愉しい自転車&生活

2015年03月 の記事一覧

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Category: [北中南米後一時帰国]日記

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毎度ご訪問ありがとうございます


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最近まるで更新していないにも関わらず、未だ一日に百数十人ほどの方に来ていただいているというのは大変ありがたいことです。どうもありがとうございます。

書こうと思えば書けるのですが、出発が少しずつ迫ってきて大分追い込まれてきた感があり、ブログを書くにも遅筆なので書いてる時間があるくらいなら勉強をやらないと本当に全く間に合わない。体力も戻さないといけないし。出発まで更新頻度は大分に落ちると思います。といっても今までも大して更新してませんが。

写真の本はエジプトのアレクサンドリアについて書かれたもの。
アレクサンドロス大王が建設を決意、指示し、親友であったプトレマイオスがその意思を引き継ぎ完成させたプトレマイオス朝時代のエジプトの首都であり、学問の都であった「アレクサンドリア」。土台には古代ギリシャ人の造り上げた知があり、またアレクサンドリアで活躍したのもギリシャ人が多いわけだけど、巨大な図書館を建設し、とんでもない数の本を蔵書し、そこで研究する者を養うというのはエジプトの肥沃な国土と経済力(ナイルの賜物)がなければできなかった。

アレクサンドリアの舞台に登場する賢人の業績たるや、その後の人類は何をやっていたんだというくらい進んでいた。理性によって物事を考える、考える自由があった古代社会が、はじめ「異端」であった一神教(キリスト教)によって倒され、考えるのではなく信仰することが求められ、一度ひらいた自由は閉ざされてしまうが、ギリシャ人の業績はイスラムによって引き継がれ、それが後にヨーロッパへ逆流していく。科学を始め学問に限らず様々な分野が猛烈な勢いで前進を始めるのはやはり再び民主化が始まって「個人」がひらかれ始めてからだ。

現在は古代にあった図書館は破壊されて無い(蔵書も今に伝わるのは1%程度しかないらしい)けれど、古代のように再び知的活動の中心地にしようということで、2001年に新アレクサンドリア図書館が建設されている。現代のアレクサンドリアに古代の面影を見ることは難しいかもしれないけど、是非とも行きたいところだ。

アフリカの旅はアレクサンドリアから始まり、エジプト、スーダン、エチオピア、古代に王国の栄えた歴史ある国々を通り、人類生誕のブラックアフリカへと入っていく。アフリカ大陸に横たわる巨大なサハラが緩衝地帯となり、地中海世界の先進文明の影響が少なく独自の物質、精神文化を築いた黒人のアフリカ。イスラムと融合したスワヒリ世界、サハラ以南のアフリカにおいて極めて特殊といえるジンバブエの巨大石造遺跡、ボツワナからナミビアにかけてのカラハリ砂漠にすむサン人は最古の人類だ。会えるのか分からないけど出来るなら会ってみたい。こうしてアレクサンドリアから始まったアフリカの旅は最後、南アフリカのCape of good hope(喜望峰)で終わる・・・。うーん、なんという浪漫!

やはり学んでから旅をするほうが遥かに有意義だと、つくづく思った。
というわけで、また机に戻ります。

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: ブルックス  b67  考察  

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お尻に思いやりを サドルにバネを


壁紙の写真で気付いていた人もいるかもしれませんが、いまトロールにはバネ付きサドルが入っています(最初に使っていたB17はトレックのロードに入れました)。今回はこの最高に素晴らしいバネ入りサドルを是非とも紹介したいと思います。


それがこのブルックスのB67というサドル。
このサドルはB17とは違い、ブルックスサドルでいう所のCITY & HEAVY DUTYにカテゴライズされる(B17はTREKKING & TOURING)。このカテゴリーのサドルは、よりアップライトな姿勢で乗る自転車で使うサドルなので、どれも横幅がかなり広くとられていて、なおかつ全てにバネが入っている。

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と、ここでいきなり脱線しますが、ブルックスのホームページを見ていると、穴あきサドルが幾つか存在している。競技でも使えるROAD&MTBのラインナップ、B17の属するTREKKING & TOURINGの中にも穴あきサドルはある。しかし、CITY & HEAVY DUTYに穴あきは一つも存在しない。

そもそも、なぜ穴をあけねばならないのか。それは前傾をとるポジションの場合、臀部じゃなくて主に股間で乗っているからだ。前傾が深くなるほどその傾向は著しくなる。そのため穴をあけてその部分の圧力を無くしてやらねばならない。だから、とりわけロードバイクのような前傾の深いポジションで乗る車体の場合、SMPのようなエルゴノミックで穴のあいたサドルが非常に評判が良かったりする。もちろん穴あきが万人に合う訳じゃないが。

それに対して、直立に近いような非常に楽なポジションでサドルに座れば、いわゆる「お尻」の所で座るため、股間がサドルに触れることがなく、穴などそもそも必要ないのだ。ただその代わりに、大きなお尻を受け止める広い座面が必要となる。


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で、B67だけど、付け替えた当初は想像よりも堅く、また丁度お尻と脚の接合部がサドルのヘリに当たって何とも微妙な違和感があったので「もしかして失敗したか」とドキッとしたけど、しかしそこは革。その程度の違和感は乗るうちにすぐに無くなっていった。スピードメーターを付けてないので何キロ走ったか分からないのだけど、たぶん2000㎞程度と思われるので、馴染んだというにはほど遠い状態ではある。それにも関わらず、このサドルが自分にとっての終着点である事は、ほとんど確信に近い。

何故ならば、27000㎞使ったB17ですら遥か下に思えるほどの乗り心地を感じるからだ。

ここ最近トロールしか乗っていないのは、ロングホールトラッカーよりトロールのが気に入ってるというわけでは決してなく、お尻がB67から離れないからだ。あとは、サドル、ハンドル、ペダルの位置関係、特にサドルの前後位置を相当後ろにしているのだけど、これが快適この上ない。


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とはいえ、いかに乗り心地が良いといってもB67というのは無条件に薦められるようなサドルでもない。ブルックスはサドルを3つのカテゴリーに分けているけど、それは「何となくこんな感じ」で分類しているのでは全くなく、乗り方や乗車姿勢によって明確に作り分けている。簡単に言うと、ドロップハンドルやフラットハンドルでCITY & HEAVY DUTYのサドルに乗るな、ということ。

B67は直立と言わないまでも、それに近いくらい上体が起きたポジションでないと意味がないし、むしろ形状的に前傾姿勢の強いポジションで乗ると逆に痛いと思う。現在、自転車で旅行している人の自転車は基本的にドロップかフラットがほぼ全てなので、そうした自転車で更なる乗り心地を求めるならばフライヤーとかコンクエストあたりが選択肢に入ると思う。もし、プロムナードバーを使って楽なポジションにするならB67は超おすすめ。



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それとバネの利点について。
バネというと荒れた路面で威力を発揮するもので、舗装されていれば必要ないと思うかもしれない。確かに、バネは不整地で威力を発揮する。でも、それはバネの威力の半分しか言い当てていない。もう一つ、バネはペダリングの際に大きな恩恵をもたらしてくれる。ペダルを回せば当然坐骨も動く。乗り手が素人か玄人かに関わらず、太ももを上下するのだからこれは避けられない。試しに坐骨に手を当てて脚を上下してみるといい。グリグリ動くから。バネ付きサドルはその坐骨、というか、下肢の動きに合わせてサドルが動いてくれるので、ペダリングの度に押し付けられてしまう部位への負担が軽減される。僅かなことなのだけど、ツーリングでは一日に何万回とペダルを回すのだから決して馬鹿には出来ない。一応誤解のないようにつけ加えておくと、動くといってもママチャリのように腰の抜けた柔いバネではないので、ぐにゃぐにゃ動くようなことはありません。

しかし動いていることには変わりないので、ペダリング時のロスとかはどうなの?と疑問を持つ人がいるかもしれない。個人的には「そんな細かい事を気にする人が使うものじゃない」と思うのだけど、一応体験的に言えば、全く分かりません。ロスしてるかどうかも、してないかどうかも分かりません。大体、そんな厳密、精密な感覚で乗るような自転車じゃないので興味もない。仮に科学的データをとってロスしてると判明したとしても、それがどうしたという話だ。もしそのロスによって100㎞走って10分の大差が付いたとしても(そんなことはありえないけど)、尻が痛くない事の方が圧倒的に重要だ。ハッキリとしたデメリットを挙げるなら、それは重量かな。サドルとして良いのは良いけど、900g弱という重量はやはりちょっと重い。


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一般に、スポーツタイプの自転車に乗る人からしたら「圏外」の存在であるバネ付きサドル。ここまで弱点を「重量」くらいしか挙げずに、ほぼ褒めちぎったのは、バネ付きサドルを圏外から浮上させるのを企んでのことなので、書いてある事をあまり鵜呑みにし過ぎないで下さい。買ったけど合わねぇ!とか言われても困りますので(笑) サドル選びは一筋縄にはいかないもんですから。


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Category: [北中南米後一時帰国]日記

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振り返ってみると、旅はボリビアで終わっていた


1年9ヶ月かけて走ったアメリカ大陸縦断の旅。
旅を振り返っていて、最近一つ分かったことがある。 それは、実はあの旅はボリビアで終わっていたんだ、という事。もちろんそのあと、チリ、アルゼンチンと続いていったわけだけど、いま振り返ればよく分かる。アメリカ大陸の旅は明らかにボリビアで終わっている

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僕が3年前「自転車世界一周」という夢を想い描いて日本を出発した、その当時の意味における「自転車世界一周」はボリビアまでで終わり、それ以降のチリ、アルゼンチンでは関心の対象(何をしたいか)が変化していたのだけど、それについて全く自覚していなかった。自覚が無い故にその欲求を正しく用いることができず、消化不良をおこした結果、美しい自然を見ながらも、美しい自然の中でキャンプしながらも、それはそれで楽しいと思いながらも、しかし心の底では、何か違う、どこか腑に落ちないという感覚がずっと纏わりついていた。それは、ボリビアで気付いた「これこそ自分のしたい旅」「見たいものだ」というものが、実はその時点で満足して終わっていたにも関わらず、なおもそれがモチベーションだと"勘違い"していたことから来ていたんだと思った。

チリとアルゼンチンで感じていた、あのえもいわれぬ詰まらなさはこれだったのか!と今になって分かり、超スッキリした。

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ボリビアの宝石の道が終わった時の日記なんかを見ると、終わった感がありありと出ているんだけどな。残念ながらつい最近まで分からなかった。これもひとえに想定外の一時帰国のお蔭か。あのまま続けていたら、こうした捉え返しはほとんど不可能だったろうから。だから、次の旅は「続き」ではなく、全く別物ということになるな。あー分かってスッキリ。これで前に進める。


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Category: [第二次・欧州アフリカ持ち物]自転車

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キャリア tubus ロゴ


アメリカ大陸縦断前にもまとめた旅の装備一覧ですが、次の旅で使う装備に関しては、「後半戦の装備」として新たなカテゴリーをつくったので全てゼロから書こうと思います。

キャリアは前半に引き続き、tubus(チューブス)でいく。

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まず、キャリアは性質的に大きく2つに分けられる、と僕は考えています。
一つは「荷台」としてのキャリア。そしてもう一つはサイドバッグを装着するための「骨組み」としてのキャリア。チューブスは明らかに後者。

荷台としてのキャリアというのはママチャリのがまさにそれ。
横にバッグを下げるのではなく、キャリアの上に荷物をのせて使うためのものなので、当然荷台部分の幅が広くとられている。サイドバッグを付けると車体の幅が広くなり、まち乗りなどでは邪魔くさいから、ママチャリの場合はそれで正解だろうと思う(前カゴも付いているし)。ただ旅行だと、とてもじゃないが積載力が足りないのでサイドバッグは前提となる。


チューブスのキャリアは「サイドバッグをとりつけるためのキャリア」と言うとリアの場合は少し語弊があるかもしれないが、しかし明らかにバッグを付けた時の安定性の高さに比重をおいた設計だというのは、その形状が物語っている。後ろから見るとよく分かるが、形状が「ハの字」になっていて、荷台部分が狭くなっている。それによって重心が車体の中央に寄り、安定した走りになる。当然、比較するキャリアにもよるけど、チューブスより数センチ広いキャリアなどザラにあり、自転車のジオメトリーがミリ単位、サドルの調整などもミリ単位、ステムなども1センチ刻みで調整することを考えれば、その数センチはかなり大きい数字だと分かる。

また、サイドバッグのフックを掛ける位置も低くとられているため重心も低くなり、これも安定性に繋がる。重いものはなるべく中心に、そして低く、というのは当たり前の事だけど、世にあるキャリアが必ずしもそうはなっていないのは、荷台としてのキャリアを考えているのか、それともサイドバッグを付けるためのキャリアとして考えているのかの違い、またそのどちらに比重があるかの違い、これらの要素が大きく関係あると思う。もちろんそれだけじゃないが。


それと、もう一点。上に向かって狭くなっていくという事はそのぶん剛性も上がるということだ。

こういう形と
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こういう形
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左右に揺らした時に三角形に近いほど剛性が高いのは明らかである。重心、剛性、パニアの掛けやすさ、破断しにくい構造、色々考えて作っているのは確かだろうが、こうした設計が果たしてどこまで計算づくなのだろうか。興味はあるが、消費者には永遠に分からないことで考えるだけ無駄だけど。で、この剛性も安定性に寄与するのは言うまでもないことで、特に耐荷重40kgを謳うtubusはその辺のキャリアと比べ物にならないくらい堅い。 これは実物を装着してちょっと抉ってみたりするとよく分かる。ママチャリのキャリアなどフニャフニャだからね。


で、今度はフロントキャリアの方に目を転じてみる。

チューブスのフロントキャリア
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このようにチューブスの場合、まさにバッグを付ける、ただそれだけの為のキャリアになっている。ここに「キャリア」をどのようなパーツとして見ているのかがよく表れているように思う。逆にサーリーのキャリアは、荷台にもそれなりに荷物を積むことを考えているキャリアだけれど、その分、形状や構造としてはチューブスよりも安定性に劣る。実際に比べるとキャリアの剛性感などには結構な開きがあるのだが、それも比べたらの話で、そんなものは乗ってる内に慣れる範囲であり、そんなこまけぇこと気にすんな!!荷物がいっぱい積める方が良いだろ!というアメリカ人らしい単純な発想が垣間見えるような気がしないでもない。


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折り紙つきの性能を誇るチューブスだけど、値段が高いと言われれいる。確かに高い。でも絶対的な値段は高いのだが、実力からしたら僕はむしろ安いと思っている。アメリカ大陸縦断で27000㎞走って一切のトラブルが無かった。数十キロの荷物を積んで、かつオフロードも走っていたにも関わらずだ。チューブスが破断したという話は聞いたことがないのだけど、普通に使用するなかで壊れた人はいるのだろうか。通常使用であれば一生使えるレベルの耐久性じゃなかろうか。それほどハイクオリティの逸品だと考えれば安いものじゃないかと思う。

とは言っても、本当にちょい乗り程度でしか使わない人にとってはオーバースペックも甚だしく、人生を3周位しないと元がとれそうにないので、高いには違いないのだけど。 あとデザインがいかにもドイツというか、ちょっとお堅い感じであまり愛想がないように思う。

しかし考えてもみればチューブスというのはキャリア一筋で作っている一途なメーカーなんだよな。片手間でキャリア"も"作っているメーカーとは製品にかける情熱と労力が違うのは考えるまでもないことだ。他に売るものが何もないのだから、キャリアで認められる以外に道はない。専売特許で負けるわけにはいかないじゃないか。半端なものを作らないのではなく、作れない。耐荷重40㎏を公称するキャリアなんて普通は作らないが、作ってしまうのはそういう事じゃないだろうか。保証期間も30年だったっけ? その圧倒的な自信。それを裏付けるものがあるんだろうなあ。凄いんだが、ドイツのちょっと怖い所でもある気がする。やるときゃ徹底してやっちまうという感じね。

というわけで、選ぶも何もこれしかないという感じなので、キャリアは引き続きtubusのロゴでいきます。
プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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