愉しい自転車&生活

2015年10月 の記事一覧

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Category: [欧州]ドイツ

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目が覚めてもヨーロッパ


ベルリンを抜けて2日目の朝
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森の中でテントを張って、撤収し、また走り出す。
町外れの民家を通り過ぎる時に犬に吠えられると「ああ、またこの生活に戻ってきたのか」と自転車旅行が始まったのを実感する。第一回目と違うのは、「お勤めご苦労」くらいにしか思わないことだ。初めはビビッていたから。

ベルリンに4泊したので、ヨーロッパに来てもう何度か寝て覚めてを繰り返している。ベルリン滞在中も教会の鐘の音が聞こえてくるとヨーロッパにいると思った。が、自転車で走り出して、眠って、一晩明けても、周りは農地。その広さは間違いなく大陸のもの。太陽の弱さと低さが高緯度地帯の秋だと感じさせる。見渡せばドイツの田舎町、教会。

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「ああ、ヨーロッパを走っているんだ」ということがグッと掴んだような手応えをもって感じられた。自転車で走るとこうも「実感」の深さが違ってくるのかと今更ながら驚いた。

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旅は始まったけど、初めから全くもって日常的な感覚だった。確かに一時帰国によって一定の新鮮さをもってヨーロッパの地を踏んでいるけれど、それ自体にどうこう思うこともない。
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ドイツにいようが、日本にいようが、自分が何をして、何を見、いかに考えるかの問題だから、その点に関して言えば何処にいようが関係ない、と思っているので、それが全く日常的と感じる理由であると思う。

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ちなみに、旅が始めて20日くらい経つけれど、今回は前回のように一日一日を追うようなブログの書き方はしません。時間的に無理だし、なにより今回の自分の旅の仕方とまるでフィットしないので。



次回はザクセンの州都、ドレスデン周辺のことについて書きます。
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ドレスデン


ドレスデンはエルベ川を挟んで旧市街と新市街に分かれている。
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周囲は森に囲まれ、山というか丘というか迷う程度の小高い山の合間にある。ドレスデンに入るときは下りだった。出るときは上る。もちろん川沿いに下れば別だけど。
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ただどちらにせよ、ドレスデンを州都とするザクセン州は東ドイツ最南部にあたり、すぐ下はチェコだから、この周辺を走るのにアップダウンは避けられない。しかも国境付近は本格的な山岳だろうけど、北の方はそうではなく丘陵地帯で、そんなところでわざわざジグザグの道をつくって傾斜を緩く、なんてことはしないから、それなりの傾斜になってくる。

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ドレスデンの街に入った時は森の中を下って、下りきったところに急に街が現れるので狐につままれたような感じだったな。

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有名なオペラハウス。
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別角度から。
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ドレスデンに限らないけれど、ドイツを走っていて、西ヨーロッパも大して古い歴史はないんだなと実感した。大抵はヨーロッパ社会が大きく変わりはじめた中世から近代というくらいにつくられたものが多い。ドレスデンが今に残している建築もここ200~300年のものである。
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そのくらいの古さのものであれば、日本でもその辺にゴロゴロと転がっているし。
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だからそれを思うと古代ローマ、ギリシャ、さらに前、4大文明国というのは凄いよなと思う。


聖母教会は戦争で殆ど崩れたが再建された。
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ドレスデンは、十分に当時の雰囲気を感じさせるような建物を残しながらも、街全体としたら、「古きよきドイツ」への郷愁という感じはまるで感じなかった。

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むしろ「これから」という感じ。再建された聖母教会も、宗教的に必要というよりかは「平和を願って」ということらしい。現地の大学生から聞いた。

建物は黒ずんで迫力があるのだけど、それは空襲の跡であり、建築物を補修したり再建しながらも残しているのは、記憶にとどめるという、そっちの意味もあるでしょう。



なにがしかのデモ。ドイツ語分からないので何かは不明。
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バロック建築。
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バロックはポルトガル語で「歪な真珠」という意味。
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キャンプ場にも泊まったけど、そのキャンプ場が街の中心から遠すぎなので、一泊はエルベ川を挟んで旧市街の真ん前で野宿。この日の夜はやたらと冷えて寒かった。
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ドレスデン。
その周囲を森に囲まれて閉鎖的な地理であるためなのか、確かに独特な空気感のある街でした。


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ドイツの可愛い街並み・・・


ドレスデンを出て、次なる目的地は「ボン」。
あのベートーベンの生まれた街だ。

そのまま西に進もうと思ったが、気が変わってドレスデンの北西、これまたエルベ川沿いの街である「マイセン」に寄っていくことに。


川沿い走ってりゃいいんだろという安易な考えで道を選ぶと、こういうことになる。ただの草っぱらである。
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結果的にはショートカットになったので、たぶん時間的なロスはなかったと思う。


道のり的には川沿いでしかも下流に向かうので楽勝でマイセンまで。マイセンの街。
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マイセン大聖堂。ゴシック様式の建築。ベルリン大聖堂と比べると全く違う。
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外見。
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マイセンも典型だけど、「かわいい」という噂のドイツの街。
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僕としてはあまりピンとこなかった。
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子供や愛嬌のある人に対して「かわいい」は分かる。しかし家や街に対してかわいいという感覚は、あまりよく分からない。でも面白いとは感じる。
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その「かわいらしさ」というものがいかついドイツで見るとどこか冗談に思える。国は違うがロシアのサンクトペテルブルクなんかこれは嘘でしょという街。虚構の世界。


僕にとっては「かわいい街」それ自体よりも、そういったものを求めるドイツ人(ヨーロッパ人)の心性のほうに興味がある。
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そういった意味で言えば特に心が惹かれるわけではないドイツの街ではあった。

僕が惹かれたのはこういったドイツの田舎の風景や
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地中海に来たのかと思うほどの(地中海行ったことないけど)ライン川の眩しい陽射しや、その陽射しとライン川の恩恵を受けて賑わう街、人。道端の花。そして、うお!ヨーロッパに来た!と強く感じたのはZwickau(ツウィッカウ)のマーケットだった。というわけで次回はツウィッカウでのことを書きます。


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Zwickauにて


基本的にドイツの旅ではどの道を走るかは決定しないで割と適当に走っていた。手持ちの地図で一番車の少なそうな道は検討つけておくけど、持っているのがドイツの全国地図なので、マイナーロードは走るのに困難も出てくる。だから、分からなかったらその都度分かりやすい方にチェンジしたりしながら走っていた。はっきり言ってドイツの標識は分かりよくないので、イライラさせられながらも。

GPSあるいはスマホなどで見れるオフラインの地図はアメリカ大陸ではまるで要らないと思ったけど、ドイツはあった方がよいと思った。道路の選択肢が多いし、自動車道路が明確かつ多い。看板も分かりにくいのでその方がスムーズ、というかストレスが少ないだろうと思う。オランダはGPSも紙地図も必要とさせない最強自転車王国なので何もいらないけど。


毎晩キャンプ。うすら暗くなってから毎日森で。
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そういう走り方だったのでZwickauというどう読んだらいいのかも分からない街に立ち寄ったのは全く偶然の意図しないところで、行ったというより、あの日、僕はあの街に、ずっと昔からずっと続いているヨーロッパ人の生きる営みの現場に、その活気に、誘われるように行きついた感じだった。


ちょうどツウィッカウに着くと太陽が出たので、この好機を逃さずに日光で暖まりながら昼飯。太陽光が貴重なんです。
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食べつつ、このゴミ箱をついでに撮っていたあたりから、異変に気付く。先ほどから、小さな通りから人が度々出てくる。そして何やら買い物をしたのか荷物を持っている。持っているものからして明らかにスーパーではない。何だろう、というのと、ちょうどその通りの方にある紅葉した木の良い雰囲気、さらにその先に見える教会の存在感に誘われて、フラフラとそちらへ向かった。


そこで開かれていたのがマーケットだった。
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曜日は日曜日。
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ヨーロッパ人の生きる営みの現場。こういうのが見たかったんだ。
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そして教会では5時から無料のコンサート。すべてパイプオルガンの曲だった。
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そして夜はマーケットで会った方の家に泊めていただいた。
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こちら旦那さんのステファンさん
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奥さんのバーバラさん
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「今日はどこまで行くの?」という質問が来たとき、前後の流れからして「もしや」と思った僕は、本当は先まで行く気でいたけど確信犯で「分からない。いつもノープランだから」と答えた(ノープランってのは決して嘘ではないけど)。そしたら「私たちのゲストルームに泊まる?」というご提案。満場一致でその提案に賛成。

二人とも凄く良い人で、特にバーバラの明るさは一般的なドイツ人のイメージを覆すようなものだった。というか、ドイツ人ってそんな言うほど表情かたいのか?と思う。少なくとも僕はそう感じなかった。変に営業スマイルや愛想笑いでヘラヘラされるよりも良いと思うけど。

ドイツ人は思ったよりも素朴というか純朴で、思った以上に働かない(労働時間が短いという意味)。
でも、このマーケットで感じたけどちゃんと人生を楽しむことができる人達だと思う。仕事で草臥れ果ててしまう日本とは違う。日本は「働き方」を考えた方がよい、のではなく、もっと「生き方」を考えた方がいいんじゃないのかと、ツウィッカウのマーケットを見て思った。


プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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