愉しい自転車&生活

2015年04月 の記事一覧

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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2輪の重心


現在世界一周しているこちら方のブログを見て、最初「えっ?」と思ったけど、確かに考えてみればそうなんですよね。

何のことかというと「重心」の話なのですが、低重心の方が安定する、というのは常識に属するような話になっているけれど、確かに自動車など4輪車(または3輪)の場合はその通りで低重心の方が安定する。しかし2輪の場合は逆で重心は高い方がバランスがとり易い。全く勘違いしていたけど考えてみれば当然だった。これは簡単な実験をすればすぐに納得できることだし、多くの人は実験などしなくても経験的に納得できることであると思う。子供の頃に手のひらに棒を立ててバランスをとって遊んだことのある人は多いと思うけど、長い棒と短い棒、どちらがバランスがとり易いのか。また、同じ長さでも重い方を上にした時と下にした時ではどちらがバランスをとり易いのか。やったことがあれば分かるでしょう。

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ただ、原理的にそうであっても乗り物としての自転車で考えた場合、高いことがそのままバランスのとり易さやハンドリングなど諸々含めた「乗り易さ」に繋がるほど単純な話でもないだろう。重心が高いと動きが緩慢になるということだから、それが良いかどうかは乗り方などで変わってくるのは当たり前の話であるし、あとは荷物を積む場合などは、重い物がどれだけ車体の重心に近いのか、といった所も重要に思える。バイクで言う「マスの集中化」というやつ?


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まあ実際は極端なことをしなければ問題ないのであって、あまり根詰めて考えることではないのだけど、でも2輪においては低重心=安定ではない、ということは憶えておいて損はない事実だと思う。 今度、気が向いたら実験してみようかな。


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追記
その認識は逆だというコメントを頂いたのですが、んんー、逆なのかな。よく分からなくなってきたな。
ごく単純に自転車の挙動ということで言えば低重心の方がヒラヒラと動くのは間違いないと思うのだけど。どちらにせよ上でも書いたけれど、自転車は人間が乗って操作する乗り物だから高い重心で鈍い動きの自転車がそのままイコールで乗り易さには繋がらないだろうと思う。逆もまた同じだろう。自転車旅行だと重心の高低よりもどれだけ重量物を中心に寄せるかの方が重要に思えるし。やはり試してみるかな。

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Category: [第二次・欧州アフリカ持ち物]自転車

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パニアバッグ オルトリーブ バックローラークラシック


いまさら何を書こうかと悩むほどに今更感がある、このど定番商品。

防水性を備えた商品は沢山あるのだけど、長期旅行で使用しても大丈夫と思わせるだけの信頼性をもった物は非常に少ない。というか、僕は知らない。モンベルとかはちょっと信用できない。防水という点を抜きにすればオーストリッチは大丈夫だと思うけれど。

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オルトリーブは防水も特徴だが、それと同じくらい、いやそれ以上に重要な耐久性。この耐久性が信頼できなければいかに防水といえどこれほど支持を集めることはないだろうと思う。この手のバッグで壊れやすそうなのは荷重を支えるフックの部分だけど、ネジが緩んで外れた以外で完全にそこが壊れたという話は聞いたことがない。もちろん無いわけじゃないだけだろうけど。フックよりも壊れやすいのはバックルで、それについては以前まとめた

もちろん、使っているうちに擦り切れて穴があいたりはするので、完全防水を維持するのであれば、基本気には直しながら使っていくものだと理解した方が良いと思います。


これはチリ走行時。穴の補修はガムテープ。穴はグアテマラでコケたのが原因。
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一時帰国を機に補修したので今は大分綺麗になっている。
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大容量、防水、高耐久、外し易く外れ難い秀逸な固定法。旅にはおあつらえ向きである。値段の高さがネックではあるけども。もし旅じゃなく普段使いであれば、むっつりしたデザインのオルトリーブではなく、コットンや革のパニアも良いなと思うけど。


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フレームバッグ レベレイトデザイン


アメリカのレベレイトデザイン製作のフレームバッグ。
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このバッグですが、便利どころじゃない。便利過ぎる。
もちろん旅でも使い良いだろうけど、それよりも日常。普段使いで便利この上ない。大抵のものが入り、かつ邪魔にもならない。まるでドラえもんの四次元ポケットのよう。サイドバッグは大げさで利便性に劣り、フロントバッグは鬱陶しいし入る物も限定的になる、サドルバッグは小さい。キャリアは細かいものが載らない。


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フロントバッグレベルの手軽さと、デイパック並みの容量を兼ね備え、サイドバッグなどのように邪魔くさく横に出っ張ることもない。自転車の前三角はいわば「無駄な空間」であるわけだが、そこにボトルケージを装着するのではなく、全て収納スペースに転換することで、無駄な空間が全て有用に変わってしまう。いやいや素晴らしい。


反対側にもポケットはあるが、小さ目でマチはないので厚いものなどは入らない。
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旅においては、重いものをこのバッグに集めれば、車体の安定感も良くなるだろうと思う。あと、トロールはロングホールトラッカーに比べてリアセンターが短く、フロントセンターが長いので、後輪荷重になる。その上、僕のトロールはプロムナードバーでより後ろ荷重となり、さらに加えてサイドバッグはリアのみで行くため、3重に後輪への荷重が大きくなってしまう。それを少しでも是正するためにも、フレームバッグは重要な位置づけである。

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もはや自分にとってフレームバッグは当然の装備。
これ付けとけばボトルケージなど全く要らんね。


<ちょっと追記>
このフレームバッグ、使ってて何が良いのか。
最近一つ思ったのはそのルーズさ。これが大変よろしい。これ、別に普段使いでちょろっと使う分にはバッグ閉める必要ないんですね。常にバッグは開けっ放しでも余程の道じゃない限り荷物は落ちない。そんな芸当はフロントバッグではまず真似できないことであり、サイドバッグは深いからできるかもしれないけど、日常使いにはジャマで大げさすぎる。服装でも、Tシャツ、短パンのラフな格好というのは楽だけど、そういう類の気張らない良さがあるな~と思いました。

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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メーターは要らぬ


次の旅はスピードメーター無しで行くことにした。

現在、トロールはじめ所有している自転車には一切メーターの類はついていないので、無いのが当然で乗っているのだけど、速度や距離が分からないことによって楽しみが減じるどころか、逆に数字が無いことで解放されたように思った。

ポジションがアップライトになったというのもあるけど、最近、走行中に周りの景色をよく見る。視線を下に落とす必要(メーター)がないからだ。


ハンドル周りもスッキリするし
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走った距離やスピードが分かると楽しい、というのは、メーターの良さとしてよく言われる。確かにそういう楽しさもある。でも、僕はもう自転車において、その次元の楽しさを求めてはいないんだと分かった。そういうのは逆に邪魔である。そういう所に自転車の本当の面白さがあるわけじゃない、と前に書いたので、書いたからには、それを体現していかなくてはいけない。

数字で示される「速度」ではなく、流れゆく景色による「速度感」が楽しいのであり、数字の「距離」ではなく、一日かけて走り蓄積されていった"記憶の厚み"によって感じる「距離感」が嬉しいのだ。

「今日は130㎞も走ったぜ」じゃなくて、その一日の中で見てきた色々の景色を思い出しながら、「ああ、今日はずいぶん遠いところまで来たな」と感じられれば、それで良い。というか、それが良い。そこに数字という指標を持ち込むと、「ずいぶん遠いところ」という感覚が均質化されてしまう。


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幸いにも現代においては、しっかりした地図もあり、距離の入った標識もあるので、メーターの有無はあまり関係ないだろうと思う。折角1年以上の一時帰国をおいたのだから無駄にせず、世界を見る、その為に何が必要か、また何が不必要か。よく吟味し、持ち物を選んでいかなければな。


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ちょっと加筆しました


キャリアの記事フレームバッグの記事を少し加筆しました。
見返すとキャリアの方はちょっと長くなりすぎたけど、まあいいか。ブログなんて読みたきゃ読むし、読みたくなきゃ読まないもんだ。

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ペリクレスの演説


古代ギリシャ、アテナイの政治家ペリクレスの演説。流石に分厚い本を旅には持っては行けないので、現地に行っても読めるように書きとどめておく。2500年前の事とは思えぬ凄まじい演説なので、長いですが是非読んでみてください。演説は古代ギリシャの歴史家トゥキュディデスの「戦史」で書かれています。全文ではなく抜粋しています。


『われらがいかなる理想を追求して今日への道を歩んできたのか、いかなる政治を理想とし、いかなる人間を理想とすることによって今日のアテナイの大をなすこととなったのか、これを先ず私は明らかにして戦没将士にささげる讃辞の前置きとしたい。この理念を語ることは今この場にまことにふさわしく、また市民も他国の人々もこの場に集う者すべて、これに耳を傾けるものには益する所があると信ずる。

われらの政体は他国の制度を追従するものではない。ひとの理想を追うのではなく、ひとをしてわが範に習わしめるものである。その名は、少数者の独占を排し、多数者の公平を守ることを旨として、民主政治と呼ばれる。わが国においては、個人間に紛争が生ずれば、法律の定めによってすべての人に平等な発言が認められる。だが一個人が才能の秀でていることが世にわかれば、輪番制に立つ平等を排し、世人のみとめるその人の能力に応じて、公の高い地位を授けられる。またたとえ貧窮に身を起こそうとも、国に益をなす力をもつならば、貧しさゆえに道を閉ざされることはない。われらはあくまでも自由に公につくす道をもち、また日々たがいに猜疑の目を恐れることなく自由な生活を享受している。よし隣人がおのれの楽しみを求めても、これを怒ったり、あるいは実害なしとはいえ不快を催すような冷視を浴びせることはない。私の生活においてわれらはたがいに制肘を加えることはしない、だがこと公に関するときは、法を犯すふるまいを深く恥じ恐れる。時の政治をあずかるものに従い、法を敬い、とくに、侵されたものを救う掟と、万人に廉恥の心を呼びさます不文の掟とを、厚く尊ぶことを忘れない。

また、戦いの訓練に目を移せば、われらは次の点において敵側よりもすぐれている。まず、われらは何人にたいしても都を開放し、決して異国の人々を追い払ったことはなく、学問であれ見物であれ、知識を人に拒んだためしはない。敵に見られては損をする、という考えをわれらはもっていないのだ。なぜかと言えば、われらが力と頼むのは、戦の仕掛や虚構ではなく、事を成さんとするわれら自身の敢然たる意欲をおいてほかにないからである。子弟の教育においても、彼我の距りは大きい。かれらは幼くして厳格な訓練をはじめて、勇気の涵養につとめるが、われらは自由の気風に育ちながら、彼我対等の陣をかまえて危険にたじろぐことはない。

苛酷な訓練ではなく自由の気風により、規律の強要によらず勇武の気質によって、われらは生命を賭する危機をも肯んずるとすれば、はやここにわれらの利点がある。なぜなら、最後の苦悶に耐えるために幼少より苦悶に慣れ親しむ必要がない。また死地に陥るとも、つねに克己の苦悩を負うてきた敵勢にたいしていささかのひるみさえも見せぬ。これに思いをいたすとき、人はわが国に驚嘆の念を禁じえないだろう。だがわれらの誇りはこれにとどまるものではない。

われらは質朴のうちに美を愛し、柔弱に堕することなく知を愛する。われらは富を行動の礎とするが、いたずらに富を誇らない。また身の貧しさをみとめることを恥とはしないが、貧困を克服する努力を怠るのを深く恥じる。そしておのれの家計同様に国の計にもよく心をもちい、おのれの生業に熟達をはげむかたわら、国政のすすむべき道に充分な判断をもつように心得る。ただわれらのみは、公私両域の活動に関与せぬものを閑を楽しむ人とは言わず、ただ無益な人間と見なす。そしてわれら市民自身、決議を求められれば判断を下しうることはもちろん、提議された問題を正しく理解することができる。理をわけた議論を行動の妨げとは考えず、行動に移るまえにことをわけて理解していない時こそかえって失敗を招く、と考えているからだ。

この点についてもわれらの態度は他者の慣習から隔絶している。われらは打たんとする手を理詰めに考え抜いて行動に移るとき、もっとも果敢に行動できる。しかるにわれら以外の人間は無知なるときに勇を鼓するが、理詰めにあうと勇気を失う。だが一命を賭した真の勇者とはほかならず、真の恐れを知り真の喜びを知るゆえに、その理を立てていかなる危険をもかえりみないものの称とすべきではないだろうか。

またわれわれは、徳の心得においても、一般とは異なる考えをもつ。われらのいう徳とは人から受けるものではなく、人にほどこすものであり、これによって友を得る。またほどこすものは、うけた感謝を保ちたい情にむすばれ、相手への親切を欠かすまいとするために、友誼はいっそう固くなる。これに反して他人に仰いだ恩を返すものは積極性を欠く。相手を喜ばせるためではなく、義理の負い目をはらうにすぎない、と知っているからだ。こうしてただわれらのみが、利害得失の勘定にとらわれず、むしろ自由人たる信念をもって結果を恐れずに人を助ける。

まとめて言えば、われらの国全体はギリシアが追うべき理想の顕現であり、われら一人一人の市民は、人生の広い諸活動に通暁し、自由人の品位を持し、おのれの知性の円熟を期することができると思う。そしてこれがたんなるこの場の高言ではなく、事実をふまえた真実である証拠は、かくのごとき人間の力によってわれらが築いた国の力が遺憾なく示している。なぜならば、列強の中でただわれらの国のみが試練に直面して名声を凌ぐ成果をかちえ、ただわれらの国にたいしてのみは敗退した敵すらも畏怖をつよくして恨みを残さず、従う属国も盟主の徳をみとめて非をならさない。かくも偉大な証蹟をもってわが国力を衆目に明らかにしたわれらは、今日の世界のみならず、遠き後の世にいたるまで人々の賞嘆のまととなるだろう。』



The Parthenon
アテネのパルテノン神殿 (C)New Carthago City
プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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