングホールトラッカーユーザーの中でも、僕がこれまでロングホールトラッカーに入れたハンドルはかなり多い方だと思う。

まずアメリカ大陸旅行中のライザーバーとバーエンド。これは普通に使いやすい組み合わせだった。
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こちらもライザーバーですがライズがかなり大きいもの。上体が起きて楽だが、操作感が少しフィットしなかった。
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旅行をしている人には愛用者が多い際物バタフライハンドル。面白いハンドルですが、ちょっとハンドル位置が近すぎる。
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プロムナードバー。これも楽だけど近い。
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バックスイープ30度というプロムナードとフラットハンドルの中間ぐらいのハンドル。これはかなり具合が良かった。出来れば使いたいが、これでもハンドルは近い。
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ロングホールトラッカーの標準であるドロップハンドル。僕はかなりの数のハンドルを持っていますが、ロード用のドロップハンドルは一本もない。マウンテンドロップだったら一本持っていますが。
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といった感じで、色んなハンドルを試した(試したのは写真のが全部ではない)。
でも、沢山乗っていくなかで、やはりロングホールトラッカーの本来もつバランス、元々の設計図に沿うようにまとめるのが、最も良い形だろうと思うようになっていった。とすると、やはりプロムナードではハンドルが近い。楽だし、あまりうるさくポジションどうこう言うような自転車でもなく、車体の性格や懐の深さからすれば決して不正解ではないと思いますが、しかし、やはりあのハンドルの近さだと寸詰まり感が否めない。姿勢的にはゆるいので楽けど、ゆるすぎる自転車で満足できるほど、まったりとしか乗らないわけではない。

そうすると、選択肢としてはドロップかブルホーンか、長いステムにフラットハンドルかといったところですが、ドロップは全く使う気がないのでなし。一応ブルホーンは写真にはないですが試してはいます。が、ポジション的には出ても操作感がしっくりと来なかった。たとえ同じ位置にグリップがあったとしても、ブルホーンのように前に突き出ているのか、プロムナードのように手前に曲がっているのかで全くフィーリングは別物になる。スピードをある程度だして走るならブルホーンは合うだろうなと思いましたが、自分の乗り方だとあまり合わない。

そうして色々試してきましたが、これで決まるかな、というハンドルに出会った。

それが日東のマスタッシュバーRM016。元々はドロップさせて使うものですが、逆につけてプロムナードとして使っています。
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このハンドルは規格がMTB系ではなくロード系なので、パイプ径は22.2ではなく、23.8になっている。つまり、通常のクロスバイクやマウンテンバイクにつけるブレーキレバーは径が合わず使えないので、基本的にはドロップハンドル用のブレーキレバーを使うか、リバースレバー等を使うことになる。

で、このマスタッシュバーの何が良いって、グリップポジションが手前にこないという所なのです。フラットハンドルを握るのとほぼ同じくらいの距離で握れて、もちろんその位置からブレーキもかけられる。握る場所も多いし。
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また、ドロップ(逆につけてるからライズですが)が50㎜あるため、コラムスペーサーを沢山積む必要がなくなるし、無理に急角度のステムを入れる必要もなく、収まりが良くなる。ハンドル幅も狭すぎず広すぎず、車体の性格とマッチしている。

全体。ちょっと夜撮ったので、昼間に撮ったらあとで差し替えると思います。
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現状での不満はブレーキ。リバースレバーがVに対応してないのでカンチブレーキを入れてるのですが、Vブレーキやディスクブレーキに慣れ切ってるので、はっきり言って不満。問題はないけど不満。絶対的な制動力がもう一声欲しいので、どこまで良くなるか分からないけど、ちょっとシマノのカンチ入れるか考え中。

それとついでにですが、以前やってみたロングホールトラッカーの700C化。あれは止めた。別に乗りづらいというわけではないのだけど、これはもはやロングホールトラッカーではないなと思ったのでやめた。あれはただのクロスバイク。26には26の乗り良さがあり、必ずしもデカいホイールが優れるというわけではないと思った。ロングホールトラッカーのまったり感は、26インチで、かつ太めのタイヤを入れた時に最大限になると思います。fatties fit fineというステッカーがサーリーのフレームに必ず貼られていますが、本当その通り。


ついでのついでに、クランクはオーソドックスなスクエアテーパーにしてみた。サーリーの場合、見た目が美しくて、お値段もお美しいような高級な品よりも、地味でそこそこの値段の実用品が一番しっくりくるように思う。
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まあ、一番格好良く見えるのは、よく使い込まれている場合だと思いますが。使用感があって傷もあるけど放置されているわけではない。大事に乗られているけど、過保護にはされていない。あくまで道具として使い、その限りにおいてキッチリ手入れされた、味のあるくたびれ加減。僕は自転車とはそういう付き合い方をしたいと思ってます。磨きまくって完璧に綺麗にして眺めてウットリするとか、そういうのはね、ちょっと無理。


実は上のクランクのチェーンリングは元々シルバーだったのを黒に塗ったものなんですが、あまったラッカーをついでにRメカにかけた。スラムのRメカなんですが、ノーブランド品みたいになってしまった。掃除も何もせずにいきなりスプレーを吹きかけるという、アメリカ人もビックリするような雑な作業だった。というか泥で汚いな。
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長くなりましたが、結論。ふつうに組むのが一番良い
ただ、その「ふつう」というのは、なんの試行錯誤もない、一般的な正解に基づいた「ふつう」ではなくて、僕の使い方や趣味趣向、ライフスタイルに合っていて、かつロングホールトラッカーという車体の性格にも則った、そんな所にある「ふつう」です。


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Category: [その他]ギアレビュー

Tags: サーリー  トロール  

Community: テーマ-自転車  ジャンル-趣味・実用

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トロールの魅力は何でも出来る万能性をもちながら、単純に自転車として楽しく、そして速いこと


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久々にちゃんとトロールに乗ったのですが、この自転車、マジで楽しい。そして楽しいだけではなく相当に速い

車体は決して軽くはないのですが、速度がのり易いし、スピードを上げても余裕で応えてくれる。ロングホールトラッカーで速く走った時のちょっと違うよなという感じがトロールにはない。MTBの安定感と、快速クロスバイク並みのスピードのノリと気持ち良さがある。


単純な楽しさで言えば、ロングホールトラッカーよりも、クランパスよりも楽しい。ロングホールトラッカーは楽しいというよりも心地よい。クランパスは無敵。というか、バイクが強すぎてその辺の道では、レベルの上げ過ぎで敵が弱く感じるようになったRPGのようになる。クランパスは明確に山の自転車だと思います。大変な道を走ってはじめて真の面白さを味わえる。その点、トロールは舗装でも楽しさが損なわれない。

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つまり、フィールドを選ばないという意味でもトロールは万能だということ。ただ、この楽しさを味わうには一番いいのはやはり空荷。あるいは、少なくとも走りに影響があまりない程度の荷物を積んだ時だなと思う。フルパッキングのツーリングも、もちろんトロールの守備範囲なのですが、加速、減速、コーナリング、スピード感など、走りの部分における魅力はやはり損なわれるし、そういうツーリングへの適性はロングホールトラッカーの方が高い。

あらゆる選択肢が用意されており、一見ものすごく実用的な自転車でありながら(実際実用的ではあるが)、実は走りとしてはこれ以上なく遊びの為の自転車。それはまるで羊の皮をかぶった狼。人間の皮をかぶった悪魔。ノロマなツーリングバイクに見せかけた運動神経抜群のフルリジットマウンテン。


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圧倒的な守備範囲の広さに、走りの速さと楽しさ、これらを兼ね備えている事が、トロールという自転車の最大の魅力だと思います。速いだけなら他にもっと速い自転車は山ほどあるし、楽しいだけなら他に山ほどある。しかし、それらをもってなおかつ、外野も内野全部守るくらいの守備範囲を持ってる自転車というのは、極めて少ないと思う。実はトロール(2016モデルまでの旧型)のジオメトリーはサーリーの原点ともいえる1×1(ワンバイワン)のジオメトリーの写しなので、その走りにはサーリーの遊び心がつまっているのかもしれない。

ちなみに、サーリーHPの1×1の説明の文の中には「頑丈なのに反応が良い、生き生きとした乗り心地。ジオメトリーはとても素直でマウンテンバイクのような乗り心地」と書いてありますが、これはそのままトロールにも当てはまる。あらためて、トロールは魅力のある一台だと思います。最後、今年モデル(2017)はフルモデルチェンジでジオメトリーが変わってますので、どんな走りなのかは分かりません。


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Category: [その他]写真で振り返る

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また南米に行きたい


写真を振り返り「自転車で旅をするなら」と考えると、僕の場合やはり南米だ。旅情に溢れ、心を揺さぶられたアンデスの風景は率直にもう一度見たい。

コロンビア ボゴタ夜景
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コロンビア パンアメリカンハイウェイ(ポパヤン~イピアレス間)
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エクアドル キロトア湖
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エクアドル チンボラソ山麓
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エクアドル グアモテ
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エクアドル パンアメリカンハイウェイ
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ペルー ワンカベリカ
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ペルー 標高5000mの峠
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ペルー 道中にて
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ペルー クスコ
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ペルー ラグーナ69
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ペルー
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ボリビア コパカバーナ
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ボリビア
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ボリビア ウユニ
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ボリビア 宝石の道手前
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ボリビア 宝石の道にて フランス人サイクリストと
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チリ アタカマ砂漠
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チリ アウストラル街道
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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: 考察  

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リムブレーキかディスクブレーキか


自転車旅行では通常リムブレーキかディスクブレーキが使われますが、自転車ツーリングの場合、特に惚れたフレームがなければ、僕はディスクブレーキをお薦めしたいと思います。

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リムブレーキのよさは、軽いことと部品が手に入りやすいこと。整備性に関しては誤解されていることもありますが、メカディスクとVブレーキとの比較であれば、Vのが若干楽なくらいで大差ないです。ディスクよりもカンチ(モノにもよるが)の方が余程面倒。あとは、前輪のおちょこがない(つまりバランスのよいホイールが組める)ことや、ディスクに比べてスポークへの負担が少ないことなどがリムブレーキの優れる点です。

対してディスクのよさは、まずなによりもコントロール性。制動力ではありません。制動力はVブレーキでも十分であって、必要な握力も、Vブレーキもメカディスクも大して変わらない。というか、むしろメカディスクはリターンスプリングが重いのでVよりも引きが重く、また一部例外を除きメカディスクは片側しかパッドが動かないためタッチも劣る。がしかし、それを補うだけのコントロール性(強い制動力を伴っているのがカンチとの違い)がある。
次に、耐候性とリムの摩耗。雨天時の制動力は当然ディスクのが良い。ディスクブレーキも効きが落ちないわけではないですが、落ち幅が少ないのでリムブレーキよりも安定した制動力を発揮してくれる(晴れの日でもディスクの方がブレーキの効き方にムラが無い)。そしてリムの摩耗。ディスクローターを挟んで減速するため、リムブレーキと違いリムの摩耗から解放される。ただし、スポークへの負担はディスクの方が大きくなります。まあリムよりスポークの方が修理が容易なので大きな問題ではないと思います。

で、なぜディスクを薦めるかですが、それは日常的に恩恵を受ける所の性能がディスクのが優れるからです。リムの摩耗は無いにこしたことはないけれど、あってもちゃんとしたリムなら数万キロは耐える(使用環境でかわりますが)ため、普段はその恩恵を受けることがなく、ディスク最大の魅力とは言い難い。大体、数万キロ走ったら別の要因でリムの寿命がくる可能性も大いに考えられるし。

それに対して、コントロール性や耐候性という部分の性能差は毎日常にその恩恵を受けられるわけです。リムの交換が必要になった時の、ほんの一時の時間よりも、遥かに長い走行時に受けられるメリットの方が実際的には大きな助けになる。ここが、ディスクを薦める最大の理由です。ディスクがリムブレーキに劣る点というのは、基本的に自転車で走っていない時のもので、走行中に関していえば、殆どディスクのが上。油圧ディスクでの比較であれば全てが上。まあ、油圧はちょっと旅では使いにくいですが。

そうは言っても僕はリムブレーキのシンプルさも好きですが。リムがブレーキの部品を兼ねるため、その分部品点数が減ってよりシンプル。長期間のヘビーな旅行ならディスクのが適してることは間違いないですが、別にリムブレーキで問題があるわけではないので、いま僕がなにか自転車を選ぶとしても、薦めておいてなんですが、必ずしもディスクを選ぶとは言えない。それよりも「この自転車で走ってみたい」という気持ちを優先する。そういうものの前ではブレーキ仕様なんてどうでもいいことだと、僕は思います。


プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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