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[欧州]オランダ の記事一覧

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イギリスへ


一週間ぶりくらいに青い空を見た。
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ちなみに、僕は自転車の国オランダにもかかわらず、ロッテルダム~アムステルダム間と、アムステルダム~デン・ハーグ間は電車で移動している。ロッテルダムからアムスが100㎞程度。アムスからハーグが60㎞程度。「いや、走れよ」という距離だが、寒いし雨だから走るのが嫌だったのである。なにより自転車をそのまま電車に突っ込めるのでそれが大きい。もし分解しなければいけないのなら走っていた。

ドイツもだったが欧州の電車移動は超ラク。
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しかし流石にハーグからイギリスへのフェリーが出るフック・ファン・ホーランドまでは走りました。30㎞程度ですし。
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アメリカ大陸では自走に対しては少しはこだわりを持っていた。走れるなら走りたい、と。でも今はどうでもよいと思っている。飛ばすことで時間ができ、よりじっくりとその国を見れるのならむしろ積極的に飛ばす。走行距離やスピードにしてもそう。今は一日何キロ走っているのかも知らない(どんぶり勘定で大体は分かるけど)。その日にどのくらい進むかは、事前には決められない。その日何を見て何を感じるのか。自分の心の機微や、天候、季節によってランダムに、そして自然に決まっていく。走ってみて、結果として終わった所がその日走る距離だったということだ。「何キロ走る」「何処まで走る」という縛りはその土地に対する好奇心を削いでいく。





ハウスの中では野菜が育てられている。オレンジ色の光を当て続けることで野菜たちが常に太陽が出てると勘違いして成長し続けるわけである。
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港。フェリーに乗り込みます。最後の最後まで自転車への配慮があり、標識にここまで導かれ、そして乗船は自転車が一番先。
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欧州は電車も使いやすいが、やはり船は良いな。自由に動き回れるし、大海原を渡って新たな地へと向かう時の、この船出前の静かな高揚感は何度船に乗っても変わらない。
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バスケットコートつき。
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短かったが、オランダもさよならだ。
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ざっくばらんに写真でオランダ


これはDelftという街。
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木製バイク。たまに見かける。
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アムステルダムのコンセルトヘボウ(コンサートホールの意)
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30歳以下だったか28以下だったか29以下だったか忘れたけど、若年の人はありがたいことに15ユーロ(たしか)で聴けます。
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このホールを本拠地とするロイヤルコンセルトヘボウは世界3大オーケストラ。
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しかも無料ドリンクあり(アルコール類は有料)。僕は2回行きました。
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オランダは全体的に自転車使用率が半端じゃないが、アムステルダムは人口が多いだけに当然その分自転車も増える。
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駅前駐輪場。半端じゃない。ぬすっとの方はよりどりみどりです。
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基本的にオランダの自転車はプロムナードタイプのハンドルで、フラットやドロップを実用で使う人は稀です。
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こんなんもよく見ます。
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これは実際上の首都デン・ハーグ。
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これも。アムステルダムとは雰囲気が全く違います。アムステルダムは特殊。
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ハーグ。路面電車。
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ハーグ。
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これはロッテルダム。非常にモダンな街。
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ロッテルダム夜景。
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オランダ人の基本スタイル。このタイプのパニアは折りたたんで荷台の上にコンパクトにまとまるので、脱着が必要があまりないのであればオルトリーブよりも良いかもしれない。
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そしてオランダの風景といえば運河でしょう。
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僕は風車ではなく、運河にオランダを見た。
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ここまで写真を並べて、皆さんお気づきでしょうか。晴れた日の写真がたったの一枚だけということに。
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ロッテルダムに到着した日は晴れた。しかしそれ以降はほぼ全て雨か曇天。
アムステルダムには4日滞在したけど全部雨降りましたからね。曇りでもそれはそれで良いのだが、やはり晴れも見たいし。ここに僕がヨーロッパは夏と思う理由がある。恐らく南の方が天気が良い期間は長いので、もっとも暑い時期に北の涼しいところから走り、徐々に南下が良いかなと思っている。


アムステルダムの夜。売春とマリファナが合法の街です。
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そこら中からマリファナの臭いがして気持ち悪くなってくるので、この街は僕には合わない。面白いけど。
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これもアムス。
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チーズ屋さん
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これは野宿事情の話でチラッと書いたけど、ハーグで泊めてくれた方の家。
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猫。ボーイじゃなくてガールです。
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以上のようにオランダは非常に興味深い国です。
ウォームシャワーなりカウチサーフィンなりを使って、オランダ人の素の生活を見るとより面白いと思う。ドイツやイギリスとはまるで違う雰囲気だった。一言でいうなら「モダン」。街も人もモダンなんだ。この国は。一見の価値ありと思います。

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「先進国」オランダ


世界で最も進んだ国はオランダである。
オランダを走って、オランダ人を見ての僕の感想。
「先進国」「途上国」という言葉は、「先進国」の人間が「途上国」の人間を下に見て使う場合が多く見られるけど、確かに経済、工業、生活水準としては少し進んでいるかもしれないが、「先進国」の人間が「途上国」の人間よりも人間的に優れているとは思わない(逆もまた然りだが)ので僕はあまり好んで使わないのだけど、題名で使ったのはオランダは本当の意味で先進的ではないかと思ったから。

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もちろん全ての国にいったわけでもないけど、目つき、顔つき、話し方、たち振る舞いなどからオランダ人の人間的レベルの高さを感じずにはいられなかった。街ゆく人、スーパーの店員、道を教えてくれた人、泊めてくれた人。色々な人と触れ合ったが、他者の顔色を窺うような軟弱な心ではなく、しっかりと自己をもった、精神的な自立をえた存在の多さに(大人だけでなく子供までも)、こちらは思わずたじろいでしまう。そのオランダ人に対して自分の存在のなんと弱々しいことか。男女ともにガタイがいいので余計そう思わされる。「イギリス人なら何とかなりそうでも、オランダ人にはちょっと勝てない。」そう思った。


モゴモゴしたり、どもったり、優柔不断、なんてない。はっきり。明瞭。
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そしてオランダに入って感じたもう一つのことは宗教的雰囲気の弱さ。
教会の存在感がとても弱いと感じた。僕の直観なので物理的に示せるようなものはないのだけど(オランダだって教会はあるしね)、ドイツからオランダへ入って、その違いはハッキリと明瞭に意識されるほど違っていた。全く違うのでロッテルダムでホストしてくれたArjenに「オランダは教会の存在感が弱い。ドイツはもっと強いと感じた」と言ったら、「イエス。でもオランダも15~20年くらい前まではドイツと同じようなものだったんだよね」という返事だった。

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彼も、もうキリスト教は信じていないらしい。「ノン・レリジョン」と言っていた。もちろんオランダでもキリスト教は慣習としては残るだろうが、世界の認識の仕方、社会のあり方やどう生きるのかという問いへの答えとしては、すでにオランダにおいてはその役目は終えているように思えた。


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以前、尾木ママがオランダの教育現場を取材した映像を見たけど、曰く「日本の3周先をいく」オランダの教育。確かに、あまりのレベルの違いで比較にならない。オランダを旅し、その成果が目の前にあり、それをまざまざと見せつけられた。


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そういえばArjenの仕事場のある街まで一緒にサイクリングしていた時に、「日本とオランダは同じだと思う。小さな国だから色々な工夫をしなければいけない」と言われ、「小さく資源なども無い分、よりインテリジェンスが必要だよね」と答えておいたが、答えながらオランダと同じという評価にこちらはいたたまれない思いだった(笑)


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僕の中で西欧はドイツ・イギリス・フランスの三カ国がメインでオランダは旅程上通るだけの国だったのだけど、とんでもない。とても面白く、とても考えさせられる国だった。前回も書いたが、もう少し滞在してじっくり見てみたかった国だった。今度行ったら(今度があるか分からないが)学校見学でもしてみたいものだ。


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風の国、自転車の国、オランダ


ドイツとの国境から見たオランダ。
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両端の赤い部分は自転車の走行レーン。中央の車道にある障害物は街中で車の速度を落とさせるためのもの。これがある国はオランダだけではないのだけど、それが必ずしも「機能している」こととは一致しない。オランダは完全に機能している。


自転車道のすばらしさを伝えるための写真を撮っていないので分かりやすい写真がないのだけど、こういう感じで完全に整備されている。標識もばっちり。
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街中の階段もこれである。
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極めつけの標識がこれ。自転車のための専用地図。
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これが要所要所にあるので、何処に行くかはこれを見てればオッケー。地図なんかいらないわけである。しかも、道に番号がついており、単純にその番号を追って行けばよいので、細かいまちの名前を知っている必要もない。街中も完全に車と分けられているのでストレスはない。構造的には、ほぼ完成されていると思える。

しかし、これはオランダという国だからできるもので、たぶん他の国は真似できない。非常に小さな国で山がない平らな地形。この条件に加えてオランダ人の人間的レベルの高さがなければ、これほどの完成度にはならない。一つの街とか、一定の地域単位でなら日本などでも可能かもしれないけど、国全土にわたってこのレベルは不可能と思う。

日本も小国と言われるが、日本は決して小さい国ではない。もちろん大きい国でもないのだけど。日本以上に大きな国は沢山あるが、それ以上に小さい国は沢山あるわけだ。日本はオランダの10倍もの面積があるし、実はドイツよりもちょっと大きいくらいなのだから。ただ、小さくはないが間違いなく「狭い」国ではある。


それと、オランダは風。
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常時風が吹くうえに、平らでひらけた風景が、よりその風を感じさせる。
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風車が多いくらいだから、言うまでもなくそうなのかも知れないが、風車のある風景ではなくこういう風景に風を感じる。
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ゴミ箱です。
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もっと居たいと思った国だったが、とにかく寒かった。
日本からドイツに来て、季節が一ヵ月進んだと思ったけど、オランダに入ったら急にもう一ヵ月進んだような感覚で、走っても走っても身体が暖まらず、このまま寒くなっていったらヨーロッパ無理なんですけど、と思ったくらいなのだけど、あとで聞いてみたら「これは10月ではなく、11月の気温だ」と言われたので、体感はばっちり合っていた。ちなみに南仏で同じくらいの気温を強風の中走ってもそれほど寒く感じない(太陽が強いのもあるが)ので、「慣れ」というのはありがたいもんである。

プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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