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愉しい自転車&生活

[その他]自転車旅あれこれ の記事一覧

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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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大地で眠る。地球で眠る。野宿してこその旅。


町を当てにして、毎日町でストップし、宿に泊まって走る。

そんな旅は安心で快適かもしれないが、もし旅行ではなくて、旅をしたいなら。

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地球という舞台を丸ごと、自由に味わいたいのなら。

人里を離れ、自分の思うままにテントを張るといいだろう。


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宿で日々の疲れを癒すことも必要かもしれない。しかし、自ら発見し、自ら判断した、自分だけの場所で、一晩を過ごすのは間違いなく特別な体験だ。

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野宿をする理由として「節約のため」というのも一つ大きな理由になる。それが目的で野宿をすることも、もちろんある。でも、それは最大の理由ではない。

人間は形のあるもの、無いもの含め、色々なものを作った。町も宿も人工物であり、ある国を旅してる時の、「国」という概念も人工的なものだけど、僕にとって野宿することは「そんなものは関係ないんだよ」とばかりに、社会的なものに(たとえ一晩であっても)背を向けて、ただただ自分と地球が直に向き合うことだ。野宿というのは、自分と地球という二つの存在の間のみの関係であって、そこにはその他一切、何者の邪魔も入らない。


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やはり僕にとって、自転車旅行というのは人との出会いではない。なによりもまず第一に自然だ。僕は決して人と会うために自転車を選んでいるわけじゃない。たぶん、出会うことが最大の目的ならば、もっと別の方法をとるだろう。自転車を選ぶのは、なによりも素晴らしい風景の中を走るために、美しい風景を全身で浴びるように感じたいからだ。出会いというのは、旅をしてれば必然であって、求めずとも縁があった人には出会う。だから、そこをあえて求める必要はないと僕は思っている。


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連れてこられた場所でキャンプしても意味がない。
用意されたキャンプ場でテントを張っても意味がない。

目の前に広がる世界のすべてを可能性だと考える。あなたはどこで寝てもよいのだ。そしてそれが素晴らしい自然の中であったりすれば、これほどの贅沢が他のどのホテルにあるというのか。しかもタダだし。


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さらに付け加えると、野宿の時の緊張感。
安心して一晩過ごせる場所を選ぶにしても、そこには何の保証もないのだ。もちろん絶対の保証というのはどこにもないわけだけど、宿は薄っぺらい幕一枚(ダブルウォールテントなら二枚か)。警備をする人間もいない。セキュリティもくそもない。だからこそ慎重に一晩身体を休められる場所を探し出す。

緊張がずっと続けば疲れてしまうけど、適度に緊張がある生活というのは、元来生物としては当り前だと思う。そういう意味で野宿という宿泊スタイルは、動物的かもしれない。


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たまには人様の助けを借りることも。この時は教会の敷地に張らせてもらった。奥の山はアフリカ最高峰キリマンジャロ。
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一人じゃない時も稀にある。
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晩秋のフランス。落ち葉がクッションに。
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野宿と言えば夕焼けを眺めながらのテント設営とご飯。
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あとはやっぱり星空。一定の条件は必要だけど。
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治安的に不安のある地域でもしようとは思わないが、そうでないなら、しかもそこがとびきりの自然の中だったら、野宿しなけりゃ絶対に損。宿ばかりだと、見える世界が違ってしまう。

多少の不安と緊張をあえて選んで、計画なんか立てずに行こう。行ける所まで。とまりたいと思える所まで。そうして、両手からこぼれるほどの自由を謳歌しよう。せっかくの旅なのだから。


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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: 感想  

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シングルスピードマウンテンバイクでの自転車旅行についての感想


6月の半ばから7月の初旬まで、シングルスピード仕様のクランパスでバイクパッキングツーリングをしたので、その事について簡単に感想をまとめておこうと思います。

まず簡単にクランパスの仕様を。

フレーム サーリークランパス
ホイール リム-mulefut ハブ-フロントXT、リアXTR スポーク-サピムLEADER
タイヤ パナレーサー FATBニンブル 29×3.0
ハンドル サルサ ベント2バー (23度)
グリップ エルゴンGP1
ステム 不明
ブレーキ AVID BB7
サドル ファブリックline
シートポスト トムソンエリート
クランク スラムGX1400(ダイレクトマウントに換装)
ペダル ストレートラインAMPペダル
フレームバッグ レベレイトデザイン
サドルバッグ アマゾンで買った4000円くらいの


ギアはフロント34T、リア21T。バッグなどを全て外した車体だけの重量で11.8㎏ほど。
これにフレームバッグ、サドルバッグ、トップチューブバッグを装着。ハンドルバーにマットとシェルターをヒモで縛りつけていた。

こう見ると結構良いパーツを使っている。
僕は旅に高級パーツは必要ないと何度か書いてますが、それにもかかわらず、なぜXTRやらストレートラインやらトムソンやらを使っているのかですが、それは軽くするためです。それ以外の理由はない。これが、4サイドのフルパッキングだったら、高級パーツを使ってまで車体を軽くする必要は全くありません。そんなことをしても無意味です。フルパッキングの自転車なんか、タイヤ交換して一本あたり200g程度重くなっても違いが殆ど分からないくらいですし。重さよりも太くなった(太いものに交換した)ことでの安定感の違いの方が如実に感じとれる。ただ、今回は「軽装備」で、MTB本来の運動性能を少なからず発揮させようとしていたため、軽くすることには大きな意味がある(もちろん、だからといって「過剰な軽量化」には意味がありませんが)。
特に今回は旅で使うため、軽さよりも快適性に重点が置かれる部分もあった。例えば、サルサのバックスイープが大きいハンドルや、エルゴングリップなど。これらは決して軽くない、というか重いですが、それだけの効果がある。リムも35㎜幅くらいのものにすれば軽くなりますが、35mmと50mm(mulefutは外幅50㎜、内幅45㎜)では足腰の強さが全然違ってしまうので、これも軽量化の為に換えることはできない。



シングルスピードでの旅行について
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これは「思ったよりも普通」だったというのが正直な所。シングルで峠を越えるとなると、厳しいものを想像されるかもしれませんが、案外上れます(もちろんギア比による)。

そして、思ったよりも何とかなると感じたと同時に、普段「いかに変速に頼りすぎているか」ということも感じた。変速があるのに頼らないのは、ただの阿呆ですが、頼っているではなく、頼り過ぎている。

もう少し詳しく書いていきます。頼り過ぎていると書きましたが、もし自転車がフルパッキングの場合はその「頼り過ぎ」が正しい走り方であると思う。なぜならば桁違いに自転車が重いから。

今回、自転車と荷物合わせて20㎏程度でしたが、これはフルパッキング(4サイド)の荷物だけの重さと同じか、それよりも軽いくらいの重量になる。フルパッキングの場合、相当軽くても総重量で30㎏はあるでしょう。おそらくそんな人は稀で、大抵は40前後から50㎏だと思う。荷物が多い人は常時60㎏以上もいるでしょう。そういう自転車の場合、サドルにしっかりと座り、なるべく自転車本体は振らずに淡々とペダルを回す以外に走り方がない。お尻を上げて立ちこぎ?もちろんそれはやれますが、あまりに非効率で消耗が激しく、自転車にも負担をかけてしまう。自転車が壊れる要因は様々で、どんなに上手に乗っていても壊れる時は壊れますが、乗り方が雑な人ほどよく壊すのは間違いないことです。


では、装備が軽量なら?この場合は話が異なる。
これは今回気付かされたけど、本当に色々な走り方がある。たった一つのギアしかなくても、というか一つのギアしかないからこそ、走り方(ペダルの回し方や身体の使い方)の方に変化が求められる。

例えばペダルの踏み位置。ふつう母指球のあたりと言われますが、今回の旅では上りの中のかなりの時間、母指球よりももっと土踏まずに近い位置で踏み込んでいた。そうすることで何が変わるかというと、通常よりも臀部(おしり)の筋肉がより使われるようになる。最も酷使する太ももの負担を軽くできるし、また、土踏まずに近い位置で踏むことで、踏み込みのパワーが足首の関節に吸収されにくくもなる。

ただし、土踏まずに近い位置で踏めば足首の柔軟な動きが阻害されて、速く回すことが出来なくなるので、平地では全く使えません。シングルスピードの上りにおいてはペダルの回転数が非常に遅くなるので、足首が多少動かしにくかろうが大した問題にはならない。

あとは自転車の振り方とか身体の振り方とか色々とやりましたが、長くなるので割愛。兎に角、一般的に駄目と言われる乗り方が、必ずしも駄目ではなく、そういう「常識」は基本ギア付き自転車においての話だなというのが、シングルで走って感じたことだった。

シングルの乗り方をそのままギア付きに当てはめるわけにはいきませんが、実は変速せずに走ってしまった方が楽な場面でも、下手に変速して逆に損しているというのは普通にあることだと思う。ペダルの回し方、身体の使い方も、シングルの乗り方を知れば、確実にギア付きの自転車においてもプラスになると思います。

といったように、シングルスピードでの旅はとても新鮮で勉強になったのだけど、では海外もシングルで旅をするかというと、これは「NO」だなと思った。シングルにはシングルの面白さがあるが、基本的にはギア付きの方が「楽しみの幅」が広いと思う。

例えば今回のシングル旅行では、平地だと90回転くらい回して時速20㎞でしたが、正直ね、こんなん本当に面倒くさいですよ。利根川沿いのずーっと平坦な百数十キロを、ずっと常にシャカシャカとペダルを回してないとならない。しかもペダルが軽いので、どうしてもサドルに体重が多くかかり、お尻への負担も大きくなる。ではギア比が重かったら良かったのかというと、そしたら上りが全然上れなくなってしまう。

また、これはより根本的なことだけど、クランパスという自転車の特徴は、なんといってもあの巨大なタイヤホイールにある。その大きさを活かした「速さ」や「安定感」、「走破性」がクランパスの強さ(面白さ)だ。もちろん速さというのは舗装路を速く走るための「速さ」ではありませんが、舗装、未舗装含め、ギアがあった方が最大限クランパスを活かせると感じた。

デカいホイールのパワーはむしろシングルでこそ強みになるとも言えるので、デカいホイールだからギア付きの方が良い、とは結論できないのですが、そもそも、シングルというのは基本的に空荷で、かつ単発のライドでこそ十分に楽しめるものであると思う。その日だけ走るのと、明日も、その次の日も、またその次の日も走らなければならない長丁場の旅では、走りの思い切りが全く違ってしまう。そして、その思い切って走れるという点にこそシングルを楽しむポイントがあるように思った。

もしシングルにするなら、クランパスよりもトロール(旧型)の方が間違いなく向いていると思います。トロールという自転車自体、ジオメトリーが1×1(サーリーが最初に作った自転車でフルリジットのシングルスピードMTB)の写しなので、当然といえばそうかもしれないが、街中で乗っていてもトロールの方がシングルスピードとしては間違いなく面白い。クランパスは純オフロードバイクという感じだけど、トロールはストリートバイクのような趣きがある。と思ったら、サーリーのHPにも(トロールでなく1×1の説明欄にですが)、「オフロードバイクと同じくらい良いストリートバイクに仕上げることができる」と書いてあった。

まとめると、クランパスという巨大な自転車の性能を最大限に発揮するにはギアが必要だなというのが実感。ただトロールの場合は、ストリートバイクとしても大変な魅力があり、シングルによる単純化でとても面白くなる。別にクランパスがシングルにしたら悪くなるわけではありませんが。

旅でもコースや日数次第ではシングルでも面白いと思いますが、長丁場であったり上りが多い場合はやはり自転車に乗れる時間が多く、走破できる地形が多い方が楽しみの幅は広いでしょう。


バイクパッキングについて
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もう一つ、バイクパッキングについての感想です。僕もたった一回やっただけですが、まずフルキャリアのツーリングとは完全に別物だと思った。どちらが良い悪いはなく、どちらが時代遅れとか最新とかもなく、別のもの。

4サイドバッグの積載力たるやそれは凄まじいもので、旅行に必要なものから必要のないものまで、本当に色々なものが運べてしまう。自分の思うままに荷物を積んで楽しむ。楽器を積んでもいいし、酒が好きならビールでもワインでも運べばよし、釣り竿、サッカーボール、花火、本、調味料や鍋を揃え自炊にこだわるのもよい。好きなものを持って好きなように旅して楽しむ。この余裕がフルキャリアのツーリングを楽しくさせる。このスタイルの場合、中途半端な軽量化をしてもほぼ意味がありません(焼け石に水)。切り詰めた装備ではなく、余裕をもった装備で挑むことで、旅もよい意味で力が抜ける(その分ペダルにこめる力は増えるかもしれないが)。


一方で、そういった余裕がバイクパッキングには一切ない。
逆に衣食住走の本当に核となる物だけを持ち、自転車の走行性能の犠牲を極力少なくする。そうすることで走れるフィールドが広がり、走り自体も大きく変わり、ライディングそのものが面白くなる。フルパッキングだと自転車の運動性能なんてものは殆ど消え去ってしまうので、そういう意味での面白さが全然ない。しかし、もし旅を超軽装備で走れるのなら、そういった部分も楽しめる。というより、そういったところを楽しむために超軽装備で旅をするわけです。荷物を自転車の運動性能が発揮される程度の重量に抑え、走りを楽しむ。逆に、それ以外の部分には一定の犠牲を必要とします。

というように、二つのスタイルでは楽しむポイントが明らかに異なっている。だから、どちらが良いかと問うのはナンセンス。むしろ、これだけバイクパッキングが盛んに取り上げられるのであれば、逆にフルキャリアのツーリングの魅力もハッキリしてくると思うんだけど。そういう話は聞ききませんね。


ちなみに、もし初心者で旅をしてみたいという人の場合、僕の意見ですが、まずはキャリアを付けてのツーリングがよいと思う。何故ならば、やはり荷物を絞るためにはそれなりの経験が必要だから。経験がないのにバイクパッキングをすれば、重量級バイクパッキングという恐ろしく中途半端な事態になってしまう恐れがある。
もちろん、玄人の持ち物をコピーすれば軽くできますが、その道具の取捨選択の背後には沢山の経験があり、それを形だけ真似をしても、その意味までは掴めません。道具だって使いこなせないでしょう。自分の旅に何が必要かも必要でないかも分からないし、どのくらいの水や食料でどの程度走れるかも分からないのに、荷物を削ることは出来ませんから、まず一度、思うままに荷物を積んで旅行するのが良いんじゃないかな、と思うわけです。積載力に余裕があった方が、予備の食料とか水とか気兼ねなく積めて安心だし。とはいえ、最初からハッキリとこっちをやりたいと決まっているならば、それはそれでやればよいと思います。あえて別の事をする必要はない。



最後、まとめ。
今回シングルで楽しめたのは、本当に荷物が少ないからこそでした。4サイドではとても無理。いや、やってもいいけど、峠は全押しを覚悟する必要がある。

ただ、シングルも道のりと荷物量次第では十分にありだと思った。
旅行で使う場合、シングルの利点と言えるのは、軽さと整備の簡単さ、トラブルへの強さに(シングルなら木の枝がディレイラ―に絡むことなどありえない)、選択がない分、走りも頭の中もスッキリすることかなと思う。とりわけトラブルに強いという点はオフロード走る時なんかにはかなり心強い。

それと、峠越え時の達成感などはハッキリ言って大して変わらなかった。自転車との一体感も、シングルである事よりも長期間の乗り込みやポジションが合っているかといった要素の方が遥かに大きい。

結論としては、やはり持久的な走り方よりも、瞬発的な思い切りの良い走りが出来ることでシングルスピードの面白さは最大限発揮されると思うので、荷物を積んだり、何週間というロングツーリングにおいては、ギア付きがベターだなと。というわけで、海外はギア付きで行くと思います。がしかし、このシングルスピード旅行で得た事を活かした形での多段ギアで行くと思います。詳しくはやってみてから書こうと思います。

以上、感想でした。


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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: 考察  

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リムブレーキかディスクブレーキか


自転車旅行では通常リムブレーキかディスクブレーキが使われますが、自転車ツーリングの場合、特に惚れたフレームがなければ、僕はディスクブレーキをお薦めしたいと思います。

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リムブレーキのよさは、軽いことと部品が手に入りやすいこと。整備性に関しては誤解されていることもありますが、メカディスクとVブレーキとの比較であれば、Vのが若干楽なくらいで大差ないです。ディスクよりもカンチ(モノにもよるが)の方が余程面倒。あとは、前輪のおちょこがない(つまりバランスのよいホイールが組める)ことや、ディスクに比べてスポークへの負担が少ないことなどがリムブレーキの優れる点です。

対してディスクのよさは、まずなによりもコントロール性。制動力ではありません。制動力はVブレーキでも十分であって、必要な握力も、Vブレーキもメカディスクも大して変わらない。というか、むしろメカディスクはリターンスプリングが重いのでVよりも引きが重く、また一部例外を除きメカディスクは片側しかパッドが動かないためタッチも劣る。がしかし、それを補うだけのコントロール性(強い制動力を伴っているのがカンチとの違い)がある。
次に、耐候性とリムの摩耗。雨天時の制動力は当然ディスクのが良い。ディスクブレーキも効きが落ちないわけではないですが、落ち幅が少ないのでリムブレーキよりも安定した制動力を発揮してくれる(晴れの日でもディスクの方がブレーキの効き方にムラが無い)。そしてリムの摩耗。ディスクローターを挟んで減速するため、リムブレーキと違いリムの摩耗から解放される。ただし、スポークへの負担はディスクの方が大きくなります。まあリムよりスポークの方が修理が容易なので大きな問題ではないと思います。

で、なぜディスクを薦めるかですが、それは日常的に恩恵を受ける所の性能がディスクのが優れるからです。リムの摩耗は無いにこしたことはないけれど、あってもちゃんとしたリムなら数万キロは耐える(使用環境でかわりますが)ため、普段はその恩恵を受けることがなく、ディスク最大の魅力とは言い難い。大体、数万キロ走ったら別の要因でリムの寿命がくる可能性も大いに考えられるし。

それに対して、コントロール性や耐候性という部分の性能差は毎日常にその恩恵を受けられるわけです。リムの交換が必要になった時の、ほんの一時の時間よりも、遥かに長い走行時に受けられるメリットの方が実際的には大きな助けになる。ここが、ディスクを薦める最大の理由です。ディスクがリムブレーキに劣る点というのは、基本的に自転車で走っていない時のもので、走行中に関していえば、殆どディスクのが上。油圧ディスクでの比較であれば全てが上。まあ、油圧はちょっと旅では使いにくいですが。

そうは言っても僕はリムブレーキのシンプルさも好きですが。リムがブレーキの部品を兼ねるため、その分部品点数が減ってよりシンプル。長期間のヘビーな旅行ならディスクのが適してることは間違いないですが、別にリムブレーキで問題があるわけではないので、いま僕がなにか自転車を選ぶとしても、薦めておいてなんですが、必ずしもディスクを選ぶとは言えない。それよりも「この自転車で走ってみたい」という気持ちを優先する。そういうものの前ではブレーキ仕様なんてどうでもいいことだと、僕は思います。


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Category: [その他]自転車旅あれこれ

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走ってる時に音楽は聴かない主義


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本当に旅の初期に少し聴いたのを除いて、僕は自転車で走っている時に音楽は聴かない。

それは、周りの音が聴こえないと危ない、という理由ではなく、自転車で走っている時に聴く音楽プレーヤーの音に強い違和感を感じるからです。走っている時に聴こえていいのは、風や水や動植物が出す音、自転車の静かな走行音(五月蠅いフリーハブなど論外)、またその空間にいなければ分からない音ならぬ音。そういう生のものだけだ。そうでないもの、音楽プレーヤーから出される音などは、それがたとえどんな名曲でもあっても、その場においては雑音に過ぎないと感じる。自然から出る生の音の前では、機械から出る音のなんと野暮なことか。

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五感で感じとれる全てを体験してこそ自転車である意義がある、と僕は思う。風を切るだけならバイクでもできる。しかし小さな音でもよく拾えるのは、エンジンがあり速度が速すぎるバイクにはないものだ。徒歩ならば自転車以上に聴こえますが、風を切る爽快感がない。逆にクルマの場合は、最初から閉ざされた空間なので音楽をかけながらというのはアリだと思う。むしろエンジン音や走行音を聴いているよりも、よっぽど良い気がする。


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そして、自転車に乗っている時だけでなく、キャンプ(野宿)の時も同じだと思っている。何度か音楽をかけたこともあるが、やはりしっくりこなかった。人里離れた場所での野営。焚火をし、食事を作り、見上げれば満点の星空。そういう時の夜の静寂もまた音でしょう。虫が鳴くかもしれないし、風が木を揺らし、テントを叩くかもしれない。視覚から得られる情報が減る分、夜の音は昼間よりも強く印象に残る。


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自然の中にいる時は、そのままがいい。そのままであることが価値であって、何かをつけ足す必要はないのだと思う。というわけなので、次回の持ち物は、そういう観点からも考えて選ぼうと思っています。



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Category: [その他]自転車旅あれこれ

Tags: サーリー  ロングホールトラッカー  

Community: テーマ-自転車  ジャンル-趣味・実用

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ロングホールトラッカーはつまらない?


今回、わたくしは是非、異議を申したい。
自転車旅行に関するブログ記事の中で

ロングホールトラッカーは皆使っていてつまらない

という珍妙な言説を発見したからだ。
ロングホールトラッカーをこよなく愛する私からすれば、何言ってんだバッキャローである。てめーの考え方のがつまらねぇんだバッキャローである。

ロングホールトラッカーは、第二次の旅では使っていないし、次回の旅で使う予定もないが、もう3万キロ以上は確実に走っている。旅だけでなく、日常でもその活躍はますます厚みを増し、優れた自転車であること、そして、生活にこの上ない愉しみをもたらしてくれるものだという思いは深まるばかり。全ての乗り物の中で、自転車が最高である、と今感じている。

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珍しい物品や経験の所有によって、自分の存在を優れたものに見せようというのはよくある。高価なブランドものをもつのがそうだし、皆がやらない事をやろうとするのもそう。ロングホールトラッカーがつまらないという発想も同じ所からくる。


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しかし、よく考えてもらいたい。本来なのだ。
もし、同じ自転車に乗っている人がいたら、仲間として、ロングホールトラッカーに乗る喜びを分かち合うことができるじゃないか。お互いの自転車を見て、あーだこーだ話すことができたら、そら楽しいだろうと思う(相手がそんなに詳しいとは限らないけど)。

同じのに乗っている人がいたらつまらないのではなく、
同じのに乗っている人がいたら楽しい!のである。


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ロングホールトラッカーとの付き合いは5年くらいになるけど、僕は未だこの自転車の底を見ていない。カスタマイズの余地は無限にある。そして愉しみ方も無限大だ。そうロングホールトラッカーは面白いのです。

これは別にこの自転車に限った話じゃない。誰が使ってるとかブランドの世間体がどうかなんて関係ない。自分が「これが良い!」と思ったものは、誰に何と言われようと良いのだ。自信を漲らせて使えばいい。だって趣味なんだから。


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ついでに、旅で走る道も同じだと思う。
誰かが行ったから行くのではない。逆に、誰も行かないから行くのでもない。私がそこへ行きたいと熱望するから行く。そういう道は、既に誰かが行ってようと、誰も行ってまいと「自分の道」になるものです。


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プロフィール

染谷 裕太

Author:染谷 裕太
2012年6月カナダからスタートした自転車世界旅行をきっかけに始めたブログです。当初は単純な旅日記でしたが、現在は旅だけではなく日常も含めた様々な場面で自転車を楽しみ、その面白さを発見し、発信していきたいと思い書いています。

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