愉しい自転車&生活

2014年11月 の記事一覧

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: 考察  

Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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ギア比を考えよう


現在、世界一周など大陸横断系のサイクリングをする場合、主流はMTB系のコンポで組み上げた自転車かと思います。重い車体で走るにはワイドなギア比はありがたいでしょう。

一般にはMTBならフロントが44-32-22
リアは11-32、11-34あたり。

ただ、実際に旅をした実感としてはフロントは3枚も必要ない。
そう感じてからギア比を計算したりして色々考えていると、ますます要らないと思えてきて、そもそもこれほどリアスプロケットが多段化してワイドになっているにも関わらず何故フロントトリプルなんて無用の長物が未だ現存しているんだと思った。

僕はレースの世界を知らないので、もしかしたら8段、9段程度では前は3枚必要だったのかもしれない。ただ、最近ではスプロケットの多段化とワイド化に伴って最上位のレース用コンポからDEOREまではフロントは2枚になり、ついにはシングルまで出始めた。それはそれでいい。

でも思うのは、レース以上に普段使いのコンポこそフロントトリプルなど完全に必要としていないということ。最も買う人が多く、そのほとんどが街乗りで使われるであろうエントリークラスのクロスバイクは、ほとんどフロントトリプルだけど、大多数の人はインナーなんか軽すぎて使わないでしょう。脚力がそれほどじゃない場合や特にスピードも出さない場合はアウターも使わず、ミドルだけで足りる。街乗りなら、ほとんどの場面をリアのみで乗り切っていることだと思います。もっと言えば、坂の少ない場所に住んでいるなら変速なんか無しで単速で十分。ママチャリのほとんどはシングルスピードだし。

ただ、どうやらトップダウンというのがモノづくりの基本的な姿勢らしく、最上位のコンポで培った技術を下位グレードに下していくという手法でコンポやフレームなども作られている。上位モデルが10sになれば、下位モデルも10sになり、上位がダブルになれば、下位もダブルになる。最先端のレースバイクに使う技術を使いました!と言って、それをアピールポイントにして新製品を魅力的に思わせ、購買意欲をかきたてる。自転車だといくら高いと言ってもバイク、車に比べたら圧倒的に安い。プロ機材も頑張れば手に入ってしまう。そしてまんまとのせられてレースも出ないのに買っちゃう。僕も買いましたが。

話を戻すと、ギア比。
自転車旅行においても、フロントトリプルなど必要ない。

具体的にギア比を書くと、
フロント44T、リア11Tの時にギア比は「4」
そこから一段軽くするとリアが13Tになるのでギア比は「3.38」

これが例えばフロントを38とする時、
リア11Tならギア比は「3.45」で44×13と大体同じギア比になる。
つまり、38Tと44Tでは1段分重いギアが選べるというだけ。

しかもそのたった一段分のギアも重すぎて旅行では使わない。下りでは、と思うかもしれないけど、下りは休憩時間なのでペダルは基本回さない。ロードレースの世界では、競争なのでより早く下るため、または筋肉を冷やさない為に下りでも回すらしいけれど、速く走る事や筋肉の事を考える前に、安全に下りきることが最も大切で、その為に必要なのはペダルを回すことではなく、高速で進むフルパッキングの重い車体のバランスを保つことだ。


というわけでトリプルは無駄だし、
一枚多い分、操作も煩雑になるのでフロントはダブルにしました。


これがトリプルの時 ギアは44-32-22
DSC01304.jpg

ダブル化 38-22
1238.jpg

これで上りはインナー、それ以外はアウターとなって、いつ使うかが明確になり変速のタイミングが非常に分かりやすくなる。実際使った感じも具合が良い。

元々アウターとして使うギア板をミドルの位置に入れたため、インナーギアとの隙間が小さくなりチェーンがギア板に擦るようになったので、ワッシャーをかませて少しインナーを内側に寄せてある。純正のミドル用のギア板を使えばすんなりいくし、素材がスチール(今回入れたアウターはアルミ)なのでその方が耐久性が良く、なんならその方が良いと思う。ただシマノ純正だとミドル用のギアは最大で36Tになる。でもまあ36でも全然問題ないでしょう。自転車旅行の場合だと軽いギアが少なくなるのは辛いけど、下りや平地追い風の時に使うような重いギアは実際のところ無くても困らないし。


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なんで仏式を使っていたんだろう


自転車のチューブの話ですが、スポーツ車は普通、空気圧の調整が可能な仏式バルブか米式バルブが使われています。僕は旅でずっと仏式を使っていました。



仏式(フレンチ)バルブ
DSC01505.jpg

しかし世界旅行の中で仏式が手に入らない可能性もある。だから予めバルブホールを広げておきました。広げた上でスペーサーを入れて仏式を使っていた。トラブルを予想して先回りして対処。なんて賢い・・・。

じゃなくて、そもそもなんでそのまま米式使わなかったんだろう、と最近思った。
例えば僕も持っていたけど、空気入れが壊れた際にガソリンスタンドなどで入れてもらえるように米式に変換するアダプターを持っていく人は多々いるけど、初めから米式使えばいい問題ですよね。わざわざバルブホールを広げて、アダプターまで使って細い仏式を使う・・・。何でそんな回りくどいことをしたのかなと。ストレートに米式使えばよい話ではないか。

仏式よりも米式バルブの方が丈夫だし、変換アダプターも持つ必要が無く、レザインのポンプで度々あったのだけど、ポンプヘッドを外す時にバルブコアが供回りして空気が抜ける、といった事も無くなる(仏でもバルブコアの外せないタイプなら平気だが)。米式と仏式で、あえて仏式を選ぶ合理的な理由というのが見当たらないんですね。旅においては米式に利がある。


米式バルブ
DSC01507.jpg


知らず知らずのうちにスポーツ車はこう、これが常識、というものが染みついていたのだと思う。よく振り返ってみると、自分が全くの初心者だった頃からある程度分かるようになるまで、実体験から考えたもの以上の大量の間接情報を受け取っている。それによって(も)学んでいた。知らずのうちに「これはこういうものだ」という偏見が身についていたのだと思う。こういった無自覚の偏見とは怖いもんだ。自覚が無ければ直しようもないのだから。

別にもう仕事としてやっているわけではないし、何より自転車の位置づけが変わってしまったので、細かい互換性やパーツ情報、最新コンポがどうというのは興味ない。だからその辺に関して貪欲に知りたいとは思わない。またそういった情報というのは雑誌にもネット上にも掃いて捨てるほどある。必要な際に調べれば済む話だ。

そういったことよりも、僕の場合は自転車はもちろん旅でも使うが、日常で使うものだ。そうした視点から自転車について改めて捉えなおし、考えたいと思った。いままでスポーツバイクというものを、いまの大勢である競技志向の自転車観の中で捉えていた。レース用、プロ用が頂点にあるヒエラルキーの中で見ていた。その視点だと普段使いのものはレベルが低い自転車となってしまう。これから決別したい。
沢山知って知識を横に広げていくのではなく、理解を深めるという向きで考えることが必要だと思った。単にものをたくさん知ってるかどうかと、そのことについて深い理解を持っているかどうかは全然別の話なので。

というようなことをバルブの事から思った次第でございました。


DSC01520s_20141124012927312.jpg


プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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