愉しい自転車&生活

2013年05月 の記事一覧

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Category: [南米]コロンビア

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デカイ岩 ペニョン・デ・グアタペ 出発301日目


2013年4月23日

「ペニョン・デ・グアタペ」
メデジンからバスで2時間ほどの所にある大きな一枚岩で、その岩には階段が設けられていて、そいつを上っていくとそれはそれは良い眺めらしい。バスで行くのは億劫だけど、自転車で行けるのなら行くしかない。しかもちょうどボゴタへ行く道の途中だし。バスで行くのが億劫、って普通逆だと思うかもしれないけど、自転車で大陸を旅しちゃうおバカな人ならこの感覚は分かってくれると思う。



というわけで行ってみましょう。
マイナーな道なので、地図にも載ってはいるが、距離は表示されていない。
目算だと片道40kmといったところ。

途中の町、エル・ペニョールを通過。思ったよりアップダウンあって疲れた。マリニージャ周辺が平らだったからこの道も楽かなぁなんて思ったけど甘かった。山脈の中にあってそうそう都合よく平らな所ばかりなわけなかった。
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その後、なんと標高を1800mくらいまで下げてしまった。
出発点のマリニージャは2000mだ。帰りのがしんどいの確定。

まだかまだかと思いながら走っていると

うお!でた!!あれだ!
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でかいな。
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しかしデカイな。
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岩へ向かう分岐に到着。
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そしてここから鬼の上り。


この辺の国って主要な道路を外れるとあからさまに傾斜きつくなるよね。
空荷だったけどギアをインナーに落としたし。
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そしてここから地獄の階段上り。全部で740段。標高1900mくらい。
もはやトレーニングです。ちなみに入場料10000ペソ。思ったより高いし。
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もったいぶってもしかたないので、いきなり頂上からの眺め。
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360度こんな感じで景色が広がっている。
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なんというか・・・。
自分の中で、景色などを見る時は「過去の凄い景色とは比べない」というのを基本方針にしているんですが、この時は無意識に比べてしまった。これまで走ってきたアンデス山脈の景色と比べてしまった。当然、僕はアンデスの景色の方が好きなわけで、この景色に対する感動は薄かった。というような文句みたいな事なんか誰も聞きたくはないだろうから「比べない」で見ていたわけだけどね。まぁ、ただ普通に走っていたほうが凄い景色見れるから、金払って、用意された良い景色に白け気味になるもの仕方ないか。




ひとしきり見たら今度はグアタペの街へ。
自分としてはこちらの街のほうがそそられるものがあった。
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カラフル。とにかくカラフル。
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ここまでやってくれると見てるだけで楽しくなる。
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そして帰り。きつかった。同じ道走ったから途中長い上りがあるのは知ってたけど、思ったより長かった。300mくらい上ったし。たぶん往復の獲得標高800mはかたい。オフの日だというのに・・・。
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アンデスは雲が良い。
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5時くらいにマリニージャの街に戻り、夜はセントロでぶらぶら。
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この街はやたら平和な雰囲気だった。
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明日からはボゴタへ向けてまっしぐら。

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標高2000mから200mへ  出発302日目


2013年4月24日


今日は一気に標高を200mくらいまで下げるはずだから楽ちんだ。

余裕をぶちかまして10時半出発。まぁ下りだしね。楽勝で100km以上走れるでしょ。
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と思ったら・・・




上ったし!!街出て20km弱アップダウン繰り返した後、100mくらい上った。ムカつく。
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やっと下る。思ったより下りに入るのが遅かった。
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下ってすぐに、景色がひらけた。



眼下にアンデスの山並み。
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自転車が一番キツイ山道は自転車が一番良い思いをする。
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右側の山の中腹に見える筋がこれから通る道。
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さあ、下ろうか。写真撮ったりでゆっくりし過ぎてもう1時前だし。
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その後はグングン標高を下げる。下げまくる。
下げまくって標高700mまでくだった。

そしたら・・・

上りになった・・・。まぁ全部下りとは最初から思ってなかったしね。すぐ終わるでしょ。
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景色良い。というか上りまだ終わらんのか。
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というか暑いわ!もう太陽絶好調。大抵いつもうす雲かかったり、曇ったりとかだったから、ここまでギンギンに晴れたのはコロンビア来て初な気がする。汗だく。
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景色だけは憎たらしいほどに良い。
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というか下りまだか。まじで。
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まだ上る。
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まだまだ上る。
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もう400m上ったんですけど!
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お!この感じは下りくさい。
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おっしゃ!下り!
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そして700mまで下った。



そしたらまた上りになった・・・。なにこの700の壁。
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100m近く上ったし。イラッとしますね。
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そしてそこから下って標高400m。高度貯金もほとんど無くなってきた。



で、そこからまた上り。蒸し暑い。
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しばらく上り、標高を500mまで上げたところでクルマが大渋滞していた。しかもただの渋滞ではなく、みんなエンジンを切っている・・・???なんだ?
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その渋滞の先頭に行った時、原因は分かった。


土砂崩れ。うわー・・・ここに来てか。
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時間はもう4時半を回っている。はっきり言ってやばい。次の街もまだ距離がある上に道は上っている。コロンビアでは絶対に野宿はしたくない。ナイトランもしたくない。なぜならば治安が良くない(ゲリラが出る)から。地元民もみんな夜は走るなと言うし、野宿に関してはするつもりもないから聞かないけど、少なくとも途中で会ったチリ人のチャリダーもコロンビアの野宿は危ないから消防署や民家に泊めてもらっていた、と言っていた。

そしていつ通れるようになるか分からない道路。

これは・・・詰んでる気がする。


でも、こういう時に限って良い人とは現れるもので、
車の外にでて暇を潰していたコロンビア人達に話しかけられ、旅のことなどを説明した。偶然、彼らの車は荷台付きのトラック(ダッチラム)だった。そして「乗っていくか?」と誘ってくれた。


ここは普通に考えて「Yes」だろう。
でも迷った。実は、この南米に関しては完全自走を密かに目指していた。何といっても一番来たかった大陸。「憧れ」にも近い感情を抱いていたこの大陸を、車で飛ばすのは嫌だった。全部自分の力で走りたいと、ひっそり思っていた。でも乗ってしまえばその目標はここで断たれる。戻ってきて走りなおせば轍は切れないけど、1回飛ばしたもんを戻って走りなおすのは面倒臭すぎる。そもそも飛ばした時点で自走じゃない。他力で進んだのだから。


ただ、ここはやはり乗るべきか。
残念だけど、ここで無理してもっと残念なことになったら目も当てられない。
しばらく迷って、気の抜けた声で「ポルファボール(お願いします)」と言った。



その後、思ったより早く道路は開通し、車は流れ始めた。
そしてなんとそこから更に標高を900mくらいまで上げた。
いやいや、これ走ってたら真っ暗でしたわ。
最初は次の日走りなおすことを真剣に考えていたけど、こんな上るの絶対嫌だ(笑)
考えようによっては、もし今日、早く宿を出ていたらあの土砂崩れに巻き込まれたかもしれないし、そういえば宿を出て少し走ったところで交通事故も起きていた。もしかしたらそれに巻き込まれていたかもしれない。そう考えると結果オーライだ。よく寝た自分。


送ってくれた人たち。ピント外した。暗くなるとMFキツイな。
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夜、街ではフットサルをやっていた。出来れば男子が見たかったけど。
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標高は160mまで下がった。
ここからしばらく川沿いの低地を走り、
その後また山岳に突入する。


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再びの低地走行  出発303~305日目


2013年4月25~27日

この日からしばらく川沿いの平地を走る。標高は160m。
自分で選んだ道とはいえ・・・嫌だなー。
この暑さも懐かしい、と感じるほどには、まだ高地満喫してないし。
まぁボチボチ行きましょう。


まず橋を渡り、川を越える。この川沿いを走っていく。
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少し走って、途中で道路工事をやっていた。
そのままスルーしようと思ったら、警備してるお姉さんに呼び止められ、少し話し、「水持ってけ」と言われたので遠慮がちに一つとると、「もっともっと」と言うので、もう一つとり、「もっと!」と言われ、更にもう一つとったら、「もっと持っていきなさい」と更に3つ渡され、結局、袋水を6個も頂いた。


記念に撮影。最初に撮ったやつは気に入らなかったらしく「消して」と言われ、撮り直しました。最初の方が良かったように思ったんだけど、女心はわかりませんな。
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しかしこれアッツイな。本日もバリバリの晴天。雨季じゃないんかい。
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サラッと書いているけど、宿出てからの20kmくらいの区間はかなりイライラする道だった。まずトラックとダンプが半端じゃなく多い。これは誇張ではなくマジで交通の7割がトラックやダンプという大型車だった。しかも道路は工事区間が多く、砂埃が舞い、舗装もガタガタ。暑い。地味にアップダウン。自転車乗りが嫌がる要素をふんだんに詰め込んだ素敵な道だった。


ただ、それを過ぎると道は綺麗な舗装路に変わり、真っ平らになる。
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しかし暑いには変わりないので、途中、日陰で休んでいると一台のぼろいクルマが止まった。
そして人の良さそうなおっちゃんとおばちゃんが出てきてこちらに来る。
どうやら話しかけるのが目的らしい。

チッ、面倒臭いな。

「旅の醍醐味は人との出会い!」とキラキラした目で言ってしまう人にとってはウェルカムなんだろうけど、生憎自分はそんな人間ではない上に今疲れている。だから休んでるんだ。面倒臭いというのは偽らざる本音。
でも、何だかんだおっちゃんは良い人で、今日行く予定の街に中華レストランがあるらしく、それの住所を教えてくれた。行かなかったけど。そしてその辺に生えている葉っぱをむしりとって「コカ」と言って手渡してきた。コカってまさかコカインとかつくるあれか?と思ったけど、そのあと「レモン」と言っていた。どっちだ。でも匂いはレモンだった。よく分からん。

面倒臭いという気持ちも、長距離走であるラインを超えると苦しさが心地良くなってくるように、しばらく話していると消えてくる。

なんかよく分からないけど、どうもありがとう。そんな気持ち。
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でもその後しばらくクルマでついて来たけど、それは勘弁してくれ。



再出発。なんの動物注意だこれ。
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写真だけ見ると気持ち良さそうなんだけどなぁ。実際は汗だくなんだよなぁ。
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この日は60kmちょい走った所の街でストップ。
最初のホテルが20000ペソ(11ドルくらい)でエアコン、ワイファイ付き、
部屋綺麗、スタッフ親切、だったので予定外の連泊。
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ダラダラしてました。
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連泊しリフレッシュして、この日は山岳に突入する、手前の街まで行く。
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連泊で身体もよく休めたようで、暑さもさほど気になることなく、というわけにはいかなかったけど、いつもよりは快調に走れた。
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淡々と走りすぎて書くことがありません。
出発と町に着いた時は覚えてるけど、間の記憶ほぼない。オートモードで走ってました。
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町に着いたはいいけど、ホテルがどこもかしこも高い。
めんどくせぇ。ホテル探し嫌いなんだよな。
結局8軒まわって最安は値引き後で20000ペソ。それで手をうった。


とりあえず部屋でゆっくりしたあと町を散歩。
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空が凄いことになっていた。
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黒猫。前にも書いたけど、猫派です。圧倒的に。
猫は関係が主従関係にならないから良い。雰囲気も自由で良い。
それに吠えないし。猫は「吠える」じゃくて「鳴く」だからね。
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明日からは再び山岳に突入。
また低地の上りか。がんばろう。


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コロンビア人の優しさ  出発306日目


2013年4月28日

朝出るのが遅くなるのはいつものことだけど、
この日はとりわけ遅くなった。11時半だ。宿を出たのが。
自分でも何でこんなに遅くなったのかよく思い出せない。
さほど寝坊したというわけでもなかったのに。


再び山岳に突入するものの、この日予定している町までの距離が30kmちょいだからといって油断していた。ま、楽勝だろうと。しかしね、全然楽勝じゃありませんでした。


走り出した時点で既に暑さはMAX付近まで上がってる。
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休んではかりで全然進まねぇ。ちょっと走って日陰で休んで、を延々繰り返し上っていく。
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しかし、問題は暑さだけではなかった。
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日中の一番暑い時間帯はいないんだけど、気温の下がってくる夕方。奴らは出てくる。
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その奴らってのは吸血してくる小さい虫。蚊ではない。蚊の半分以下の大きさで、蚊と違って、ぷ~んという間抜けな羽音はならさない。静かに皮膚にとまり。静かに血を吸う。しかも大群。もちろん指された場所はかゆい。飛行能力はかなり低そうだから、風さえ吹けばどっか飛んでいきそうなもんだけど、残念ながら無風。
おかげで手と足、刺されまくった。特に足。後で数えたら、片足の片面の半分くらいだけで50個近く刺された痕があった。もう何処が痒いのか分からない。全部痒い。



上ってきた。
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暗くなってきました。もう力でなくて押して歩いていたら、向かいから歩いてきたコロンビア人が「あそこ見えるか?あそこから下りだよ。あと2kmくらいだよ」と教えてくれた。
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その人とは一旦はすれ違ったんだけど、通り過ぎた後に、後ろから口笛で呼ばれた。そして振り返ると、上に書いたようにこの先の道を教えてくれた。何気ない優しさというか、気遣いが身に沁みる。一度通り過ぎたんだし、別に放っておけばいいものを、その人はわざわざ教えてくれた。そこには見返りを求めるような思惑など全く無く、、単純でシンプルな「人情」とでも言うべき優しさだけがあった。言葉の端々から、それがよく伝わってきた。胸をノックしてくる優しさだった。ありがとう。・・・ただし、2kmは大嘘だったけどね。そこから5kmくら上ったし。


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結局、上りきった頃には、すっかり暗くなっていた。
ライトをまだ買ってないから、ここからライト無しで下らなければいけない。面倒だなぁ神経使うなぁ、と思っていたら、途中で原付で追い抜いたおっちゃんが頂上で自分のことを待っていて、後ろから付いてきてライトで行く先を照らしてくれた。おっちゃんにはおっちゃんの予定があるだろうに、貴重な時間を割いて、わざわざ頂上で待ち、ノロノロ下る自転車にずーっとついて来てくれた。先ほどの人といい、連続で味わうコロンビア人の優しさ。ありがたい。でも、真後ろから照らすから走る部分が陰になって全く見えなかったけど。先ほどの人といい、ちょっとおしいコロンビア。


下りきって標高1000m。
最初に見つけたホテルに入った。
翌日も何か疲れた感じだったので連泊。


翌日撮影のセントロ。
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日本で手に入る情報では危ないというイメージが強すぎるコロンビア。
でも実際に訪れた人からの評判はすこぶる高いコロンビア。
すれてない人々、アンデスの山並み、雲、
人にしても景色にしても、「そのまま」「普通」が魅力の国。かな。

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一日に2000m上る  出発309日目


2013年5月1日


山岳に入ったらアップダウンを繰り返しつつも順調にボゴタまで標高を上げていくのかと思った。しかし、前日は出発したGuaduasという町が標高950。そして到着した場所が標高780m。
・・・下がった。しかも、あいだで一度標高1700mまで上げたのに出発点より下がった。
何のために上ったのか分からない。まぁ進むためなんだけど。
間違いなくボゴタに近づいてはいるけど、何なのこの無駄な努力感。


まぁそれはいいとして、今日だ。
標高2500mのボゴタ市街まで60kmとかそのくらいの時点で標高が800を切る。
ということは恐らくここからはずっと上りだろう。
素直に2500mまで上げて終わりということはないから、ここから2000mは上ると思われる。


一日ではしんどいから刻んでいこうと思ったんだけど、結果から言うと、
刻もうと思った町にホテルらしきものが見当たらなかったのと、
思ったより早い時間で上れていたので一気に上った。

というわけで道中を振り返っていこうと思います。


朝8時出発。今日は早く出発。これが学習能力。
とか偉そうに言っても、そんなんサルでも持ってるからね。
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最初のLa Vegaという町。本当は昨日ここまで来るつもりだったけど、
また暗くなったら嫌だから10kmくらい手前にあったホテルに泊まった。
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町を出てすぐに現れた看板。持ってる紙地図の距離とズレがあるんだが・・・。
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今日は曇りで大分助かる。調子良いってほど脚が回るわけでもないけど、こんなもんか。
いつも絶好調!でありたいけどね。そうもいかない。
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先ほどの看板から5km。1時間で5kmか。
なんというか・・・微妙な気持ちになるな。
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上ってて思ったけど、同じ上りの中でも得手不得手があるらしい。
どうやら自分の場合、緩い上りは苦手で、ある程度の傾斜があった方がよく走れる。
まぁ別に全体としてみれば上り得意でないけど。というか得意な地形とかないし。
下りもまだガテでこけた時の恐怖心ぬけきらないし。平地番長ってわけでもないし。
ちなみにコロンビアってスポーツとして自転車が盛んな国で、この道を走っている時も
何人ものロード乗りに抜かされた。プロのロードレースの世界でも、コロンビア選手は上りに強い、と言われている。そりゃこんなアンデスで走りまくったら上り強いでしょうよ。
ヨーロッパ行ったらアンデス仕込みの脚で欧州のアマチュアレーサーどもを抜いてやろう。
フルパッキンのチャリで。



とか思いながら標高1600mくらいの所で一旦腰を据えて休憩。
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コーラを買ったら袋水とオレンジを3つサービスでくれた。
毎日毎日この手の話が書ける国ってそうそう無いですよ。
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おっちゃんからパワーをもらい、そのあと30分で標高200mも上げてしまったぜ。
ちなみに自分の場合だと1時間あたり300m上れば良いペース。350m上ればかなり良いペース。
400mは速い!という感じ。まぁ400mは相当全開に近いペースで走らないと無理だけど。


出発点から大体1300mちょい上った。
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雨降ってきやがった。面倒くせぇ。合羽着ると暑いんだよ。暑いといっても2000mを超えるこの高さで身体を濡らすことは出来ない。幸い雨は弱いし、とりあえず上だけ着とくか。
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今度は雲の中に入ってしまった。いつものことだけど。
とりあえず雨は大丈夫そうなので合羽は脱ぐ。
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いや、これバケツ要るか?
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2時頃、途中のel vinoという町に到着。
予定ではここで刻む予定だった。が、ホテルらしきものは見当たらず、しかも標高は2300mくらい。後もう一息だ。この時間ならここで刻むこともあるまい。刻んで明日も上るほうが面倒臭い。上り切るか。


でもその前に飯食おう。
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野菜たっぷりで美味い。
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ふと気付いたけど、コロンビア走行中で昼飯食ったの初めてだった。何故か知らないけど、特に最近燃費が良くなったのか、頑張ってないから大してエネルギー使わないのか、昼無しで走れる。食うと逆に腹膨れて走れなくなる。だた、この日は腹の減り具合と力の入り具合から考えて食わないと支障が出そうな気がした。食ったところで直ぐにエネルギーにはならないけど、最後の一押しのところでエネルギー切れを起こしそうだ。



再出発。飯食ったら晴れてきた。
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ボゴタの高さは超えたな。でも当然、まだ上り。
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今日の目的地まであと5km。
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ここまで来ると全く汗かかないで上れる。風が吹くと肌寒いくらい。
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天辺!思ったより近かった。
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標高は2730m。出発点が780mで途中少し下った分を考えれば、獲得標高は2000m丁度くらい。
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先人の方のブログを見て、1日2000m以上のぼったとか書いてあるのをみて「すげぇなぁ。一日で2000mってどんな感じなんだろう」と思っていたけど、今日、まさに自分がそれを体験した。
今まで、自転車で峠を上りきっても特に達成感を感じたことはなかった。上ればいつか上りが終わるのは、そんなもん当たり前で、進むために上るのであって、上るために進んでるわけではない。ただの道中、それ以上でもそれ以下でもなかった。でも一つ、この旅で唯一かもしれない数字の目標をクリアしたこの時ばかりは、自転車で初めて達成感というものを味わった。


とりあえず自分でも十分2000m上れることが分かったからいいや。満足。
もう狙って2000m上ることはあるまい。といっても今回も別に狙ったわけじゃないけど。



そして、当然、今度は下り坂。


山を越え、谷を越えたその先には大きな平原が広がっていた。
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ここまでずっと深い山のなかを走ってきたから、
突然眼下に広大な平野が出現したことが驚きだった。
この平野を見た時が、この日のハイライト。何気ない景色かもしれないけど、この風景を見た瞬間、眩しく感じた。もちろん、太陽を直接見たとか、暗い所から明るい所にでたとか、そういうことではなく、感覚的にという話。目の前を覆っていた白い霧が、バッと晴れわたって光が射し込んだ様な、そんな感覚だった。気持ち良さと驚きと、感動。


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ダウンヒルもめちゃくちゃ気持ち良くて飛んでるみたいだった。本当に。
バスとかクルマ止めて、みんな自転車乗ったらいいですよ。


浮遊感が凄い。
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そして目的地のエル・ロサルに到着して衝撃の事実を知った。
この町にはホテルがない。今まで、紙の地図で、赤丸のついた町には必ず宿があったが、ここは無いらしい。延長戦決定。結局、ボゴタへ向かうもう一つの道、南側を通る道沿いの町まで行く。距離的には10kmくらいだったけど、昼飯食っておいて良かった。まさにこの最後の一押しのために食ったようなもんだ。


着いた先のFacatativaという町の自転車屋さん。
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夜は昼間休憩した時にもらったオレンジでビタミン補給。
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最後はちょっと予想外だったけど、一日に標高を2000mほども上げると、どんどん景色が変化して、空気の冷たさや空の色や、湿気、とか自分のいる場所がどんどん変わっていく。だからなのか色々詰まったように感じる一日だった。

ボゴタは目と鼻の先だけど、ここからちょっと北上してシパキラと言う街に行く。
そのあとようやくボゴタin。コロンビアの旅もそろそろ折り返し地点だ。

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シパキラの岩塩教会  出発310~311日目


2013年5月2~3日

もうボゴタは目と鼻の先だけど、ここで一旦北上し、Zipaquira(シパキラ)という街に行く。
なぜかというと、このシパキラという街は昔から山をほじくって塩を採っていた場所らしく、そのほじくった山の中に教会をほじくって造ってしまったらしい。

別に教会には興味ないけど、自転車で寄り道をしたいから行きます。
目的は教会ではなく、寄り道そのもの。道草くうのって楽しいよね。
小学校に入学したての時とか毎朝友達と道草食って遅刻してたっけ。
最初の頃、学校がチャイムまでに行かなきゃいけない事を知らなかったしね。

話しを戻して、それではシパキラ行ってみましょう。


まず朝飯。エンパナーダという食べ物。中身は米、鶏肉、ニンジンが入っていた。
簡単に言うと揚げパンみたいな感じ。
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そして今日は平地。しかも高地の平地。最高に走りやすい。
走っていたらレーサージャージでバッチリ決めたMTB乗りの人に抜かされた。

・・・。

ほほう。面白れぇ。ここはいっちょペースを上げるために利用させてもらおうか。
ギアをアウターにいれ、ガシガシこぐ。時速は27~29kmといった所。

しかし、写真を撮ろうと思ってフロントバックをゴソゴソあさっていると、
敵がその隙をついてダンシングでアタックを仕掛ける!
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セニョール!人が写真を撮ろうとしてる時に。逃すか!リミッター解除!
立ちこぎはやっても速くならないので、座りこぎで踏み込む。
時速26kmから33kmまで加速し、ひらいた距離を削る。


甘いわ。そんなアタックで振り切れると思うたか!
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しかし、このあと視覚では分からないほどの微妙な下りになり、敵がペースアップ。巡航速度が30kmを超えはじめる。僅かに下っているので、ついていけるが少し脚が重くなってきた。いまアタックをかけられたら・・・。

と、今度は僅かに上りになった、ところで敵がアタック!

まずい!と思って、ペダルを踏み込む。
相手も疲れたのか、思ったよりスピードが出ていない。逆に距離を削る。
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と、そこへロードレーサーに乗った2人組みが乱入。混戦!
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になるわけはなく、二人はあっという間に消えていきました。
たぶん35kmは出てるわ。チャリの性能が違いすぎる。



その後もしばらくついていくと、分岐点に到着。
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ここで自分は左に曲がる。ここまでか。
良い勝負だった。また会おうセニョール。


てな感じで遊べちゃうくらいに涼しい高地の走行。



でも速く走るの疲れるからここからはゆっくり行こう。
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さすがコロンビアといった所だけど、結局途中で切れたり歩行者いたりで車道の方が走りやすいんだよね。この辺の自転車道の作り方は日本と似てる。いや、どちらかというとコロンビアのが良いな。日本はコロンビア以下。
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街中を闊歩するコロンビア牛。今更ウシくらいで驚きはしないけど、
さすがにここまで街中を普通に歩いてるのは滅多に見ない。
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日本とは常識が違いますね。
常識と言えば日本だとクルマで曲がる時、ウインカー出しますよね?こっちのやつら出さないんですよ。アメリカまでは流石に出していたけど、メキシコからは出さなくなった。ラテンアメリカは方向指示器というものを使わない。初めは戸惑ったけど、いまでは完全に慣れた。慣れたというか自分の中で意識にすらのぼらないほど常識になっている。逆にこっちだとウインカー出された方が怖い。何故かというと、出しているからと言って曲がるとは限らないから。信用できないのでそれが本当かもしれないし、フェイクかもしれないので、怖い。あと、例えば3車線あって、ど真ん中の車線を走っている車がいきなり右折してきたりとかね。そういう凶悪なフェイクを平然とやってくる。
ラテンアメリカの道路は戦場だ。せいぜい墓場にならないように気をつけたい。




しかし今日は路肩も広く、穏やかな戦場。
正面の斜面に見えるのがシパキラの街。思ったよりデカイ。
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街到着。
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翌日、岩塩教会に向かう。
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入り口。この入り口を見た瞬間、ディズニーランドを思い出した。でずにーランドのアトラクションに入る前のあの感じにそっくりだ。
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入場。ちなみに入るのに20000ペソ。1000円くらいね。高いです。
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なんか教会だから勘違いして神聖な感じなのかなとか思っちゃう人もいると思うので、初めに言っておきますが、完全にディズニーランドと一緒です。つくりものの世界。ライトアップがんがん。テーマパーク的な雰囲気が漂う場所です。お経・・・じゃなくて教会で歌う歌(ミサ曲?)が流れています。もちろん生で歌ってるわけじゃなく、スピーカーから流れています。


塩。試しに舐めたけど不味かった。
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この岩塩教会"僕は"楽しめました。
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まるでRPGのダンジョンに入ったようで楽しめたけど、ここまでゴリゴリにライトアップしたりしているので、白ける人は相当白けると思う。ここは教会だと思ったら負け。
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塩の滝。観光客に開放しているこの場所は新しく造った場所のようなので、最初に造られた方はたぶん純粋な信仰心から造った、本物の教会なんだと思う。
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所々FF10を思い出すような所があって結構楽しめた。
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ちなみにお土産やさんもあります。
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なんとUFOキャッチャーまであります。
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岩塩教会、お勧めするかと言われたら積極的にはしない。
でも僕は楽しめました。まぁ1回見れば十分だけど。2度は無い場所。
歯切れが悪いけど、そんな場所ということです。。
興味があれば行ってみたらよいと思います。


次はいよいよボゴタだ。
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10

Category: [南米]コロンビア

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Community: テーマ-自転車旅行  ジャンル-旅行

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首都ボゴタへ  出発312日目


2013年5月4日


さてと、それじゃあボゴタ行きましょうかね。

看板だと27km。ただこれは街の端までの距離だからセントロまではプラス15kmとみた。
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まぁ先に言っておくと街の端からセントロまで30km弱あったけど。
でかすぎ。ボゴタは南北に長いので、横から入ればもっと近いと思うけど。


ここが街の端っこ。ここから更に30km弱走ることになる。
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そして走っている途中凄いものを発見してしまった。



おおお!!ォオクソ!!! メキシコで散々お世話になったコンビニです。OXXOと書いて「オクソ」と読みます。ボゴタにあるのは知っていたけど、実際見ると感動する。メキシコでの苦楽を共にしたオクソ。古い知人にあった時以上の感動だ。
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久々の再会を祝して、コカコーラで乾杯。ホント、メキシコではよく飲んでたなぁ。1リットルで70円くらいで売ってて安かったし。コロンビアは600mlで1ドル以上するからなぁ。高けぇ。とっても値段的には日本並みなんだけどね。やっぱ日本は高いわ。
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一応、自転車道が設けられている。ただ歩道・自転車道・歩道というサンドイッチ状態なのでスピードは出せない。この辺がな、やっぱまだまだですね。
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街の規模自体はメデジンとは比べ物にならないほどデカイけど、超高層ビルが立ち並ぶわけではない。建物の高さで言えばメデジンと同じレベル。
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セントロ。ボリバール広場。この辺は北部の新市街に比べて治安は良くないらしい。確かに来る途中に汚い場所は度々見かけた。油断していい場所ではないだろうけど、北斗の拳みたいな場所でもない。深入りしたらどうかわからんけど。
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まぁ一応大通りは警官もいたし。汚い通りでさえ警官が何人も立っていた。
今のところ通ってきた都市を見ているとコロンビアの治安改善の努力はかなり本気のよう。


宿はHostal Fatimaという所に宿泊。
15000ペソ(9ドルくらい)で、朝食付き(少ないけど)、
ホスタルなのでキッチン、ワイファイは当然あり。
部屋は綺麗ってほどではないけど汚くはない。十分。スタッフは親切。
イタリア、フランス、イギリス、アルゼンチン、イスラエル、カナダ、コロンビア等々
色んな国の人が泊まっているので中々面白い宿だと思います。


というわけで次回はボゴタ滞在記。
滞在記なので、いつものように中身は薄いけど。

プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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