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[トルコ・ギリシャ]旅後 の記事一覧

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Category: [トルコ・ギリシャ]旅後

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神託地ディディム


古代ギリシャナンバーワンの神託地といえばデルフォイですが、現トルコにあるディディムも名高い神託地であったそう。
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古代ギリシャで神託というのは重要で、私的な問題から政治的なものまで幅広い問題に対して神託が利用されていたため、神託地には国内外様々な人が集まり、情報センターのような役割も果たしていた。
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メデューサ
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かつてひとつ前に訪れた自然哲学発祥地のミレトスとディディムはかつて参道で結ばれ、その参道には彫刻がずらりと並べられていたとか。
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全然関係ないですが、トルコの10クルスと5クルスのコインの大きさが近すぎて凄くわかりにくい。
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ディディムまででエーゲ海沿岸の南下は終わり。ここから鉄道で内陸に入って、パムッカレやアフロディシアスへと向かう。

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自然哲学発祥の地


哲学発祥の地はギリシャですが、その当時は現トルコも含めたエーゲ海沿岸一帯がギリシャ文化圏として緩いまとまりを持っていました。政治的にはアテネのような民主政を敷く国家もあれば、スパルタのような厳しい軍事訓練と共同生活で市民を統率した国もあり、バラバラでしたが、言語や文化では同じギリシャ人意識で繋がっていました。

その数ある国家の中でもミレトスは、ひらかれた国際都市であり先進的な場所でした。異なる文化、異なる言語の人達が行き交う場所だったからこそ、絶対的正しさを求める宗教性から脱皮して、皆の納得を生み出す普遍性を求める哲学的思考が生まれたのでしょう。
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正面に見えるのは劇場。
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さすがにミレトスなので何台かバスが来たりしていましたが、エフェソスなんかと比べればきわめて少なく、観光開発なんぞほぼされていない。
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敷地内にあるミュージアム
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航空写真
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劇場。古代においてはこの劇場の前は海だった。
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写真では伝わらないかもしれないが、ミレトスにいる時、なんと素晴らしい場所かと感動していた。哲学の祖と呼ばれるタレスはこのミレトスの出身だった。古代ギリシャ哲学の歴史はソクラテス以前と以後で明確に分かれていて、ソクラテス以前は、自然を理解するための科学的な探求も、いかに生きるかという純フィロソフィーの話も一緒になっていた。しかしそれはソクラテスによって明確に区別された。

どれほど科学的に、精緻に自然を解明できたとしても、それ自体は自分がいかに生きるかという問題とはなんら関係がない。しかしむしろ核心はそこであり、よりよく生きるという探求、実践なくしては、科学にしても医学にしても、政治にしても、あらゆる個別学問は根付く場所を失う。簡単に言えば、哲学がないと個別学問はいくらでも悪用でき、自分や他者を不幸にする害にしかならないということ。

というように自然哲学から純粋に哲学をとりだしたのはソクラテスですが、タレスが哲学の祖と呼ばれるのは、それはタレスが、他人の言うことや神話による世界説明に満足せず、自らの頭で考え、合理的な説明を志した記録が残る最初の人間であり、自身の納得をめがけて生きたからだ。それはつまり「個人」の誕生だった。

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このミレトスには、そんな歴史的な場所であることを感じさせる空気が確かにあった。
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朽ち果て静かに残る遺跡から古代のエーゲ海文明を想い、旅は次の目的地ディディムへと続きます。


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セルチュクからプリエネ遺跡まで


エフェソスから50㎞ほど南にあるプリエネ遺跡。このプリエネは、どうやらアテネをもとにして設計された町らしくアテネの行政下にあったそう。
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海岸線の変化。昔はプリエネもエーゲ海に面していたが、川からの土砂で今ではすっかり内陸となっている。
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プリエネの人々はポリスの繁栄と平和に力を注ぎ、エフェソス人の様に高慢な態度で繁栄を誇示することはなかったと伝わりますが、それを知ってなるほど思った。エフェソスはローマ以降の建造物が多いのもあるだろうが、古き良きエーゲ海文明というよりは、まさに繁栄を誇示するローマの都市という感じだった。あまり好きな遺跡ではなかったな。エフェソス見るくらいだったら、このプリエネやアソス、ベルガマなどの方がよかった。特にアソスの文明と自然が一体となったような感動的景色は古代ギリシャ文明へのイメージが一新されたほど。
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ちょっと小さいですがよく見ると正面の大きな岩山の中腹、緑に囲まれて遺跡があるのが見える。
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プリエネを見終え、ついに旅は哲学の故郷ミレトスへ
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イズミールからセルチュクまで



イズミールを出発してしばらくは海沿いを歩いていた。次の目的地はエフェス遺跡のあるセルチュクという街でしたが、間に沢山遺跡があるので寄り道しながら。
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クラゾメナイ遺跡。ペリクレスの友人アナクサゴラスの生地。あまり発掘が進んでおらず、入るのも無料だった。
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クラゾメナイから真っ直ぐ南に進んだ場所にあるテオス。ここはそれなりに人が来ていた。
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雰囲気的に有料の遺跡な気がしたのだけど、前日野宿した場所から民家の脇を通って遺跡の敷地に入ったので、真相は分からず。
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イズミール周辺は汚かったが、田舎に来ると流石のエーゲ海。
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こちらはノーション遺跡といって一応遺跡になるが、ほぼ掘り起こされておらず、柵も何もなく、入り放題。野宿しました。
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ノーションのすぐ近くにあるクラロス遺跡。デルフォイと同じくかつては神託地であった。
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同じくクラロス
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エフェス遺跡
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エフェス考古学博物館にあるソクラテス像
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こちらは有名なアルテミス像。この辺は土着の地母神信仰と結びついたアルテミス信仰が盛んだったらしい。
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セルチュクの夜。近くにエフェスがあるので観光客はいますが、のんびりした街だった。
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遺跡には猫がいる
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お調子者のトルコっ子もいる
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日陰もないし歩き回るには暑かったが、せっせと観光する人間をよそに、猫はトイレの階段で気持ちよさそうに寝ていた。
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イズミール


放置しすぎてもはや終わったと思われていると思いますが、続きやります!笑
前回イズミール到着までは書いたので、イズミールの街の様子を。

イズミールの考古学博物館博物館。
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トルコと言えばケバブ。これはチキン。
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トルコで見た中で一番安いケバブ屋だった。一つ2リラ。
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イズミールには大きなバザールがありますが、イスタンブールのグランバザールとは違って外国人観光客は少なく、観光地的ではないので面白い。イスタンブールのバザールもあれはあれで面白いですが。
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魚屋のおっちゃん。
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そしてイズミールで一番面白かった場所。めちゃめちゃ味のある古いチャイハネ。
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トルコ風麻雀に興じるおじさま達。
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訪れる前は、エーゲ海沿岸のトルコ第三の都市であるし、もっと欧風な街なのかなと思っていたのですが、ところがどっこい、このイズミールという街、トルコ以外の何物でもなかった。田舎にはない賑やかさと、観光都市にはない土着感を兼ね備え、お店も多く買い物や食べ歩きをするにも面白く、一歩メインの通りから外れれば、強烈なローカル臭漂う通りになる。イズミール。思った以上に面白い街でした。


プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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