愉しい自転車&生活

2013年04月 の記事一覧

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Category: [その他]旅の情報

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パナマまとめ


期間2013年3月6日~3月25日

日数 20日

走行距離 553km(積算13275km)

通貨 米ドル(名称はバルボア) 1ドル=94円(2013年3月時点)
   




大きな地図で見る


治安
とりわけ問題を感じるようなところはなかった。
シティの旧市街はあまり良くない感じの場所もあったけど、
昼間にささっと抜ける程度なら大丈夫かな。
パナマの中で治安が悪いと言われているのは、
パナマシティの旧市街、カリブ海側の街コロン、
あとはコロンビアとの国境。
まぁ国境は行く人もほぼいないだろうけど。道ないし。





食事
安い食堂なら3ドル切るくらいで食べられる。
ただし味付けは濃い所が多かったかな。
舌がしびれるほど濃いところもあったし。
ただプエルトリンドで食べたレストランは
それまでの濃い味のレストランと比べて
美味かった。味付け的な意味でいえばズバ抜けて上手だった。
ズバ抜けてってかなり強調したけど、
あくまでしびれるほど濃い味になれた舌だったんでね。
でもそれ抜きにしても美味かったけど。ただ値段は高かった。




パナマはなんと水道水が飲めます。
あまりガブガブは飲まなかったけど、
ちょいちょい生で飲んでた。
腹痛は一度もなし。




物価
コスタリカから入るとめちゃくちゃ安く感じる。
実際はめちゃくちゃ安いというほどではなく、
普通に安いくらい。



宿
食料品などの安さに比べたら高いように思う。
2人で走っていたから普通に泊まってたけど、
一部屋20~30ドルくらいが多かった。
大きい街なら探せばもっと安いところはあると思うけど。





素晴らしいです。素晴らしく走りやすいです。
路肩が広く、舗装のレベルもそこそこ。
コスタリカの道路と比べたら月とすっぽん。
パナマは侮れない。
起伏はコスタリカに比べたら緩い。
国境からダビまでは前半ゆる~い上り、後半ゆる~い下り。
ダビからサンティアゴまではアップダウンです。
ダビから80km地点くらいから(たしか)、
アップダウンを繰り返しながら500mくらいまで標高を上げる。
そこからも下り基調ながらアップダウンを繰り返しサンティアゴまで至る。
サンティアゴからシティまでは、ほぼフラットだけど風が強い。


気候
暑い。コスタリカに比べると湿気は少なめ。
シティに近づくと風のお陰もあると思うけど若干涼しくなる。
といっても、それまでと比べれば涼しいというだけで
暑いには変わりないけどね。



中国人が非常に多い。
ミニスーパーと書いてある商店はほぼ間違いなく中国人経営。
なんか日本人の中には中国と聞くと、執念、というか怨念を感じるほどに
批判しまくる人もいるけど、結構気さくに話しかけてきてくれる人もいたし、
顔だって、日本のその辺のベンチで新聞読みながらタバコふかしてそうな
おっちゃんの顔だったし、そういった近い国の人に
こんなへんぴな所(といっちゃ悪いけど)で遭遇したのが面白かった。
そして商店にホテルに中国人にはかなりお世話になった。
結構良い仕事してやがるんですよ。彼ら。
パナマ人に関しては、色の黒い人が多かったな。
それもインディヘナの人ではなく、あきらかにアフリカから来ただろうというほど
真っ黒の肌の人をよく見た。



見所
一般的に言うとパナマ運河・・・でしょうか。
正直、全く面白いとは思わなかったけど。
あとはサンブラス諸島の海も綺麗だった。
綺麗だったが、あのカリブ海を見てもなお、
自分の中でナンバー1に君臨しているのは沖縄の海だけど。
綺麗な海が見たい人は沖縄に是非。
沖縄本島付近だったら慶良間諸島。少し離れて宮古島。
八重山なら波照間の海はここは天国じゃないかとすら感じたし、
西表は手付かずの部分が多くて原始的な自然を感じさせるような独特の空気がある。
とまぁ、いつのまにか沖縄の見所に話しが変わってしまったけど、
でもサンブラスは綺麗でした。そこは、間違いなく。

あとはポルトベーロは世界遺産らしいですね。
海賊から町を守るための要塞のようなものも建っていた。
まぁ写真一枚も撮ってないけど。



国境越え

コスタリカ側
入国税なし。
パナマは入国の際に出国のチケットが必要。
僕はダミーチケットを用意して、それで騙した。
持っていない人はすぐ隣のバス会社でチケットを買わされるらしいです。
あとはクレジットカードもしくは現金500ドルどちらかの提示が必要。
僕はどちらも無かったけど、一応入れた。
頭かてぇ奴だと入れないかも。


コロンビア側
出国税なし。
というか、船長のロイックが全てやってくれたので何もしてない。



国境越え
パナマとコロンビアの間は道路が通っていないので、
当然、陸路縦断は不可能。ってことで飛ぶか船かになる。
速さと安さなら飛行機。
時間はかかっても特別な体験をしたければ船が面白い。
ただ船は天候もあるし、人間関係もあるから、
最高になるか最低になるか、評価は分かれる。
実際、途中で出会ったサイクリストの一人は
「飛行機にしたほうが良い」と言っていたし。
ちなみに値段は550ドルに自転車のチャージで50ドル。
合計600ドルでした。
パナマシティの「LUNA'S CASTLE  HOSTEL」って所が
一番大きな規模でツアーの斡旋してるんで行く人はそちらに。
ちなみに僕らが乗ったのはAmande(アマンデ)号。
キャプテンの名前はLoic。
過去の旅行者を見ると、自転車は大したカバーもされず
デッキに括られていたけど、この船はガッチリカバーかけてくれた。
お陰で一切サビることはなかった。飯も美味かったし。
お勧め。ただ若干高めだけど。







パナマ・・・この国はゴールへ向かって淡々と走っていたような気がする。
走っている時の気持ちとしては「やっと終わる!」だった。
そんなに中米嫌だったか、と自分で思うけど、嫌だったんでしょうなぁ。
だって暑いし。なんか狭いし。北米の広大な大地が懐かしかった。
でも終わりよければ全て良しと言いますか、
最後の最後、あの時、あのメンバーでしか味わえなかった船旅。
最高・・・というにはしんどい時間が多かったけど、
でも、確実に自転車ではありえない体験ができた。
それは単に船の上で生活するという意味ではなく、
他人と接する中で動いていった自分の中の感情が
自転車をこいでいたら絶対に経験できないものだった。
ちょうどあの船の旅が一つの終わりと始まりをつなぐものだったから、
少し特別な想いもあったのかもしれない。

なんにせよ北米の締めと南米の始まりとしては
想像していたより気持ち的な盛り上がりには欠けたけど、
でも、それでもなお、その盛り上がりの無さに
全くもって不足を感じることはなかった。
不足なく、十分に足りていた。
テンション上がるような事だけが素晴らしい体験とは限らないのだ・・・ってね。

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Category: [南米]コロンビア

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怠惰な生活inカルタヘナ 出発272日目~


カルタヘナについた翌日、


パスポートを返してもらうために、セントロ付近のレストラン兼ホテルに集合。
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愉快なアミーゴ達と昨日ぶりの再会。
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しかしなんかこう、常に船の上で見ていたから、あらためて陸で見ると少し変な感じがする。
もうみんな普通のバックパッカーに戻っているし、クルーのロイック達も海からおりてきて、
普通の人になっている。

パスポートを返してもらって、スタンプと90日の滞在許可を確認。
そのあとはサッカー観戦しながら談笑。っつってもみんな英語だから
たいして話してないけど。

サッカーはW杯の南米予選。コロンビア対ベネズエラ。
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前半を見終わったところでお暇しました。


さすがにすぐに出発する気にはなれないので、
しばらくカルタヘナで休養。
最初、都会は嫌いだから1日か2日で出ると言っていたガースも
疲れていたようで、1日2日では出なかった。


キッチンあるから自炊。
この街何気に世界遺産でレストランも価格が高めの所が多いので助かるわ。
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そして、血迷ってバスケボール買ってしまった。持ち運びどうすんだこれ。
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結局、4泊して29日の金曜日からガースとデイブは走り始めた。
パナマで出会ってから10日くらいは一緒にいたのか。もっと一緒にいたような気がするな。
「今度はウシュアイアで会おう!」と言われ、お別れ。
再会できたら嬉しいけど、たぶん二度と追いつけないわ。
まぁ何かの機会があればあれば、また会いましょう。アディオス。さようなら。
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さて、自分の方はまだ滞在するので、というかいつ出るかも決めてないので
カルタヘナの街を散策。
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世界遺産だから綺麗にされてる。
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お土産やさんも一杯。
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海賊対策に街はぐるっと壁で囲まれている。
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そして大砲。
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とまぁ散歩しましたが、
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相変わらず街にはあまり興味がわかないので「ふ~ん」という感じだった・・・。
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が、しかしですね、散歩の翌日「毎日自炊もあれだし、今日はレストランで食ってみるか」と思って
夜の街にくりだした。そしたら、驚いた。
昼間と雰囲気がまるで違う。


そりゃ昼と夜で雰囲気違うのは当たり前だけど、
そうと分かっていてなお、あまりの違いに驚いた。
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昼間の強烈な太陽光でくっきり浮かび上がる街並みや喧騒は間違いなく観光地のそれで
自分としてはそこに惹きつけられるものはあまりなかった。
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でも、オレンジ色の街灯がぼんやりと映しだす街並みからは
昼間に感じた観光地的な空気を感じなかった。
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もちろん観光客は沢山いるけど、なんというかな、昼間の強烈な明るさだと、
「整備された観光地」の部分が鮮明に照らしだされてしまって、
この街に潜んでいる「古さ」というか、積み重ねてきた時間の重みのようなものが
影になってしまって見えにくくなっているような、そんな感じだった。
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中世にタイムスリップしたような錯覚すら覚えそうになるほど、
情緒ある夜のカルタヘナ。
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初めてかな。街を見て「楽しいな」と感じたのは。
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最初、夜は怖いからコンパクトデジカメしか持ってなかったけど、
夜の景色があまりに気に入ってしまったので1回宿に戻って一眼持ってまた出たしね。
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夜のコロンビアなんか歩いて大丈夫かと思うかもしれないけど、
カルタヘナのセントロに関しては、夜でもかなりの数の警察官がいて
広場なんかには常駐。そして車で見回りもしていたし、
一眼レフもってウロついてる観光客もいたので、
一応そのへんを見て「まぁ大丈夫だろ」と判断して一眼を持ち出したわけです。
警察いるからといって安全の保障はないけどね。








そして・・・








4月1日の朝、ついに成田君も出発。成田君はそのままエクアドル方面へ南下。
僕はベネズエラ方面に行こうかと検討中なので、ここ南米からは別々の走行になる。
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ってわけで、これを書いている今、実はまだカルタヘナにいるんですわ。
もうコロンビア着いて9日目なのに、いるんですよ。
というのもですね、ベネズエラどうしよう、と思って。
ベネズエラの治安面の評判は正直悪い。おそらく現時点で南米最悪じゃないかと思う。
外務省のページ見るとコロンビアの方がむしろやばそうに見えるけど、
実際に旅行した人の間では評判は良い。だからといって治安の良い国だとは言えないけど。

で、今現在のベネズエラ、チャベス大統領が亡くなって大統領選挙が行われる。
負けたほうが何かやらかすというのは、もう目に見えている。
それがなくとも評判の悪い国だ。一般人の犯罪も多いが
警察や軍隊も腐っているらしいし。
正直、調べるほどに行く時期ではないことが分かる。

どちらにしても、いつまでも出発しないわけにはいかないので、
明日出よう。いい加減やることなくなって走りたくなってきたし。



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Category: [南米]コロンビア

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アメリカ大陸後半戦開始  出発281日目



さて、いつのまにやら10日も空いてしまったけど、南米走行が楽しくてついサボってしまった、というわけではなく
単に暑くて書く気になれなかっただけでした。ネット使えるホテルも1回しか泊まらなかったし。
でもようやく涼しい場所まで来たのでボチボチ書いてゆこうと思います。




4月3日

重たい腰を上げて9泊!もしたホステルを出発。
・・・いくらなんでも居すぎたな。最後の方完全に時間を無駄に過ごした気がする。でも、久々に乗る自転車はやっぱり楽しかった。足の裏から伝わるペダルの感触。ふらつく自転車。やっぱいいなぁと思いながら走っていたけど、その思いは5分で打ち砕かれた。



交通量がすげぇ。
今までセントロ近くしか見てなかったけど、一歩離れるとゴチャゴチャした汚い街並みになり交通量は激烈。舗装はガタガタ。しかもコロンビアはバイクが多くて、ちょろまか走るからうっとうしい。まぁ自転車乗ってる奴が人のことは言えないけど。相も変わらず面白くない都市抜け走行。


途中のガソリンスタンドでドラゴンフライのガソリンを補充。
スッカラカンだった。
そして合っているとは思うが、念のためガソリンスタンドの人に道を聞いて確認。ペアランしている時は、成田君がipodタッチにグーグルマップ落として確認していたので、それに頼り切ってしまっていた。が、今は街の道を確認するには役に立たない紙の地図しかない。一応、事前に抜け出す道を調べてはいたけど、標識でてこないと不安だからね。久々だなぁ、この適当に街抜ける感じ。


10kmほど走ると完全に市街からは抜け、料金所があった。その料金所を抜ける時、そこに警察官がいて、
通り過ぎざまに「チュン!」と声をかけられた。・・・いや、なんだ?チュンって。



そして料金所を過ぎると早速上り。
6kmかけて180mくらい上がる。曇っているけど暑い。蒸し暑い。
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その後は下って平地。走りやすい。が蒸し暑い。
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カルタヘナでだらけ過ぎて体調が芳しくないし、
久しぶりに一人だったのでダラダラ行こうか。って思ってたのに気付いたら、
何故か1時間で22kmも進んでいて、いつも以上に糞真面目に走っていた。やだやだ。
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豚が・・・荷台に・・・。大丈夫か。と思ったら、やはり大丈夫じゃなかったらしく、「フゴッ、フゴッ、フゴッ」っと一定間隔で聞こえてくる豚の声が、路面が荒れて自転車が揺れると当然豚の身体も激しく上下する、すると「ピギーーー!!ギョエーーー!!」と耳をつんざくような豚の阿鼻叫喚。
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動物だろうが人間だろうが、あそこまでの悲鳴を聞くと流石に胸が痛くなる。
いくら食べるからといっても・・・生きているのだから。もう少しだけ、豚に愛を。でも、これは数日後のことだけど、今度は原付で豚を運んでいる人を見た。同じように荷台に括られていたけど、ちゃんと板を使って豚が真っ直ぐ横になれるようにし、直射日光を避けるために葉っぱで覆い、さらには水までかけていた。それを見て凄く安心した。良かった。豚に愛を。



カルタヘナから50km程走り、メデジンへ続く一番太い道路R25はそのまま直進だけど、ちょっと曲がってR90を使う。一応今日の目的地はMaria La Bajaという所。
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R90に入ると交通量が減った。走りやすい。
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何を訴えているのか分からない。予想は「居眠り運転に注意してね」かな。
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ここで写真を撮っていたらオランダ人のカップルのサイクリストが現れた。
リマからスタートして北上してメヒコまで行ってまた南下してリマまで行くと言ってた。
面白いルーティングですね。真似はしたくないけど。
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1時半頃、マリア・ラ・バハに到着。なんかかなり早く着きすぎたけど、まぁいいか。晴れてきてさっきよりも、ことさら暑くなってきたし。体調よくないし。通り沿いのガソリンスタンド併設のホテルに宿泊。
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昼飯食べてないから大量に米を炊く。暑い所を走っている時は水分を大量に摂取するからそれでお腹一杯になってあまり昼飯は食べない。
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とうわけで南米走行の初日終わり!

いやいや疲れた。


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Category: [南米]コロンビア

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誰か!やる気をください!  出発282~283日目


2013年4月5日


自転車をこぐ時に最も重要なものは何か。
自転車の性能、乗り手の筋力、体力・・・色々とあるけど、
断言できる。一番重要なのは「やる気(精神力)」だ。

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別にウソを書いてもしょうがないので、
感じたことそのまま書きますが、この暑い平地を走っている時は本気で嫌だった。
何故こんな詰まらない事をやっているんだとすら思った。
思えばグアテマラの出国時あたりから暑くなっていた。
馬鹿になってしまいそうな暑さの中米。
中米は治安悪いけど、あんな暑い中よく犯罪とかやる気になるよと思った。
コスタリカで一瞬3000m超えたけど、あんなもんは涼しいところを走ったうちに入らない。
天気悪かったし。

思い返すともう2ヶ月以上、日本で言ったら真夏の一番暑いような気温の中走ってきたわけだ。
もうね、いい加減嫌ですよ。この暑さ。
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そんな訳で、やる気が困ってしまうくらいに出なかった。
やる気を振り絞る、というやる気すら出てこない。
そうなってくると自転車というのは全く進まない。
エンジンついてないから。体力と精神力を含めた自分の力を使わないと進まないから。
バスやタクシーや飛行機じゃないから、誰も運んではくれない。
そこが自転車のしんどい所でもあるけど、逆に他の乗り物にはない最高の部分でもある。


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ただ、そんな中でもコロンビア人の優しさや気遣いにはホッと安心させられた。


日陰で休憩している時、正面の商店にいるおっちゃんが「こっち来い」と手招きをした。
正直、行きたくなかった。休憩してる時は基本的に疲れている時。
というか疲れないと休憩しないから、休憩中はあまり人と絡みたくない。疲れるから。
でも、おっちゃんはイスを持ってきて、ここに座れと手招きする。
イスまで出されたらしょうがない、と思って行くと、
意外にも2、3質問をされただけで、会話は終わった。
無理に話しかけてくることは無く、おっちゃんも後ろで店番がてら日陰で休んでいる。
自分の方はというと、イスに座ってそよそよと吹いてくる風を感じながら、
次第にウトウトし始め、ついには寝始めた。半分起きて半分寝ているような状態で、
気がついたら1時間半も経っていた・・・。
こ、これは・・・寝すぎたな。

寝ている間もおっちゃんは声をかけてくることは無く、お客さんが来れば相手をして
いなくなればまた後ろにきて日陰でのんびりしていた。


なんか海外しかもコロンビアにいるにも関わらず、油断しすぎている感はあるけど、
でも、良い時間だった。立ち去る時はお客さんの相手をしていたので、
「グラシアス」と一言言って出発。言葉だけで去るのがもどかしかったけど、
今の自分にはそれしか言えないから。

写真の右側の青いイスで休んでた。
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さて、寝すぎて時間が押している。走らないと。
そして街まであと4kmほど、と言ったところで前方に上りが見えた。

どうやら正面の山を越えて街に入るらしい。
うわー。きちゃったね。これ。もう嫌すぎるわ。
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仕方ないから上る。もう力が出ないから押す。
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大分上ってきた。
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そして、ようやく天辺。結局、標高260mまで、100mほどの上りだった。
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ホテルを探しながら走っているとバイクに乗った二人組に声をかけられた。
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ペットボトルを指差して「アグア(水)?」と言ったので、
「シー(そう)」と言うと、バイクの荷台からコーヒー牛乳のようなものを取り出した。
まさか・・・この展開。
期待通り、それをペットボトルに入れてくれた。入れる時に妙にその飲料がドロッとしていたので
少し不安になったが、注いだ後に「飲んでみろ」と言われて飲んでみると、
なんと、飲むヨーグルトではありませんか。しかも美味いし冷えている。

コロンビアが人の良い国だというのは聞いていた。
だから、自分の中でそれに期待している部分があったか無かったかといえば、あった。
でも、それでもなお、いきなり飲むヨーグルトをくれたこの青年達の優しさには驚いた。
軽いノリで、少しも気張った感じとか、格好つけた感じなく異邦人の自分にものを分け与えてくれる。
ウェルカムな感じを彼らから感じる。

段々と、コロンビアが自分の中に浸入してきた。
コロンビア人の一歩引いた優しさのように、ガツガツとは来ず、
ジワジワと沁みてくる。


ありがとう。美味かったよ。飲むヨーグルト。
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Category: [第一次・北中南米持ち物]自転車

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ベロガレージ イージーミラー


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初めはハンドルに挿して使っていたけど、ただでさえハンドル幅がある上に、
ミラー分もさらに突き出ると狭い所の通り抜けが困難だし、
しょっちゅう何かにぶつかってずれるので、取り付け位置をバーエンドの先端に変更して落ち着いている。
ずれるけど、直すのも簡単だし、乗りながら簡単に動かせるので
ミラーを左右に振って使えばかなり広い範囲を視認可能。
鏡はガラスなのでクリアーで非常に見やすい。

後ろを振り向くことなく後方を確認できるのは、やはり相当に便利。
自転車を置いて街を歩いている時に、後ろを確認したくて思わず、
いつもあるミラーの位置を見たほどに身体に染み付いている。
癖って恐ろしい。


あと成田君がヘルメットにつけるミラーを使っていたけど、
ミラーの位置が高いので視線を下げる必要もなく、
慣れたらそちらも使い良さそうだった。
ミラー自体は小さいけど首振れば広範囲見れそうだし。




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Category: [南米]コロンビア

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復活、屋台のにおい  出発285日目


2013年4月7日

この日は、どこまで行くかちゃんと決めてなかった。
候補は60km弱走った所のPueblo Nuevoか、その一つ先のPlaneta rica。
面倒臭くなってPueblo Nuevoで止まりそうな気配は濃厚だ。

宿。しょぼい宿だった。安かったけど。エアコン無くても夜は普通に寝れる。
むしろ気温としては適温くらいで、ファンを回していると明け方は若干肌寒く感じるくらい。
ただ湿気多いから不快指数は高めだけど。
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この日は、走行自体に関しては、さしあたって書くことがない。
日記にも距離などの走行記録が書いてあるだけで、感想とかは一言もない。
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ただし、印象に残っている事はある。
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まず泊まった宿。結局、冒頭の通り面倒になってプラネタリカまでは行かなかった。
幹線を走っていて最初に見つけた宿にとりあえずアタック。
今日はエアコンのある部屋に泊まりたかった。昨日がしょぼかったし。
ただこの宿にはなかった。値段も25000ペソ(14ドルくらい)と、そんなに安くない。
エアコンないのにその値段は出せねぇ、と思って、先に行こうとすると、

「18000ペソでどう?」

・・・なんですと?18000?
しかもよく見るとインターネットがあると書いてある。だとしたら悪い話ではない。
ていってもな、別に大してネット使いたくもないけど。
正直ここ最近、ネット意欲は低い。
特にネットできない日が続いても、したいとも思わない。
道は紙の地図で分かるし、コロンビア情報もほんのりだけど収集済みだから、
切迫してやらなければという状況がないし。
ブログも暑くて書く気にならないし。
まぁでも丸4日やってないからメールくらいはチェックしておかないとな。
と思って、18000という囁きにつられて泊まることにした。


でも、この宿はなんか楽しかった。ヤシの木の葉?で作った屋根で
部屋に入ると植物が乾燥したなんともいえない、ほのかに甘い匂いが漂ってきた。
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宿の人達も例に漏れず優しかった。


とりあえず荷をおろし、少しゆっくりして飲み物を買いにセントロへ行く。
セントロには必ず教会とパルケ(公園)がセット。
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そして、このエントリーのタイトルにもしちゃっているけど、屋台。
自分は屋台飯が大好物。安くて美味いし。
特に夜の屋台は雰囲気があって非常に良い。
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中米ではグアテマラを最後に屋台では確か飯を食わなかった。
中米はガテも含めそそられる様な屋台は無かったし、そもそも少なかった。気がする。
コスタリカとかは見かけたっけな?露店でなんか売ってるのは見たけど、
屋台飯は見なかったと思う。

そういう意味ではカナダ、アメリカもほとんど無かったな。
唯一食ったのはアメリカ、ソルトレイクシティのタコス。美味かった。
そして最高だったのはメキシコ。
正確に言えば、メキシコで屋台にはまったと言ってもいい。
安く、美味くて、高速の手捌きで仕上げていく様は間違いなくプロだった。最高だった。
特にメキシコシティの屋台。今でも思い出すと反射的に唾液が増えるほど。


そして、ここコロンビア。屋台が多い。メキシコほどじゃないが、
中米よりも多く、味も良好。とりあえず鳥の串焼き(つまりは焼き鳥って事か)頼んだ。
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このおっちゃんも良い雰囲気だった。
「美味い!」って言ったら、「そうか!そいつは良かった!」みたいなノリ。
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そしてここで頼んだ串焼きを食べている時に、バイクに乗った親子が同じく鳥を1本ずつ注文。
こんがり焼いて、おっちゃんが子供に串焼きを手渡す。
その時に「熱いから気をつけな!」と言って手渡した。それはもう「フリ」のようだった。
そして受け取った子はパクリと一口食べて「アチチチ!!」という期待通りのリアクション。
おっちゃんとその子のお母さんと自分の間で笑いが起こった。
お約束って面白い。


その後、飲み物を買ってホテルに戻る。
レストランが併設されているので、今日は自炊せずそこで夕食。
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コロンビアの定番は肉と米(コロンビアは白米を食う文化)、プラタノ(そんなに甘くないバナナ)、
野菜(トマト、キャベツ、玉ねぎあたりが多い)が一つのプレートにのっているスタイル。
なのでこの写真のはちょっとイレギュラーかな。プラタノじゃなくポテトフライと右上のが
ニンジンとマンゴーの上にマンゴーソースをかけたもの。
味も良かった。これまでの短いコロンビア生活での経験によると、コロンビアは豚が美味い。
牛は駄目。肉が硬すぎて不味い。鳥もなんかイマイチ。豚が一番はずれが少ない、ように思う。
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というわけで、これから行く方、
コロンビアはカルネ・デ・セルド(豚)です。レス(牛)は駄目。
高地に行けばまた違ってくるとは思うけど。


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Category: [南米]コロンビア

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ホテルはあるのだろうか。経験とは時に・・・  出発289日目


2013年4月11日

この日はTarazaという少し大きめの街はスルーして
その先に3つある小さい町のうちのどこかにホテルがあるだろうと睨んで
適当な所に泊まる予定。そして翌日にはいよいよアンデス山脈に突入する。
今日、入ろうと思えば入れるけど、嫌だから行かない。


牛。アメリカも一杯いたけど、ヤシの木に牛のコラボは熱帯ならでは。
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山ですね。川ですね。暑いですね。
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このTarazaまでの道は、時間が引き延ばされたようにやたら長く感じた。
暑いところで長く感じるとか・・・。
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Tarazaの町に入る手前。
一台のトラックが前方に止まっていた。
そしておっちゃんが手招きで止まれと合図をしている。
面倒臭いなと思いながら止まって話を聞くと、
「メデジンまで乗っていけ」という話だった。
いやいやいや!それはない!絶対ない。
今まで3回逆ヒッチされて2回乗ってるけど(高確率だ)、
そう簡単に何度も乗ってたまるかっての。
だいたいここまで我慢して我慢して暑い地域を走ってきて、
ようやく明日から標高を上げ始めるというのに、
今更「はいそうですか」って乗れるかよ、それじゃ配送じゃねぇか。

というわけで断る。が、おっちゃんも「ポルケ(何で)?」とか言って食い下がる。
英語にしろスペイン語にしろこの「何故?」という質問が一番やっかいだ。
理由を説明するには相当なボキャブラリーと表現力がいる。
特に、こういった何で自転車で行きたいか、とか心情に関することを、
外国語で説明するなんて不可能。日本語でもかなり考えて喋る必要がある。
とりあえず「自転車が好きだからだ」とか言ったけど、どうも納得していない様子だった。
でも、それも無理ないかもしれない。なんといってもここからアンデスに入れば
50km以上ずっと上り。標高は一気に2000m以上も上げる。
それを重い自転車で走ろうというのだから、納得しかねるのも分からなくはない。

だからといってこっちも「はい」とは言えない。
これは譲り難し。断固たる決意。動かざること山の如し。
もう「ノー」連発でとにかく断る。
数分話した後、おっちゃんは諦めた。






・・・。






ちくしょう!
もっと早くカルタヘナ出て2日後くらいに聞いてくれれば暑い地域飛ばしたのに!








・・・ってあれ?違うか(笑)






Tarazaを過ぎてからはピタリと川沿いに道路がはしりはじめた。
お陰で上りだけどめちゃくちゃ勾配が緩い。ほぼ平地。




そしてその区間は水が豊富で道の至る場所で、写真の様にホースから水が噴き出していた。
IMGP1049.jpg




「これかぶったら気持ち良いだろうなぁ」と思いながらも、止まるの面倒なのでスルーしようとした。
いや、正確に言えばスルーした。でも、そこから5mほどの所にいた、
おっちゃんとおばちゃんの集団に止められる。そしておっちゃんが言った。

「水浴びたら気持ち良いぞ~」

で、ですよね~。ということで誘惑にのり、水を頭からかぶる。気温は30度を超えている。


き、気持ちいい~


でも、水の勢いが凄すぎて鼻に入ったけど。





水で汗を流し再出発。


少し走り、写真を撮ろうと思って手すりのところに自転車を立てかけた。
IMGP1054.jpg


立てかけた時から、「あ、これちょっと危ないな」とは思った。
イマイチ安定感に欠ける。ブレーキをかけておこうかと迷ったが、かけなかった。
どうせ直ぐに撮り終わるし大丈夫だろうと思ったからだ。

でも、こんな時に限って間の悪い奴が来る。
この狭い道を1台のトラックが猛スピードで走り抜けた。
その風圧で自転車が倒れる!
油断してフロントバックが開けっ放しだったので、中のものが道路に散乱。
しかも!ああ!泥除けが!泥除けが割れている!
あの野郎!なんでったってこんな狭い道をあんなスピードでブッ飛ばすんだ!


ちくしょう。こんな汚い滝を撮ったために泥除けが割れてしまった。
IMGP1059.jpg



でも、幸い、止め具の部分を付け直すと、それが丁度割れ目をガッチリ抑えてくれて
問題はなさそうだ。良かった。丈夫で壊れにくいから地味に気に入っていたんだ。
IMGP1063.jpg



にしてもTarazaを過ぎてからというもの、よく声援を受けるようになった。
沢山の人が手を振ったりして合図を送ってきてくれる。
中でも印象深かったのは、対向から自転車に乗って走ってきたコロンビア人。
この人が凄く美人だった。そんな美人が向かいから自転車に乗って走ってきて
すれ違いざまにニッコリ笑って「オラ!」と言ってくる。
・・・一体、何なんだこの国は。





そしてホテル探し。
3つある小さい町のうち、真ん中がある程度賑やかだろうと予想していた。
今までのコロンビア走行の経験と勘から言うとそこにホテルはある。
実際、真ん中のエルドセという町はそれなりに賑やかだった。
予想は当たった。しかし、通りを走った限りホテルは無かった。
・・・まぁ大丈夫だろう。このクラスの町ならガソリンスタンドがあるはずだし、
実際さっき看板あったし。コロンビアではよくガソリンスタンドにホテルが併設されている。
勘が言っている「そこにある」と。
で、GSに着いた。ホテルは・・・
無かったーー!マジかー。ないかー。

近くのおっちゃんに聞くとValdiviaまでホテルはないらしい。
Valdiviaつったら上るじゃねぇか!アンデス山中の町だぞ!
だが、おっちゃんはさも分かった振りして
「そうだな。自転車なら・・・1時間・・・半。うん。1時間半ってところだ」と言った。
1時間半とか、普通にムリだから。
麓の町にいくまでにそのくらいかかるわ。自転車の遅さ舐めんな。
経験とは時に裏目に出る。


どうする、行くか、引くか。一応エルドセの手前にしょぼそうなホテルはあった。
が、どうせ先にあるだろうと思ってスルーした。正直、戻ってまで泊まるような感じの場所ではない。
IMGP1064.jpg



と考えたけど、実はこの時点でまだ12時くらいなんだよね。
正直、Valdiviaも射程圏内だ。普通ならGOだ。でも渋っているのは、
今日は上りたくないという、ただそれだけの理由だ。

行くか。先の町になかったらValdiviaまで行こう。嫌だけど。


と、走り出して、はたと気がついた。
そういえばアンデス手前の麓の町の名前は「Pto Valdivia」だ。
そしてそこから20km先の山中の町の名前は「Valdivia」だ。
もしかしておっちゃんは麓の方を言っていたのか。
そうであれば、1時間半という時間もほぼ正確に自転車の速度を読んでいる妥当な時間だ。
と、いう考えが浮かぶと同時に、おっちゃんが「上りだ」と言っていたのを思い出した。
あえて「上り」と言うからには、それなりの上りのはず。
そして麓までは川沿いに走るので上りという上りはないはず。
そう思うと急速に「麓の町の事を言っていた説」は萎んでいった。


諦めて前進。
するとちょっと走って看板が現れた。「GS1km」と書いてあり、
なかなか小洒落た綺麗な看板だ。これは・・・期待できる。


GSに着いたが、ホテルという文字やそれに相当する単語は見当たらなかった。
IMGP1066.jpg


くそ。無かったか。と思って通り過ぎようとしたら、ある建物が目に入った。
それは一見、事務所のようにも見えた。が、部屋がいくつかある。
その部屋のつくりは一様だ。これは・・・におう。

GSの人に聞いてみた。
「この辺にホテルはありますか?」

GSの人は言った。
「あるよ。あれ」


うおー!やっぱり!?だと思ったよ!
経験が活きたな。経験が。


しかも部屋がめちゃくちゃ綺麗だった。床で寝れる。
IMGP1070.jpg



まだ12時半だったけど、カルタヘナ出てから一日の走行距離が短いとはいえ、
一度も連泊せずに走りっぱなしだったから疲れ気味だし、
もともとこの辺で泊まる予定だったし。部屋綺麗だし。
泊まる要素しか見当たらない。



ちなみに建物はこんな感じの。
IMGP1083.jpg



さて、これで明日からはいよいよアンデス山脈に突入する。
ようやく暑さから解放される。
でも、解放されるまでの上りが大変そうだけど。
プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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